【書感】「宇宙の扉をノックする」を読んで、スケールの考え方が勉強になった話

目次

- はじめに
- 量子力学から導き出される摩訶不思議な世界
- 実社会でトンネル効果を考慮する必要があるか?
- 最も適切なスケールに注目し、不要な要素は取り除く
- 終わりに

はじめに

冬休みなので、仕事と直接関係のない本を読もうと思い「宇宙の扉をノックする」という本を読みました。

この本は素粒子、宇宙論といった物理学研究の最先端を一般の人に理解できる形で書かれた本です(2015年出版)。ページ量が多く、本腰を入れて読まないと大変な本ですが、物理学研究の最先端を知りたい、まだ理解が及んでいない未知の事象に興味があるという方には知的好奇心をくすぐるオススメ本です。

その中で、自分が非常に勉強になったのが、物理学研究の最先端の内容ではなく、物理学者が対象を捉える際に意識している「スケール」の考え方です。

量子力学から導き出される摩訶不思議な世界

科学の問題を捉える際に、適切なスケールで物事を考えることが大事であると、筆者は述べています。それを考える上で、量子力学の摩訶不思議な現象を少し紹介します。

量子力学によると粒子の正確な位置の特定はできず、確率でしか捉えることができません(不確定性原理)。

また、本来通り抜けることができないはずの壁を、ある確率で飛び越える現象が発生してしまいます(トンネル効果)。

この様に、量子力学から導き出される事象の数々は、我々の常識を遥かに超えた摩訶不思議な世界と言えます

実社会でトンネル効果を考える必要があるか?

ならば、我々の生活や仕事において、このような摩訶不思議な振る舞いを考慮する必要あるかというと否です。なぜなら、量子力学で記述される振る舞いは非常に極小な世界で観測される事象であり、我々の人間のスケールでは認識できないほど効果が小さいため、無視して良いのである

例えるならば、野球のバッティングをする際に、投手が投げたボールがバットを通り抜ける心配をする必要はないのである。

最も適切なスケールに注目し、不要な要素は取り除く

上の例から得られる学びは、物事を考える際は不要な要素はできるだけ取り除き、いまの状況で最も適切なスケールだけ注目することが大事という点です。そして、この考え方は科学研究に限らず、仕事にも応用できそうだと感じました。

例えば、自分は何かを考える際に「あれもかんがえないと、これも考えないと。。。」と関係ありそうな要素が気になり過ぎて、なかなか結論が出せない状況が良くあります。

ようするに、「現在考えるべき問題だけでなく、一見関係ありそうだが現状考慮する必要がない事象も含めてしまっている」、つまり「適切なスケールに注目できていないのでは?」というのが原因と考えました。

なので、議論が硬直した際には「今考えなくても良いことを排除し、今考えるべきことに集中する」考え方を意識すると、より見通しの良い議論ができるのではないかと感じた点が、この本を読んで勉強になった点です。

終わりに

単に知的好奇心で読んだ、先端物理学に関する「宇宙の扉をノックする」ですが、インプットした知識をできるだけ実生活に応用できるように考えてみました。

多少こじつけ感(笑)はあるかと思いますが、「スケール」の考え方は実社会でも大事な考え方だと思います。

今年も、様々な分野の本を読んで自分の仕事に応用できる知識をどんどんインプットしていきたいです。

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スキ、ありがとうございます( ´ ▽ ` )
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shinji.uyama

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