「ガンダムってどれから見始めるといいの？」

去年の10月から始まった「機動戦士ガンダム　水星の魔女」。令和のファーストガンダムであり、ガンダム史上初の女性主人公（スピンオフだと女性キャラが話の中心とかはあった気がする）でもあるこの作品は、それらの話題や主題歌も相まって昨今の新シリーズの中ではかなり盛り上がった。実際私の中でもかなり盛り上がった。水星の魔女の為だけに初めてサブスク（ABEMA）したくらいである。

これを書いている現在は水星の魔女のファーストシーズンが終わり、「閃光のハサウェイ」のTVエディションなるものが3話目を終了し、来週最終回（作品自体は閃光のハサウェイでも全体の1/3しか終わってない）でその次の週からはサンダーボルト、NT（ナラティブ）と続き、4月からは水星の魔女の第2シーズンが始まる予定だそう。

水星の魔女はちなみにアナザーシリーズ（宇宙世紀以外で語られるガンダム）というくくりの作品で、ガンダム初見の人もかなり視聴しやすかったと思う。

アナザーシリーズではないガンダムは宇宙世紀シリーズ（所謂「機動戦士ガンダム」系列の作品）特有の「多少過去の作品の事を知っている前提で作られている」訳ではないからである。（「GUND-ARM」でガンダムと呼称するのは水星の魔女の世界だけ）

ところが現在放映されているハサウェイは宇宙世紀シリーズの作品であり、しっかり楽しみたいなら少なくとも「機動戦士ガンダム　逆襲のシャア」を視聴していないと色々分からない部分が出てくる。（1話でハサウェイの頭の中で響いていた「やっちゃいなよ」やら、ハサウェイの回想で出て来た水色の髪の少女やら）

サンダーボルトもNTも宇宙世紀の作品なので正直宇宙世紀シリーズの前知識がないと「ん？どゆこと？」となってしまう部分が多くなってしまうと思う。（各作品で説明があったりするけど、かなりざっくりなことが多い）

前置きだけで800字程使ってしまったが、今回は「楽しくガンダムを視聴するため3選」と題して私がおすすめする方法を3つほどピックアップして紹介したいと思う。

1．アナザーシリーズのガンダムを視聴する

この方法の魅力は何といっても「その世界の事がその作品のみで完結する」という点である。水星の魔女然り、OO然り、SEED然り（SEED系は派生作品が宇宙世紀並みにあるので別の意味で大変だが）…その作品で出てくるキャラの生い立ちだったり、モビルスーツ（以下MS）の説明だったりはその作品のみの設定なので、宇宙世紀シリーズのような前知識というものがそもそも存在しない。

最近のガンダムが宇宙世紀よりもアナザーシリーズが多く作られているのも、宇宙世紀シリーズの「一見さんお断り」感を出さないようにしている部分もあると思う。

学校の授業である一時代の単元が局所的に好きでその時代の事なら何でも知ってるくらいに勉強した人におすすめである。

2．「劇場版機動戦士ガンダム」を視聴して、宇宙世紀シリーズの知識をつけてから他の作品を視聴する

この方法は「先に宇宙世紀の知識をつけてから他の作品を視聴する」という方法である。劇場版なのでアニメ版というのも存在するがなんせ30分アニメが42話分もあるので、（もちろん全部見る必要はなかったり）せっかくその42話分を3部作の映画（全部で5時間くらい）で履修できるのでそちらをおすすめしたい。

劇場版を見てからは意外とどの作品をどこから見ても割と話が全然分からない、ということはなくなるはず。例外はもちろんあるが、（ZZを見る場合はさすがに事前にZの視聴をした方がいい気がする）キャラの関係図など意外とどの作品も似たり寄ったりな部分があるのでそういう意味でもおすすめである。

勉強とかは順を追ってしっかり勉強していきたい派の人におすすめである。

3.好きなシリーズから視聴する

身も蓋もないが…これが一番いいと思う（）

楽しく視聴できればいいと思うし、あくまで上記は「私はこんな感じで見たほうが理解ができないストレスが一番少ない気がする」方法なだけであって、閃光のハサウェイから見ようがサンダーボルトから見ようがNTから見ようが、楽しく見られればそれでいい。

自由が一番！

好きなシリーズの回想で気になったシーンが気になったりしたときにその作品を視聴する、なんててつまみ食いみたいな視方もできるし、つまみ食いが一番おいしいみたいなところもあるので。

最後に

「ガンダム」という大きな括りで見ると40年くらい続いている作品なのでなかなかとっかかりが難しいような感じもしますが、今ならYoutubeで毎週昔の作品を放映してたりしますし、今のご時世サブスク購入してでも見れるので、是非色々探してみてほしい。

P.S.これもガンダムの話題になると聞かれるので、私が思っていることを文章化してみました。ちなみに私が好きなガンダム作品は「Gのレコンギスタ」「ポケットの中の戦争」「THE ORIGIN」です。