私の「あんスタ!」ソロ曲5選。
こんにちは。桜小路いをりです。
今回は、「あんさんぶるスターズ!」のアルバムシリーズに収録されているソロ曲に絞って、「個人的に特に刺さった」という曲をご紹介します。
キャラクターやストーリーについての記述は最低限にしていきますので、あんスタをご存じない方も、ぜひ最後までお付き合いください。
漣ジュン「Back-alley Monologue」
Edenに所属している、漣ジュンくんのソロ曲。
私は、ここ最近、夜寝る前に聴いています。心なしか不眠症が改善されたような気もするような……。
曲名は、直訳すると「路地裏の独白」でしょうか。
ピアノの柔らかな音色から始まるイントロが印象的でした。(桜小路いをり、ピアノの音に弱いです。)
分厚い雲のわずかな隙間からゆっくりと陽射しが射しこみ、暗い路地裏にまでその光が降ってくる、そんな希望が見えるような曲です。
ひとつひとつ際立った繊細な音の粒子が、そのまま「光の粒」のように感じました。特に間奏は、思わず目を細めてしまいそうなほどの眩しい光を、音で表しているようでとても好きです。
漣ジュンくんの歌声も、ちょっと掠れたような、ゆっくりと地に広がっていくような優しい雰囲気が印象的です。独白のような、自分自身の心と対話して、自分自身に語りかけるような歌い方のようにも感じました。
影片みか「琥珀ト瑠璃ノ輪舞曲」
Valkyrieに所属している、影片みかくんのソロ曲。
こちらは、以前下の記事でも詳しく考察させていただきました。
併せて読んでいただけると、とても嬉しいです。
こちらの記事です。
→ 影片みか(Valkyrie)「琥珀ト瑠璃ノ輪舞曲」のこと。|桜小路いをり|note
存在をすっかり忘れ去られた人形と、それを拾った人形師。
その儚いつながりと、別れ、悲哀を歌ったドラマチックな1曲です。
胸が締め付けられるような切なさが曲全体を包んでいますが、その奥に、鮮烈なまでの美しさと熱い想いが垣間見えます。
歌詞の描写ひとつひとつも繊細で、文学作品のような奥深さがあり、一気に世界観に惹きこまれる楽曲です。
台詞を朗読するような歌声や歌い方も相まって、まるで舞台の演劇のような印象も受けます。
「人形」って、よく描かれるモチーフではありますが、私もいつか自分の小説に登場させてみたいなと思いました。
朔間凛月「真夜中のノクターン」
Knightsに所属している、朔間凛月くんのソロ曲。
ピアノの音色に弱い桜小路いをり第二弾です。
(今回、全体のバランスは一切考えず、好みだけで選曲しているので、曲の雰囲気が偏りまくりですがご了承ください……。)
Knightsのユニット曲を聴いていて、なんとなく「凛月くんの歌声って甘い感じで好きだな」と思っていたのですが、この曲を聴いて、その印象がより一層強くなりました。
個人的に、月の光が溶けた黄金色の蜂蜜みたいな声だな、と思います。引っかかるような尖った部分がない、とろりとしたイメージです。
少し吐息が入るような、一途で真っ直ぐな歌い方も、「会えない君を想って」言葉を紡ぐ歌詞にぴったりです。
心をぎゅっと掴まれるような鮮烈な切なさと、柔らかな温かさが共存した1曲となっています。
朱桜司「With My Honesty」
続いてもKnightsに所属している、朱桜司くんのソロ曲。
折り目正しく騎士道精神を重んじる性格が、そのまま楽曲に表れています。
個人的に、この曲は雨上がりのさっぱりした晴れの日のイメージです。
真っ直ぐに、誠実に、信念をもって生きていく。そんな一本芯の通った決意が歌い上げられています。
個人的に、ここの歌詞が特に印象に残りました。
すきっと澄み渡った歌声と真摯な言葉の数々に、そっと背中を押してもらえるような1曲です。朝に聴くと、自然と背筋が伸びます。
逆先夏目「Secret Gravity」
Switchに所属している、逆先夏目くんのソロ曲。
「魔法使い」がコンセプトであるSwitchのリーダーを務め、自身も占い師をしているキャラクターです。
公式のプロフィールには、「くすぐるような悪戯っぽい歌声」という記述があるのですが、それ以上にぴったりな言葉が見つからないので、そのまま紹介させていただきます。
掴みどころがないような、ふわっとした雰囲気、でもほんの少し気障な印象(歌詞のせいもあるのかな……)もあるような、得も言われぬ魅力があります。
話し声だと大人っぽさやミステリアスな雰囲気が強い印象でしたが、歌声はちょっと甘さや温かみが強くなっている印象です。
「Gravity」は、ここでは「引力」と訳すのがぴったりかな、と思います。
ちょっと悪戯好きな雰囲気もありつつ、ひたむきな想いを歌った1曲。そういう意味では、「Gravity」を「生真面目さ」と訳してもいいのかも……? なんて思っています。
まとめ
今回は、私の「この曲が好き!」の想いを存分に詰め込んだ記事になりました。
いわゆる一般的なキャラクターソングって、私は「あんスタ」を知って初めて聴きました。(「MILGRAM」はまた趣向が違うので、別枠ということにしておきます)
そのキャラクターの人となり、思考、過去、想いがぎゅっと1曲に凝縮されているのが何ともドラマチックで、最近はよく聴いています。
個人的に、創作の参考になっている部分もあり、さらに世界が広がっています。何事も、足を踏み入れてみないと分からないな、と感じました。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
近々、ユニット曲についてもまとめて書いていきますので、楽しみにお待ちいただけると嬉しいです。
これからも、素敵な音楽をたくさんご紹介していきます。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。 私の記事が、皆さんの心にほんのひと欠片でも残っていたら、とても嬉しいです。 皆さんのもとにも、素敵なことがたくさん舞い込んで来ますように。