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10代の詩

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記事一覧

青空

澄み渡る青空に 僕は期待を寄せている 

今日という日が輝くものになるように

そんなことを心の中に持ちながら 

今を過ごせたらいいのにな

そう たとえ人々の“当たり前”に

自分の日々が流されてしまいそうになっても 

そう たとえ小さくて壊れそうな夢が

遠くへ消えていってしまいそうになったとしても 

この青空に 僕は期待を寄せている 

この青空と一緒に歩いていけるように

澄み渡る青

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ラブソングを聞き重ねてもー愛を持たない人ー

今日もお酒を飲んでしまった。
でも何か思ったことを書きたくなったので書こうかなと

たくさんの恋歌を聞いて、たくさんの失恋歌を聞いて
まるで自分が恋愛を重ねているかのような気分になって
また新しい恋を、新しい出会いを見つけようと踏み出そうして。

でも本当の自分は、誰にも愛されたことがなくて、誰かを愛そうとすればするほど、その誰かは自分を決して愛してはくれない。

この世は、「愛」があることが前提

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問いながら答えて (詩1)

問いながら答えて (詩1)

ーこの詩を書いていた時ー
ー詩ー

ーこの詩を書いていた時ー

今年がもし最後の年になってしまうかもしれない。
その前に自分が残したかったことを世の中に出していこうと思う。

というのも、歌がへたくそなくせに歌手になりたかった。
どちらかというと滅んだ自分の世界を取り戻すために
「有名人」になりたかった。

その時に書いていた思いとかをずっと放置していた。(忘れていた汗)

せっかくだから、最近日

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恋を奏でていけば (詩2)

恋を奏でていけば (詩2)

ーこの詩を書いていた時ー
ー詩2-

ーこの詩を書いていた時ー

当時から恋というのや愛というものが
自分に縁の遠いものだと思っていたのかと読み返し見て思う。

多感な時期だから「疑似的つがい」のようなものに憧れる。
そして、そこに付随するだろう行為にも輝いて見えてしまう。

まだ未完成な状態でも「類似的」なことはいくらでもできる。
成人を迎えたところで、
本当の意味で大人など限られた人だけだと思

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どんな生まれでも (詩3)

どんな生まれでも (詩3)

ーこの詩を書いたときー
ー詩3-

ーこの詩を書いたときー

読み直してみると、「普通」であることから排除されていたことに
一番向き合わざるを得なかった時代だったと思い出す。

あと少しだけ我慢したら、あと少しだけ我慢したら
「僕は普通になれる!!」と耐え抜いていたけど
結局、今も普通であることに固執しているわけだから
望みは叶わなかったいえる。

そして、この時の現実として「助けてほしい」と「生

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僕のままで (詩4)

僕のままで (詩4)

頭に突き刺す冷たい雨
傘もささずに走り抜ける町は
冷たくて光華やぐネオンが痛い

何かを求めて街へ街へと走り
息を切らし 石につまずき 手を開いて握った
今を もう諦めず 二度と

突き刺さる雨 決意したことを
諦めさせるほど 凍える そして
あの日の出来事を思い出させて 何度も
勇気をなくさせて 握った手を掲げて

何かを求めて梅へ川へと走り
息をのんで立ち止まり手を開いて上に向かって
伸ばした

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失ったものさえも理解できる(詩5)

失ったものさえも理解できる(詩5)

失ったのものを見つけに行くことが
長く果てしないことだというけれど
知ることもなく歩き続け
迷いながら現実を受け入れていく
そして失ったものを忘れていく 
追いかけたあの場所も忘れていってしまう

果てしない現実は多くのものを失わず
永遠に続けていくことだというけれど
失いたくないないもの 持っていたいもの
でも 失って初めて気づくものもあるということを
人間はきっとどこかで理解している

失った

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窓枠(詩6)

窓枠(詩6)

