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カムカムエヴリバディ 第2週を見て感じたことの話

■はじめに

こんにちは!クリエイターのShinoと申します。
今回もタイトルのことについてまとめてみました。

〈最近の私のワーク〉

■兄はやっぱりダメだった!

ダンサーになるべく上京した、安子の兄 算太が帰ってきました。

戻ってきたことの言い訳をぼやいたり、実家の菓子を褒めちぎったりする様子を見て、「あれ、やっぱり職人の道に戻るのかな?」と思った矢先。その真実が明らかになりました。

なんと、借金を踏み倒して逃げ帰ってきていたのです。しかも実家には借金取りがやって来るし、算太本人は行方を暗ませるしでもうめちゃくちゃ。ドラマでは若干シリアスめに描かれましたが、ダメ兄ちゃんキャラがブレないのを見てある意味安心感すら感じたのは私だけではないと思います。

ところで、ダメ家族と借金取りのこの構図、どこかで見たような…と思ったら、同じ朝ドラの「おちょやん」でした。今作はさすがにあそこまでピリつくことは無さそうですが、この先もある程度のスパイスになってくれることは間違い無いでしょう。もしかするとしばらく登場はないかもしれないですが、今後の算太兄ちゃんの活躍に期待ですね。

■人の恋路を邪魔していたのは

安子の幼馴染、勇が衝撃のカミングアウトをしてしまいました。内容は「自分は安子が好きだ」ということ、しかも相手は橘家の両親ご挨拶済みの実の兄、稔。

勇が安子に対して特別な感情を抱くきっかけになった描写は、あまり具体的に描かれていません。しかし、それはつまり「男女としての関係をじっくり育んできた」という風にも考えられるのではないでしょうか。もしそうだとしたら、あっという間に距離を縮めてしまった兄を良く思うはずはありません。

稔は勇に対して「あんな風にはなれない」と敬意を語っていますが、勇の稔に対する劣等感はそれをあっさり凌駕するものでしょう。いずれ家業を継ぐ長男坊で、外国語を含めた学問も堪能。そんな兄に自分の意中の相手をあっさり持っていかれることを想像すると…同情も難しいほどに複雑な心境であることが見て取れます。

自分の唯一の武器だと思っていた野球で晴れ舞台に立つ夢も潰え、安子にその思いを(若干濃密に)ぶつけるも、反射的に逃げられてしまう始末。勇の今後が…わりと真剣に心配です。

■じわじわ伸びる黒い影

英語が「敵国語」と呼ばれて敬遠されたり、野球などの大型の大会が中止となったり…戦争が及ぼす影響が、徐々に影を落としていきます。

前作の「おかえりモネ」は現代が舞台だったので若干意識が薄れていましたが、久々に戦時中の描写が登場することで、これまでの作品であったことが思い起こされます。特に「エール!」の戦地でのシーンが衝撃的だったのを忘れません。そういえばエール!でも、原料が確保できなくてお菓子が作れず、大豆などで代替していたのを思い出します。味はもちろん…推して知るべし。そう考えると、いつでもどこでも甘味が食べられる今の世は本当にありがたいと感じますね。

歴代の朝ドラでは、第二次世界大戦をストーリーの山場として設けることが多いですが、流れを見るに、今作ではそこまで盛り上がることがなさそうに感じます。個人的には心が傷む期間なので、できるだけあっさり流してほしいな、なんて思ったり思わなかったり…少なくとも、来週いっぱいは心痛が治らないことを覚悟しておきます。

■これからどうなる?

実はここまでを金曜日に書いたのですが…算太は出征してしまうのですね…
でもまだ序盤だし、演じているのは濱田岳さんだし、こんなあっさりクランクアップなんてことはないはずですよね…
こんなメタ的考察でもしておかないと不安で仕方ありません。どうか無事で。

一方、雉真兄弟はスルーできない事態になるようです。勇が稔に手を上げる理由は、自分のためか、兄のためか、それとも愛する安子のためか。きっとこの家庭にもお国の役に立たせるための手が差し伸べられることもあると思いますが、わだかまりだけは残して欲しくないものです。

3週目にして激動の展開が予想されます。かなりペースが速いですが、なんとかついていってその末を見届けたいですね。

Shino









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