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【保存版】4つの無料アクセス解析ツールでWEBサイトやブログのアクセス数を調べる方法とわかること

WEBサイトやブログのアクセス解析について

「4つの無料ツール」

を用いて、経済産業省ITコーディネータの筆者が分かりやすく解説します。

・アクセス解析でわかること
・見るべき重要な指標
・具体的な対策例

についても合わせて解説していきますので、どうぞ最後までご覧下さい。

なお、アクセス解析について知っている方は見る必要はありません。

ブログ記事はこちら⇒ https://creaone.jp/it-tools/it-tools-web/it-tools-analysis/check-accesses-websites/


なぜアクセス解析が必要なのか

WEBサイトやブログのアクセス解析がなぜ必要なのでしょうか?

まずは、アクセス解析の必要性についてお話したいと思います。


WEBサイトやブログには目的がある

そもそも、WEBサイトやブログをなぜやるのでしょうか?

それは、媒体を通して

目的を達成したいからです。


つまり、WEBサイトやブログには

必ず目的が必要です。

・会社のホームページなら「問い合わせ」
・ネットショップなら「注文」
・ブログなら「ページビュー」

というように、目的を持って作るのが「Webマーケティング」の基本になります。


評価しないと改善できない

目的があると分かったら、

・問い合わせ10件
・注文100件
・ページビュー200回

など、目標を明確にしたいですよね?


そして、その目標を達成するのに必要不可欠なのが次のような指標になります。

・アクセス数
・WEBページの滞在時間
・検索結果の順位

これらの数値を明確にする事で、

改善するにはどうすればよいか

という具体的な施策を立てる事ができます。


つまり、アクセス解析を行う事で、

P(Plan)・・・仮説を立てる
D(Do)・・・・実行してデータ収集
C(Check)・・アクセス解析
A(Action)・・改善する

のサイクルが生み出され、WEBサイトやブログの

効果が高まっていくという事になります。


4つの無料アクセス解析ツール

アクセス解析には、

無料で便利なツールが4つあります。


他にも、無料有料のツールが多く存在しますが、まずは、

・Googleサーチコンソール
・Googleアナリティクス
・Bingウェブマスターツール
・Microsoftクラリティ

この4つをある程度、理解できるようになりましょう。


Googleサーチコンソール


WEBサイトやブログのアクセス解析で最も基本になるのが、

「Googleサーチコンソール」です。

Googleサーチコンソール


Googleサーチコンソールでわかること

Googleサーチコンソールでわかることはとても多く、代表的な指標は次のようなものです。

・Google検索エンジンへの登録管理
・検索結果の表示回数やクリックに関する指標
・検索結果における検索順位
・どんなキーワードで検索されているか(クエリ)
・Google検索エンジンによるサイトの網羅状況
・ユーザー体験に戻づくページ状況の確認
・セキュリティ問題


今回は、特に重要な指標と対応できる施策をいくつかご紹介します。


重要な指標「カバレッジ」

インデックスの項目「カバレッジ」では、

Google検索エンジンが認識しているページ情報

を調査する事ができます。


そもそも、Google検索エンジンに登録されていなければ、

検索結果に表示されません。


カバレッジを調査する事で、

正常にページが登録されているかどうか知る事ができます。


「カバレッジ」の対策例

先ほどの「除外」の項目を見て、登録されていないWEBページがあったら、

Google検索エンジンへの登録をリクエスト

します。


やり方は簡単です。

1.Googleサーチコンソール「URL検査」をクリック
2.上部の検索窓に、該当アドレスを入力してENTER
3.「URL が Google に登録されていません」を確認
4.「インデックス登録をリクエスト」をクリック
5.「インデックス登録をリクエスト済み」と表示されたら完了

完了したら、数時間から数日待って、再度状況を確認してみて下さい。


Googleアナリティクス

次に、「Googleアナリティクス」をご紹介します。

「Googleアナリティクス」は単体で利用可能ですが、先ほどの

「Googleサーチコンソール」と連携する事で機能が強化されます。

Googleアナリティクス


「Googleアナリティクス」でわかること

「Googleアナリティクス」の機能は多く、全て説明すると本が1冊書けてしまうぐらいボリュームがありますので、

今回は、特に重要な部分にフォーカスしてお伝えしたいと思います。

・リアルタイムのアクセス状況
・アクセスユーザー数(新規、リピーター)
・アクセスユーザーの属性
・どんな経緯でアクセスしたか
・WEBページごとのアクセス数
・ユーザーの行動フロー
・WEBページごとの滞在時間
・WEBページごとの直帰率(後述します)
・コンバージョン(購入や申込など成果に至った数や率)

