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アナザーユートピア─「オープンスペース」から都市を考える【NTT出版】

「都市の余白」から、夢を描く! 
槇文彦の問いに、分野を超えた17名の論者が応答する  

建築家・槇文彦は近年の論考「アナザーユートピア」で、これまでのように建築から都市をつくるのではなく、「オープンスペース」――広場、路地、道、空き地、原っぱ、等――を中心につくることが、都市の未来、賑わい、人々の交流をつくるのではないかと主張し、都市・建築分野を超えて、多分野の人に取り組んでほしい課題として問題提起をした。

本書では、槇の問題提起を受け、さまざまなジャンルで活躍する若手からベテランまでの17人が、それぞれの角度から「オープンスペース」という概念を深めることで、2020年以降の日本の都市のあり方に一石を投ずる。

建築ではなく,広場や原っぱ,道など「オープンスペース」から都市を考えることを提案した槇文彦の論考,「アナザーユートピア」(『新建築』2015年9月号掲載い).
この都市生活の悦びを増幅させる何かがオープンスペースにあるのではないかとという問いかけに対し,本書ではオープンスペースを「考える・調べる・つくる・つかう」の4つの段階に分け,都市歴史学の陣内秀信や学芸員の藪前知子,法律家の水野佑などさまざまな分野の専門家がオープンスペースのポテンシャルを実践的な視点で分析.より豊かな都市生活を実現するための道筋を提示する.(Na)


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