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周りに愛されるニュータイプの“姫”なかよしビクトリーズ岡田さんに話を聞いたらもっと虜になった

このインタビューを通して、なかよしビクトリーズ岡田さんのことを以前よりもっと好きになりました。この記事を最後まで読んでくださった方は、私と同じ様に岡田さんのことを好きになっていただけるはずです。
いつも何かに怒っていて、いつも何かに巻き込まれている。そしていつも輪の中心にいる岡田さん。その岡田さんのお笑いに対する思いを聞きたくてYoutubeチャンネル『岡田を追え!!』のレンタルいいやつという企画で私の家に岡田さんを招いてインタビューをさせていただきました。

Youtubeチャンネル岡田を追え!!

岡田さんTwitter

岡田康太。なかよしビクトリーズのツッコミ担当。 結成当初は「ロシア計画」というコンビ名で活動。2009年の新しい波への出演を機にコンビ名 を「オレンジサンセット」に改名。2010年~ホリプロコムに所属。2016年に解散。2018年、 相方の下村の芸能界復帰により新オレンジサンセットとして再結成。2019年2月からなかよし ビクトリーズとして活動。 

――私自身岡田さんの大ファンで今回インタビューさせていただくことになりました。よろし くお願いいたします!

岡田 あざますぅ。うれしいです(笑)


きっかけはハッチポッチステーション。通知表には先生からお笑い芸人になるべきと書かれるほど

――まず、岡田さんが芸人を目指そうとしたきっかけは何でしょうか。

岡田 小学3年生のときに見たハッチポッチステーションの替え歌のコーナーで『不思議なビス ケット』をグッチ雄三さんが歌っていて。『ポケットの中にはビスケットが一つ♪ポケットを叩くとビスケットが割れた♪』って。割れたで!って思って、それが面白くてめっちゃ笑ったんで すよ。さらにそのあと、『もう一つ叩くとビスケットが粉々♪』て続いてそれ見ておもろすぎておしっこ漏らしたんですよ。

――漏らすほど爆笑したんですね。

岡田 ちょうど小学生のときで替え歌が流行ってたんですけど、当時周りが歌ってた替え歌はあまり面白くなかったけど、この『不思議なビスケット』は面白かった。その替え歌が面白かっ た要因は元の歌を替えすぎてないことだったんですよ。それに気づいてから自作の替え歌を披露するようになって、ウケるようになりました。それ以降、お笑い番組を見るようになって出てくるキャラクターをそのまま真似たりオリジナルのギャグをして「おもろいヤツやな」ってなっていきました。給食の時間に牛乳を飲んでいる相手を笑わせて、吐かせた回数を競うみたいなこともやってた。自分が吐かせるのうまい人になって、それからよりおもろいって言われるようになりました。すると通知表の先生のコメントにも『お笑い芸人になったらいいと思 う』って書かれだして。

――通知表の先生のコメントに書かれるってすごいですよね。

岡田 あんま先生がそんなこと書かないと思うんですよね。小学校卒業して中学に入ってからも変わらず人を笑わせるのが好きやった。中1の担任の先生との三者面談でも「芸人になった方がいいです」って言われた。そこから中3になって、今の相方の下村と初めて同じクラスになって出会った。その頃から、いろんな人の漫才を見てたので、漫才をしたいなと思ってた。 下村がおもろいって知って、教卓の前で二人で喋ってたのがきっかけ。中2からネタ帳にネタを書いてたので、下村とネタ合わせして昼休みに学校でちゃんとしたネタを披露した。学年のほぼ全員が集まって、遠くにあった職員室まで笑い声が響いて先生がびっくりして教室に来るくらいウケた。そのときがコンビ組んでて一番ウケたときなんですけどね(笑)そこで、漫才本気でしたいと思い始めた。そこから高校に入って...きっかけに対する答えながっ!(ここまで 10分ほど岡田さんが話し続けている)まだ続きますよ(笑)

――たくさん話してくださって嬉しいです!そのとき組んでたコンビ名が『ロシア計画』ですか?

岡田 高校の時が『ロシア計画』だったんです。高1のときに『M-1甲子園』っていう大会が あって、三重で予選があった。そこで地区優勝したけど、決勝はいけなかった。敗れたけど決勝に見に行ったら、みんなむちゃくちゃおもろかった。当時の、『令和喜多みな実』さん、『テゴネハンバーグ』さんとかが決勝に残ってて、優勝したのは『TEAM BANANA』さんだった。高2も出場して、地区優勝したけど決勝はいけなかった。高3になってもまた同じで。そのときに、徐福さんという方が、今もまだk-proで開催してる『レジスタリーグ』という本当に面白いU22を決める大会を立ち上げた。そこに出場して6位だった。その大会にフジテレビの人が来てたみたいで、急に徐福さんから電話がきて「今から人生変わるかもしれんこと言うわ。フジテレビの人が会ってオーディションしたいって言うてる。次のバラエティ番組のセンターになれるかもしれん。」って言われた。そのあとディレクターさんが奈良まで来てくれて下村の家でネタ見せした。その時に見せたコントが面白かったらしく、そのネタで『新しい波16』に出た。お笑いの裏方になろうか迷ってたけど、コント番組が決まって夢だった芸人になる決断をした。...で、なんやかんやで現在は3万7千円の家に住んでます。


家賃3万7千円の自宅で行うライブは個展のつもりで始めた

――なるほど。昔から人を笑わせるのが好きだったんですね。今回インタビューするにあた り、再度岡田さんのことを調べたのですが、趣味が「自作の地図を書くこと」とあったのですが、本当ですか?