限られた窓枠に自分を重ねてみて
果てしなく続くはずの空はなんだか冷たい
絵画のようにこの空間はピッタリとはまらない
二度とこの場所を動けない 知るほどに重ねてしまうから

同じ景色も同じ移り変わりも違っていくのに
思った通りに周りのカラーにはめこめない
窓の外は美しいものが広がっている
でも窓枠は動けない 誰かのように

拡がれない窓枠に自分を似せてみて
終わりがないこの道さえも愛おしさに変えて

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世界の難しさ(詩7)

世界の難しさ(詩7)

失われる優しさ 植えられていく卑劣
社会にでれば楽しい出来事ばかりと思ってた
暗い校舎で誰もが否定した子どもたち
信じられない信じてくれない大人たち
夢を全て 心全て 壊してしまう無慈悲な言葉

何もできれば褒めて助けて
辛くても頑張り無理かもしれないと
それでも立ち向かう者には不名誉な花束を
遠回りや空回りは せめてもの証にはならない

背負ってきたもので なぜ 差をつけるのだろう

消えていく

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君と僕は消しゴム (詩8)

君と僕は消しゴム (詩8)

消しゴムをもって旅に出よう
消しカスは闇のかたまり
それを宇宙に捨て果てしない暗闇に流してしまおう
夢が詰まった宝物のカギを消して
夢を振らせよう

消しゴムと鉛筆で最強の勇者
君と僕のように友達
どんな恐ろしい字の怪獣でも
簡単に天使の字に変わる
悪いものを宇宙に出すために ロケットを描こう

何気なく近くにいる人が
最高の仲間だったり
いつもそばにいる人と気持ち深めて確実なものに
ずっとずっと

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坂道(詩9)

坂道(詩9)

昇っている時は何気ないことでも
誰かがそばにいて 好きなことを思う存分したい
浮かれすぎていることなんて気づかないで
ただ前に前に昇って昇って 幸せになって
自分自身のことにも 解らずに

坂道は明日と同じ
今でも昇りながら見ているこの坂道を
ただひたすらに ただ自分のためになるよう
幸せを願って昇る 戸惑いながら

下っている時は 少しのつまづきも
全てが悪くなって 好きなこともできなくなって

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届くのならもう一度(詩10)

届くのならもう一度(詩10)

願いが届くのならもう一度戻らせて
こんなに傷つくことを知っていたら選ばなかった
人間って終わりかけて始めて後悔する
そして物事がうまくいかないとわかって
全てが飲まれてしまう

明日は元気よく友達と遊んで
家族とおしゃべりして 楽しく過ごしているはず
夢のために頑張っていている 笑顔でいるはず
どうして疑問になるのかな
きっと願いは届くと信じて また同じ日を繰り返す

願いが届くのなら未来を少し見

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さらにさらに上の世界から(詩11)

さらにさらに上の世界から(詩11)

上辺のきっと天国のように綺麗で
全ての人々は儚い夢であって
成ろうと事ならとこの門を叩く
選ばれた人間同士なら仲良くできるらしい
でもそんな甘くないのなら この世界はなりずらい

生きるために舞台から蹴落としたり
色々な戸惑いや癒えぬ傷に涙をのんだね
信じられるのは形のない自分の才能だけ
それでも分かり合える人を探している
世界の中から光を探して 自分自身の力に変えて

きっと僕の中に眠っている

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水面に浮かぶ世界(詩12)

水面に浮かぶ世界(詩12)

穏やかな川の流れのような毎日
川の汚れに気づかなければ 分からなかった日々全てが
変わっていく壊れていく ガラスの花のように

迷っている小さな魚の僕
必死に居場所の家や心に帰ろうと
見当たらない 汚れや土埃のせいで
分からない 僕は帰れない
水面に浮かぶ世界に映る自分自身には重すぎる

求め続けても閉じ込められた動物のよう
愛も夢も食事のようにしか与えられない僕は
今も歩き続ける ただの道化に過

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