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ひらめくさくらの一瞬に

散りゆく
さくらの花びらは
永遠を
宿している

ひらめく
うすくれないの
一瞬に
見えた いいえ 感じた

それは
無限につむがれてゆく
生と死
それとも 神

あなたは こんなにも
儚く
小さなものにまで
尊い美しさを与えられる


◇なぜ秋なのに桜の詩を……と思われるかもしれません。ひらひらと舞い散る桜の花びらに、永遠を見たような気がしたのは、数年前の春。その感覚はずっと私のなかで生きていて、いまやっと、このようなことばになりました。***写真は今年の春、馬の博物館で撮影した桜です。

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