暮らしのなかで。

埼玉のとあるお寺で、次男坊として私は生まれました。
お寺と平行して、幼稚園や保育園をやっていたので、四六時中周りの目を気にしながら生きていく、そんな毎日でした。

同級生からはお金持ちーなんてからかわれたり、妬まれたりはしょっちゅうで、当時は本当に嫌でしたが、今思えば本当にそうだったと思います。
明らかに良い暮らしをさせてもらってました。それに関しては実家と両親には本当に感謝しかありません。

お坊さんの大学へ進み、中学高校の教員免許を取りました。人生で一番勉強して、遊んだ時期でした。趣味である音楽や料理に没頭できて人生で一番エンジョイしていたのは言うまでもありません。

その後、大学院まで行かせてもらえて、貴重な経験をたくさんしました。勉強の方はダメダメでしたが、深く調べ、学んでいく習性はこの時期に培われたものだと思います。

大学院卒業後、家業であるお寺と保育園の仕事に加わります。もちろん家族経営なので、経営側の人間として。
社会人一年目なのに、誰からも指示されず仕事を自分で探すのは本当に辛い経験でした。手探りで仕事を見つけて、職員の待遇向上に向き合ったり、四苦八苦しながら過ごす毎日です。

保育園に入って5年が過ぎ、副園長になった私は結婚することになります。マッチングアプリで知り合った女性です。趣味のサウナを共通項として、一気に仲は深まり、知り合ってわずか1ヶ月半でプロポーズ。3ヶ月後には入籍をするというスピード婚だと思います。

しかし、2022年春、こんな順風満帆な生活が一変します。

突然、名古屋のお寺に就職することになりました。
娘の誕生、引っ越し、転職が一気に重なり、生活は一変。まるで別人になったかのよう。

慣れない土地での暮らしや育児。住環境の変化。
人を使う立場だった人間が急に使われる立場に。
お寺に勤めるサラリーマン、人呼んで、寺リーマンになったのです。


こんな経歴の私が、一児の父親となり、日々の暮らしで感じたことを書き綴っていきます。

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