Hagakure Notes

ビジネス・会社員という枠組みの中で、毎朝毎夕、いつも死ぬつもりで仕事し、いつも死身にな…

Hagakure Notes

ビジネス・会社員という枠組みの中で、毎朝毎夕、いつも死ぬつもりで仕事し、いつも死身になっていれば、自由を得、一生落度なくシゴトをまっとうすることができると考えて日々生きる。 徒然なる備忘録的、独り言的note。

最近の記事

遠藤航とリバプールの秋風

慌ただしい移籍後遠藤航がリバプールで存在感を出し始めている、とのAthleticの記事。先日は、彼の4人の子供たちが新しい学校(@リバプール)で最初の日を迎えた。遠藤は家族が新しい生活に適応していることに心から喜びを感じている。 わずか6週間前にブンデスリーガのチーム、シュトゥットガルトから1600万ポンドで移籍してきた遠藤は、今日のCarabao Cupでレスター・シティに対する3-1の勝利に大いに貢献した。遠藤が加入することにより、リバプールの中盤はさらに力を増した。30

    • 書評: 並外れたマネジャーになる 80対20の法則

      Richard Kochが強調する80/20の法則(またはパレートの原則)は、現代のビジネス思考においても非常に重要なテーマです。この法則により、最も影響力のある活動に優先的にリソースを割り当てることで、最大の成果を上げることができます。この法則は多様な文脈で適用可能です、マネジメントコンサルティングから個人の成長に至るまで。 Bill Bain:主要なクライアントに焦点を当てる Bill Bainの戦略は80/20の法則と完全に一致しています。業界でトップのクライアント

      • 睡眠とパフォーマンス:スポーツからビジネスまでの多角的アプローチ

        はじめに睡眠と回復は選手のパフォーマンスに重要な要素であり、これに鼻呼吸も密接に関連している。鼻呼吸はただ単に「呼吸」で終わらない多面的な効果を持つことがわかる。このような睡眠と回復、そして鼻呼吸に関する科学的アプローチは、今後もますます注目されるであろう。 Haalandと鼻呼吸Erling Haalandは睡眠の質を高めるために、口をテープで塞ぐ方法を採用している。専門家Patrick McKeownによれば、鼻呼吸は背中の痛みを減少させ、リラクゼーションを促す効果があ

        • ペップ・グアルディオラの適応力と問題解決能力がもたらす成功

          マンチェスター・シティの監督、ペップ・グアルディオラは選手の個々の特性と能力を緻密に分析する。この詳細な分析に基づき、最適な戦術と布陣を展開している。この結果、多様なゲーム状況での成功が可能である。 グアルディオラが非常に重視するポイントは、各プレーヤーの長所と短所をしっかりと理解し、その上で効果的なローテーションを施すことである。例えば、リヤド・マフレズとベルナルド・シルバが同じポジションでプレーする場合もあり、その際にはそれぞれの選手が持つ特性に応じて出場選手が決定され

        遠藤航とリバプールの秋風

          結局、MCIは今シーズン強くなったの?

          序文Manchester Cityは現在プレミアリーグでトップを走っていますが、夏の移籍市場でメンバーがガラッと変わり、一部のファンからは「あれ?弱くなった?」という声も聞こえてきます。 主力選手が5人も退団し、新しい顔ぶれも加わっています。さらに、主要選手が怪我で消えている中、それでもNewcastle Unitedには勝利。しかしその状態は、スターターとNathan Akeを含めても12人しかいなかったのです。 というわけで、このチームは前進しているのか、後退しているの

          結局、MCIは今シーズン強くなったの?

          2023年夏のマンチェスターシティ:移籍市場での動き

          はじめにマンチェスター・シティの夏の移籍で、Jeremy Doku、Josko Gvardiol、Mateo Kovacic、Matheus Nunesなどの選手が加わった。対照的に、クラブを去った選手も多く、Joao Cancelo, Ilkay Gundogan, Aymeric Laporte, Riyad Mahrezなど、重要なメンバーも含まれた。 クラブはMateo Kovacic、Josko Gvardiol、Jeremy Doku、Matheus Nunes

          2023年夏のマンチェスターシティ:移籍市場での動き

          なぜ元中盤選手に名監督が多いのか

          はじめにプロのサッカー監督とは、キツイ職業である。勝てば官軍負ければ賊軍を地で行く職業であり、シーズン途中に職を失うことも珍しいことではない。また、クラブとファンがプレースタイルに対して今まで以上に高い要求をしている一方で、監督の平均在任期間はこれまでで最も短くなっているというデータもあり、厳しさは増す一方である。 今回もまた、The Athleticに興味深い記事が掲載されていた為、かいつまみながら、「名監督のレシピ」たるものについて考察してみたい。 名監督の5大要素戦

