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誹謗中傷された時の対処法

私はしがないアニメ制作関係者です。決して表に出るような職業ではありません。
それが一夜にして誹謗中傷対象者になりました。
もう2年近くも前になりますが、
2018年9月大ヒットアニメの第二期の制作が発表されました。
もちろん応援してくださるコメントもありましたが、やめろ!とか、返せ!とかなんでお前が?というリプや書き込みが散見されておりました。

おやおや?なんか思ってたのと違う。

もちろん大ヒットアニメという事と、ニュースになるくらい、何かゴタゴタがあったというのは知っていましたが、シリーズ移行で制作会社、制作陣が変わる事はまぁある事なので、何ゆえそこまで文句を言われるかわかりませんでした。

最初からいきなり誹謗中傷が始まったので、これはまともに対応してはダメだと思いました。だって、仕事の依頼があって、仕事を受けただけなのに、関係の無い過去の事で誹謗中傷するってまともじゃないですよね。

ある意味最初から誹謗中傷があったおかげで自分のスタンスも決められたのが良かったかもしれません。

1.まともに取り合わない

たまに電車の中で、明らかにおかしく、1人で何かに怒ってるおじさんいるじゃないですか?
ああいうおじさんに何か言われても正論を返す人はいないですよね。席をあけたり、隣りの車両に移ったり距離をとると思うんです。
あれと同じです。

ただ、リアルであれば、話し方、視線、リアクションなど、相手を判断する情報が多いので、判断できますが、ネット上ではそれがわかりません。そしてまともなフリをして近づいてくる場合もあります。

2.他のツイート、フォロー、フォロワーの確認

一見まともな感じに見えても、何か揚げ足を取ろうとして近づいてくる人もいます。そんな時はすぐに返答せず、その人の他のツイートやフォロワーを確認する事でわかる事があります。過去にはポジティブな雰囲気のコメントで来たので、何かお返事しようと思いきや、他のツイートでボロカス言っているという人もいました。また、誹謗中傷をする為に作られたアカウントは大体フォロワーがいません。

3.ブロックではなくミュート

誹謗中傷をする人の狙いとしては、対象者の反応を楽しむ要素があります。ブロックは相手にも表示されるので、反応の一つです。よくあるのはブロックされた表示をスクショにとってブロックされたーと広げるのです。例えブロックしたところで、新しいアカウントを作り、同じ事を繰り返すのです。一方、ミュートはミュートされているかどうかは相手は知る術がありません。なので、スルーしているのかミュートしているのか、ここでいう反応はないので、それ以上に進む事はありません。

4.度を越えたら即通報

どこからどこまでが誹謗中傷かという判断は難しいのですが、怖いと感じたら通報で良いと思ってます。個人的な事でいうと京アニ事件の時に、うちの会社が燃えればいいとか、私個人に対しても脅迫に近い書き込みがありました。この時は警察の方から来てくださいましたが、他にも実被害が出た案件はいくつかありました。
この場合は明らかに度は超していますが、今後は法の整備もされ、もう少し手前の段階で誹謗中傷がなくなっていく事を望みます。

5.メンタルモンスターは飯の種に

我こそは何を言われても平気だというポテンシャルのある人は誹謗中傷を利用することも可能です。有名人で言えば、キンコン西野さんや本田圭佑さんなど、圧倒的な実績と知名度を持っている方々ですね。思うに彼らは何が違うかというと思考力だと思うんです。彼らから発せられるものはすでに自分の頭で何周もされた考えなので、誹謗中傷にはびくともしないんですね。ここにヒントがあると思っていて、思考に裏打ちされた自信、さらには自己肯定感まで持っていける人であれば、誹謗中傷は燃料に変えられると思います。
誹謗中傷は良くも悪くも熱量なので、興味を持っている事には変わりません。その熱量は熱心なファンと近いと思います。
あまりおすすめしませんが、自信がある方はエネルギーとして活用してみてください。

最後に

同僚と飲みに行って、上司の愚痴を酒のつまみに盛り上がることもあると思います。それで発散する事が悪いことなのでしょうか。誹謗中傷は人間のさがでもあると思っています。なので0になるとは思いませんし、0にすることが正しいとも思いません。
もちろん誹謗中傷によって傷つく人が0になる事は正しく、目指すべきです。

抑えつける事が解決策だとは思わないという意味です。誹謗中傷する側される側、共に自己肯定力を養い、誹謗中傷する必要もない安定した精神と、例え、誹謗中傷されたとしても影響を受けない精神力と、たまには愚痴を言い合える仲間を作る事が健全な社会と言えるのではないでしょうか。

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