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お坊さんと保育園の二足のわらじ

平日は保育園の副園長、土日はお坊さんをしています。

皆さんのお家の近くにもありませんか?
お寺の隣に保育園があったりするところ。

それが私の仕事場であり、家です。

なぜ選んだのかと言われれば、選んだ記憶もありません。
物心ついたらお坊さんになってました。

祖父に連れられてお盆参り。
それが小学生ながらに嫌じゃなかったんだと思います。
その延長が今に続いている感じです。

仏教系の大学と大学院まで行かせてもらったあと、選んだもう一つの道は保育園の先生でした。
とはいっても、保育士ではなく事務職です。
家族経営している保育園なので、他の職員さんとはちょっと違うポジションです。担任してもらった先生と一緒に仕事する複雑なポジションですね笑

お坊さんの仕事は、お経読むだけでしょ?と思われがちですがそれだけじゃありません。
機械使って境内の掃除したり、修繕でDIYしたり。
Excel駆使して檀家名簿作ったりもして、雑務が多いです。

それでも、この仕事のやりがいを感じるのは、檀家さんと話している時。
地元の昔の話を教えてくれたり、心から感謝されたりです。
人と話すのが好きになれたし、それは好循環をもたらして、老若男女問わず人の輪がどんどん大きくなっていく。その感覚が僕は大好きですね。

一方、保育園では子ども成長を間近に感じながら仕事ができます。
担任を持っているわけでもないので、0歳から5歳まで幅広く見ながら。

プラプラしてるだけだと問題なので、誕生日を迎えた子どものポートレートを撮っています。
一瞬一瞬が貴重である子どもの時期を、形として思い出に残すお手伝いができているということは本当にやりがいを感じます。
決して給料は高くありませんが、それでも毎日が楽しいです。

仕事は楽しくないと続きません。
楽しくできないと続けられません。

上司もいない環境で、自分で課題を見つけて取り組まなければいけない環境でしたが、自分で楽しむポイントを模索しました。

常に2つの仕事を並行してやっていますが、いまこうして続けられているのは仕事の中に楽しさを見つけることができたから。

楽しさを見つけるためには、まずは周りに感謝すること。
これが仕事をする上で一番大事なことだと思います。

#この仕事を選んだわけ
#お坊さん
#保育園

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