          なぜ元中盤選手に名監督が多いのか

          マンガ脚本概論について

          マンガ脚本概論とは 『漫画脚本概論』は、面白い漫画を作るために必要な脚本ストーリーの書き方のエッセンスが書いてある本です。ビジネスパーソンにとってもストーリーの重要性が広く認識されており、面白いストーリーを話すことが仕事を成立させる要素の一つであるということがあります。この本で語られている面白い話に共通する三つの要素は、ストーリーを前に進める推進力、リアリティのある描写、そして広がり、深みを持たせるテーマ設定です。これらの要素は、ビジネスにおいても重要であるため、価値のある

          マンガ脚本概論について

          ネガティブケイパビリティについて

          今日は、最近、意識して取り入れようとしている考え方「ネガティブケイパビリティ」について今まで分かったこと、考えたことについて軽くご紹介したい。 そもそも、ネガティブケイパビリティとは何か? ネガティブケイパビリティとは何か、を説明する前にその対にあるポジティブケイパビリティについて 話したい。ポジティブケイパビリティとは、要は「問題解決」であり、「曖昧なものに白黒つけて、前に進めるチカラ」 と言える。 俗に言う「コンサルタント」とは、問題解決を生業とする人間である。 こ

          ネガティブケイパビリティについて

          「偽サイドバック」の新たな地平線@シティ

          偽サイドバックとは 「偽サイドバック」という言葉を聞いたことはありますか? 英語では、「Inverted full-back」と言ったりします。偽サイドバックとは、守備時のポジションはサイドバックであるにもかかわらず、ボール保持の局面ではボランチの横でプレイしたり、インサイドハーフのような役割を果たすサイドバックのことを言います。グアルディオラ監督が多様する戦術で、同氏がバイエルン・ミュンヘンを率いていた時代から積極的に使われ始めました。 偽サイドバックの利点 偽サイド

          「偽サイドバック」の新たな地平線@シティ

          ジャック・グリーリッシュ@シティ問題

          昨シーズン、鳴り物入りでアストン・ビラからシティに移籍したジャック・グリーリッシュ。昨シーズンのシティでは、「特段悪くはないが、いまひとつ」といった評価が多かったように感じます。 では、今シーズンのグリーリッシュはどうか? ぶっちゃけグリーリッシュ、どうなのよ 結論から言うと、今シーズンのグリーリッシュは最もパフォーマンスの高い選手の一人です。2月25日時点での数値ですが、彼が出場したプレミアリーグの試合は8割近い勝率で、逆に出てない試合は勝率3割。ハーランドほど目立った

          ジャック・グリーリッシュ@シティ問題

          マンチェスター・シティに関するギモン

          今年もプレミアリーグ、チャンピオンズリーグが佳境を迎えつつあります。 私は昨シーズンからマンチェスター・シティを応援しており、彼らの今シーズンの戦いを見守ってきました。 今シーズンは、シティにとって「特殊な年」と言えます。 一つは、ワールドカップが途中で開催されたこと。 そして、ハーランドというストライカーが加入したこと。 この2つが他のシーズンと比較して大きくチームを取り巻く環境が異なる点です(一つ目は、どのチームも同じと言えばそうですが)。 本記事では、今後のタイトルレ

          マンチェスター・シティに関するギモン

          論点の解法について

          論点の解法ってなんじゃらほい 先日は、論点の階層(レイヤー)について思う所を書き記しました。 要は、「論点というのは、必ず持ち主がいるものである。」ということが言いたかったです。 さて、論点に関しては、階層以外にも重要なポイントがあります。 それは、論点の「解法」に関してです。(下記図のZ軸) 論点の解法とはズバリ、あるお題(例、売上を1.5倍にするには?)に対して、 「コレとコレとコレ、この3つを解けば、そのお題は解けます」 という類のものです。これにはある程度「型」

          論点の解法について

          「動物化するポストモダン」読了後の雑感

          ちょっとばかりのワタクシ話 怪しい人間に勘違いされるリスクを踏まえつつ、カミングアウトしますと、大学時代「宗教と哲学」を中心に学んでいました(神学部ではありませんでしたが)。興味をもったきっかけは、逆説的ながら、「自分には理解できない世界そう」だったからです。自分が10代の多感だった時期に、「オウム真理教」「911テロ」などの事件がありました。自分の中で、何故このようなことが起きてしまったのか、理解できずに悶々とした日々を過ごした記憶があります。その後、大学で宗教や哲学、も

          「動物化するポストモダン」読了後の雑感

          論点の階層について

          コンサルタントの仕事をする上で、避けずに通れないのが「論点」という単語です。実際、「論点」とは色々な意味・文脈で使われますし、コンサルティングの仕事をしていると最も使用頻度が高い単語の一つでしょう。だからこそ、この「論点」という言葉について考察をしてみたいと常々考えていました。以下にその一端をご紹介します。 (そもそも)論点とは何か 私の解釈では、所謂、コンサルティングの現場で使われている「論点」は「論点仮説」を短縮したものである、と捉えています。但し、これだけではまだ定

          論点の階層について