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新しい体験をデザインする!これからの時代に求められるレストランのカタチとは。

自分のVALUを盛り上げるためにこれまでちょっとしたコラムをVALU上に投稿していたのですが、1000文字制限があって不便なのでこちらで紹介していきます。

「どうせ同じ時間とお金を使うんだったら、美味しいところへ」という考えで、昔からご飯屋さんを探すのが好きで色々行っているのですが、これからはこういうのが流行るんだろうな〜というユニークな形態のレストランがあるのでご紹介したいと思います。

結論から先にいうと、食事のクオリティはもちろんのこと、どれも”ここだけの体験”にフォーカスしたものになっていて、そして同じテーブルの人たちとの”繋がり”を感じられる、というのが共通してあるように感じます。

相席屋をはじめ恵比寿横丁や肉横丁、沖縄の国際通り屋台村やせんべろ居酒屋の大盛り上がりをみても、一体感というのは重要なキーワードだと感じます。


シェフへの共感を軸に見知らぬ人と食事を楽しむ

事前にスマホでシェフと料理を選んでチケットを買い、指定された場所で見知らぬ人たちと共に食事を楽しめる形態のレストランが米国でじわじわと人気になっているようです。

Feastlyというサービスに代表されるのがそれですが、いわば食べたい人と作りたい人を繋ぐという夕食版「Airbnb」ですね。一般客を相手にしないので、ガレージや庭などユニークな場所で食事体験ができるというのがポイントです。

日本だとkitchhikeというサービスがあり、「料理イベント」というネーミングで訴求していますね。このようなソーシャル体験はまだまだ流行りそうな気がします。

徹底的に演出された食のエンターテイメント

1日10人限定、完全体験型の上海にあるレストランです。

1日の客数を限定しているレストランは世界的にも数多くあるかとは思いますが、上海にある「Ultraviolet by Paul Pairet(ウルトラバイオレット by ポール・ペレ)」というレストランは、味覚だけでなく五感をフルに満たしてくれる「超VIP」で「非日常」の体験を与えてくれるサロンとして、話題を呼んでいます。

とのことで、すごいワクワクしますよね。そこからインスパイアされているであろう、日本の81というレストランには行ったことがあるので、まさに食事というよりもショーで、すごい体験でした。

1日10食限定、テーブルは1卓のみ、予約できた人は路上に集合し迎えにきた黒塗りの車でレストランまで案内されるなど、住所も非公開のレストランなのです。そして店内はプロジェクションマッピングで演出され、スタッフの衣装も毎日替わるといいます。すごいレストランだ...笑 レストランの概念にとらわれない、体験を徹底的に重視したお店と言えるでしょう。


1種類の料理とワインのみ

7月にオープンしたばかりの「OUT」というお店ですが、話題になっていたのでご存知の方も多いでしょう。

そのコンセプトは「One dish. One wine. One artist. (ひとつの料理、ひとつのワイン、ひとつの⾳楽)」という極めてシンプルなもので、そのレストランに入れば選択肢はありません。1種類だからこその、こだわり抜かれたマリアージュがレコードによる音楽と共に美食体験へいざないます。

券売機でオーダーするというミニマリズムの徹底ぶり、3人のオーストラリア人によって実現されたこのレストラン、前述のウルトラバイオレットを対局をなすようですが、ここだけの体験という意味では共通していると言えるでしょう。


どれもとても面白いですよね。特にソーシャルダイニングの形態を展開するシェフなどこれからどんどん増えてきそうです。

ということで僕のVALUはこちら。これからもテクノロジーを軸としたコラムを出していきますので、ぜひウォッチリストへの登録をおねがいします




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