岡田 めっちゃ昔ですね。小学校のときに自分の想像の町作ってました。

――その頃からクリエイターだったんですね。

岡田 そうなんです(笑)趣味で町の風景作ってましたね。色んな帯に風景とか描いて帯の展 示会とかしたいと思ってた。今もやってる『岡田の家』ってライブも元は個展のつもりだったんです。冷蔵庫が三つあったり変なところがたくさんあるので展示物みたいに説明を書いて近くに貼っていって説明しようと思ってた(笑)でも見られるものが少なくて、岡田の家の近 くに新国立美術館とかあるのにわざわざアクセス悪い家まで来てもらって見せるものこれだ けって申し訳なくてトークライブに変えた。

――岡田さんが個展開いたら絶対行きますので開いてほしいです。『岡田を追え!!』チャンネル登録者数1000人突破おめでとうございます。先日、渋谷で1発ギャグ100個 してましたがどうでしたか?

▼渋谷でギャグ100個実行中の様子

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岡田 色んな人が来てくれてました。男の人ばっかでしたね、立ち止まって見てくれてたの。あれをした目的は人気者になるためです。

――私も見に行きましたが面白かったのでまたやってほしいです。 

岡田 やらへんねん。二度とやりたないです。恥ずかしい。 

岡田軍団の団長、岡田さんが輪の中心で居られる理由は『人を否定しない』こと

――岡田さんの周りには本当に素敵な人が集まってきますよね。岡田さんの魅力によるものだと思いますが、ご自身ではなぜだと思いますか?

岡田 なんでやろなー。

――先日行われた『岡らーめん』(岡田さん考案のらーめんを食べながら岡田さんのトークを楽しむらーめん屋さんでのライヴ)でゲストのXXCLUB大島さんが「岡田さんは姫」っ て言ってましたもんね。

岡田 僕が大事にしてるのは、誰かにとって嫌なヤツでも別の人から見るとすごいってことは あるなって思ってて。そういうの見てるから、人が来てくれるんかも。例えばフワちゃんと か、一般的に見たら何やねんこいつって感じじゃないですか。僕が紹介したバイト先でもめっ ちゃさぼってたり。でも本気では怒らないですね。僕には怒る資格ないって思う部分もありますし。お笑いやってると、変な人がおもろいと思ってしまう。僕はツッコミやけど、人を否定しないからかなー。欠点があっても否定しないし、欠点とか悩みも「ええやん」って言ってしまう。改善点は指摘するけど、「こうするべき」って否定はしない。MCとか向いてない。整理したり、指摘とか断言が出来ないんですよね。中心にいるのに整理できない、それこそ姫ですよね (笑)

――否定しないって相当難しいですよね...。否定的な気持ちになったりもしないですか?

岡田 あんまりならないです。例えば誰かに「マナー良いひとがいるからフィーチャーされてるだけやからな」って指摘することはあるけど、「マナー直せよ」とは言わないし、 思わない。

――岡田の家(岡田さんの家で行われるトークライブ)とかでは、結構お客さんにツッコんで くれたりしますよね。 

▼『岡田の家』でお客さんにピースする岡田さん

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岡田 それって、お客さんから自分に対してのイジリやからツッコめるんですよね。あとは、 人の行為に対して否定することはあってもその人自身を否定することはない。
「罪を憎んで人を憎まず」みたいな。

――今後の芸人としての目標は?

岡田 目に浮かんでるのは、番組で変な場所の中継先に僕がいてスタジオから全く呼ばれなく て、しぶしぶ呼ばれて「はよ呼べや!!」って僕が怒って一応レポートするけど、スタジオは 聞いてなくて...みたいな。で、空気がファラファラーって感じになって中継がフェードアウト していく。いつかそういう感じで番組に参加するのが近々の目標ですね。

――その岡田さんが見れるの楽しみにしてます!ありがとうございました。

読んでくださりありがとうございました。岡田さんの魅力が少しでも伝われば嬉しいです。多くの方に岡田さんのトークを聞いてファンになってもらいたいので、ライブに是非足を運んでみてください!

『岡田を追え‼︎』のYoutubeチャンネルでは、岡田さんの色んな面が見られるのでチェックしてみてください。個人的なおすすめ動画は『色鉛筆にぶち切れする岡田さん』の動画です。

https://youtu.be/NPahD1zfmNs

今回はお話を受けてくださった作家の佐野さん、岡田さんありがとうございました。




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