第5章 甘酒効果の科学的な実証


2018年4月、金沢工業大学バイオ・化学部応用バイオ学科尾関健二教授の研究室と、米こうじを使った麹漬の素や甘酒製造等を手がける厚生産業株式会社(岐阜県揖斐郡)との共同研究により、甘酒を飲むことによる、便通改善、コレステロール低減、肥満抑制の効果の科学的な裏付けが世界ではじめて実証されたことが発表されました。

米のたんぱく質、プロラミンパワー

米麹の甘酒の原料となる「米」に含まれるたんぱく質の10~15%程度を占める「プロラミン」。このプロラミンは「レジスタントプロテイン」と呼ばれる難消化性タンパク質の一種で私たちの体内で消化・吸収されずに腸へ届き、食物繊維のような働きをしてくれます。

ー期待できる効果ー
・便秘改善
・コレステロール排出促進
・肥満抑制効果

\甘酒×筋トレ/
甘酒に含まれる「レジスタントプロテイン」は脂肪を吸着し、便として排出する働きがあり、食事にうまく取り入れることで良質な筋肉を作るサポートをしてくれます。

甘酒の原材料によって含まれるプロラミンの量は変化してきます。プロラミンが多く含まれる順から「米麹と米のみから製造されている甘酒」「米麹と酒粕のみから製造されている甘酒」、「酒粕のみから製造されている甘酒」、「米麹のみから製造されている甘酒」となります。
酒粕や米こうじよりも「米」の含まれている割合によりプロラミンの量が上下しています。酒粕や米こうじはもとをたどるとすべて「米」ですが、米の加工処理により変化していくことが分かります。

効果的な甘酒の摂取量

今回の研究の中で便秘改善やコレステロール排出促進、肥満抑制効果を発揮するためには1日に約113gのプロラミンを摂取することがすすめられており、米麹と米で作った甘酒ならコップ1杯(約150ml)を飲むことで、機能性を発揮できるプロラミン量を摂取することができます。

甘酒のカロリーはごはんの半分、100gで約81カロリーなので1日コップ1杯あたりが目安と言われており、偶然にも体にちょうどいい量が目安量となっていたということですね。

あまざけ学へ戻る

この記事が気に入ったら、サポートをしてみませんか?気軽にクリエイターを支援できます。

note.user.nickname || note.user.urlname

スキ・フォローありがとうございます。 甘酒の研究や取材につかわせていただき、甘酒コンテンツで還元させていただきます。

お疲れ様です!甘酒でも飲んで一息つきましょう\(^^)/
14

マリさん@あまざけ

あまざけのある生活を楽しむ。 甘酒コラムや学び\商品づくり\レシピづくりについて綴っています。 ▼甘酒×ライフスタイル amagocoro ▼醸して体験、発酵コミュニティ kamosuba

あまざけ学/甘酒の参考書

//随時アップデート中// 甘酒の歴史・文化やその効果まで甘酒について幅広くまとめたマガジンです。昔の文献をはじめ甘酒に関する書籍や論文を文章や図で分かりやすく?まとめています。
コメントを投稿するには、 ログイン または 会員登録 をする必要があります。