今回は、特に重要な指標と対応できる施策をいくつかご紹介します。


重要な指標「ページの直帰率と滞在時間」

サイトコンテンツ「すべてのページ」では、

全ページのアクセス数や平均滞在時間などが分かります。


まず「直帰率」は、

そのページだけ訪れて何もせずに帰った

事を現わしています。


ユーザーは、何らかの目的を持ってサイトを訪れるわけですが、目的に合致するページではなかったため、1ページだけ見て何もせずに帰ったという事になります。


「平均滞在時間」は、ユーザーが

どのくらいの時間、WEBページを閲覧したか

になります。


つまり、平均滞在時間が長いほど、ユーザーは

関心を持ってWEBページを見ている

という事になります。


「直帰率」と「滞在時間」対策例

先ほどの解説からもわかるように、

「直帰率」は低いほど良く、「滞在時間」は長いほど良い

という事が言えます。


できる対策を少し解説していきます。


まずは「ファーストビュー」

最初に見える画面を改善する事で、スクロールして見る人が増え、

「直帰率の減少」と「滞在時間の増加」に繋がります。


また、「直帰率」を下げるには、ユーザーが訪れたWEBページで

何らかの行動をさせる

というのもテクニックのひとつです。

・他のページへのリンクを張る
・クリックしたくなるボタンを配置する
・見たくなる動画を設置する

など、何らかの行動があれば、直帰とはなりません。

結果的に、

「直帰率の減少」と「滞在時間の増加」に繋がります。


Bingウェブマスターツール

次に、マイクロソフトのアクセス解析ツールをご紹介します。

私達が利用している検索エンジンの代表格は「Google」「Yahoo」ですが、もう一つ、

マイクロソフトの「Bing(ビング)」

があります。


「Bing(ビング)」上のWEBサイト管理ツールが、

「Bingウェブマスターツール」です。

Bingウェブマスターツール


「Bingウェブマスターツール」でわかること

「Googleサーチコンソール」と同様に、検索エンジンへの登録状況が確認できます。

ただし、表示されているデータは「Bing」のものに限定されます。

・Bing検索エンジンへの登録管理
・検索結果の表示回数やクリックに関する指標
・検索結果における検索順位
・どんなキーワードで検索されているか(クエリ)
・Bing検索エンジンによるサイトの網羅状況
・セキュリティ問題


また、「Bingウェブマスターツール」には、

SEOチェックツールが備わっています。


機能の概要を解説します。

○バックリンク
 サイトを参照している外部ドメインや被リンクのページが分かる
○キーワード調査
 キーワードのトレンドや、上位サイトを調べる事ができる
○SEOレポート
 サイト全体の内部状況について知る事ができる
○サイトスキャン
 サイトや任意のWEBページをスキャンして、SEOに関する一般的な技術問題を見つける事ができる


重要な指標「SEOレポート」

「Bingウェブマスターツール」では、SEOの項目チェックが便利です。

全体のエラー状態から、個別のエラー状態を知り、対策を打つ事ができます。


なお、あくまで技術な問題になりますので、対策キーワードに関するSEO対策を講じる事はできません。


「SEO」対策例

SEOで、問題のある項目がわかったら、エラーの種類を潰していくだけになります。

例えば、次のような対策が挙げられます。

・見出し(Hタグ)を見直す
・画像にAlt属性を付ける
・WEBページ全体のサイズを減らす
・description(サイト説明文)を見直す


Microsoftクラリティ

無料アクセス解析ツールの最後は、「Microsoft Clarity(クラリティ)」です。

WEBサイト上でのユーザーの動き

を可視化できるツールになります。

Microsoftクラリティ


「Microsoft Clarity(クラリティ)」でわかること

「Microsoft Clarity(クラリティ)」では、サイトを訪れたユーザーが

・WEBページのどの部分をクリックしたか
スクロールしてどの辺をよく見てるか
意図した通りにクリックしたか
ユーザーが何をしたかったか

などを、

録画データを元に知る事ができます。

ユーザーの動きが目に見えるので、対策が立てやすくなります。


重要な指標「ヒートマップ解析」

ヒートマップ解析は、WEBページ上のクリックやスクロールの量を

色分けして可視化したツール

です。


ヒートマップ解析ツールでは、クリックやタップしている量がわかります。

つまり、意図して設計した部分を

どのくらいの人がクリックしたかどうか

がわかります。


逆に、意図していない部分を多くの人がクリックしている場合、何らかの原因があるという事です。


また、ヒートマップ解析ツールでは、WEBページの上から下までスクロールして

どの部分をよく見ているか

が視覚的にわかります。


「ヒートマップ解析」における対策例

次に具体的な対策例をいくつか挙げてみたいと思います。

まず、意図したとおりにクリックを促すには、次のような対策が取れると思います。

・ボタンを大きくする
・ボタンに影を付ける
・リンク文を大きくする、など


また、WEBページ全体をより多くの人に見てもらうためには、いくつか方法があります。

その具体的な対策例をいくつかご紹介します。

・WEBページの順序を入れ替える
・見て欲しいコンテンツを見やすくする
・フォーム等が下にあれば上に配置する
・見出しで抑揚をつける
・画像や表などを効果的に配置する


まとめ

いかがだったでしょうか。

今回は、WEBサイトやブログのアクセス解析でわかることや、アクセス数を調べる方法について

「4つの無料ツール」

をもとに解説しました。

・目的達成のためにアクセス解析は必須
・WEBサイトやブログには目的がある
・GoogleサーチコンソールでGoogleの登録管理を行う
・GoogleアナリティクスでWEBページの価値を知り改善する
・BingウェブマスターツールでBing登録対策とSEOチェックを行う
・Microsoftクラリティでは意図した通りにユーザーが行動しているか知る


ブログやWEBサイトを運営する時には、アクセス解析ツールを活用して

P(Plan)・・・仮説を立てる
D(Do)・・・・実行してデータ収集
C(Check)・・アクセス解析
A(Action)・・改善する

というサイクルで、より良い成果に繋げていきましょう。


ブログ記事では、より詳細に解説していますので是非ご覧下さい。


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