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Ninjack再始動!~Ninjaをアーカイブすることの重要性~

忍者を表現しないと生きていられない身体に・・・

こんにちは、Ninjack編集忍の嵩丸です。

2015年から個人の趣味で始めた総合忍者メディア「Ninjack」ですが、この一年間、とある事情があってほとんど更新することができませんでした。忙しさ的な意味ではなく、権利的な関係で…。

前の会社でもかなり忙しかったですが、その合間を縫って全国を飛び回ってたくさんの忍者を紹介したり、自分の忍者に対する想いを語ったりする場所として、彼女を作るよりも(!)ドはまりしてしまうような存在でした。この1年間、そんな場所がなくなってしまうというのは本当につらかったです。忍者について表現する場というのは、自分にとって精神的になくてはならない存在になっていたことに気が付きました。

その結果、そのような場を求めてNinTubeを解説してこれまた忍者の発信をしてきました。まだ20動画そこそこしかアップしていないので、もっともっとやっていきたいのですが、明日から台湾、来週はアメリカに行くというのもあって時間が足りなくなってしまい、7・8月お休みしてしまったのは申し訳ありません!

YouTubeは本当に楽しい!もう四六時中やってたいくらいです。ですが、ちゃんとやろうとすると何においても時間と手間がかかりすぎるというのが難点です。仕事に、大学院の授業の課題に、自分の研究に…と様々やることがある現時点ではどうしてもフォーカスしきれないなぁというのが悩みでした。

やはりテキストと違って動画は情報量がすごく多いので、深堀り解説とかレポとかドキュメンタリーとか、映像でないと伝わらないことは本当に伝えやすくなりました。これからもいっぱいやりたいことはあるので、NinTubeを盛り上げていきたいと思います。でも、忍者関連のニュースとか日々乱立してくる忍者コンテンツをもっともっと発信をしていきたいのに、手軽に配信する媒体としてはYouTubeはちょっと手間がかかりすぎだなと思っていたところでした。

Ninjack再始動します!

そんな中、この度、そのとある事情というのが解消されるに至りましたので、満を持してNinjackの更新を再開することになりました!いえーい!

これを機に、Ninjackに大きく以下3つのリニューアルを行いました。

① デザインの全面刷新
②「NinTube」との連動
③「DATABASE」コンテンツの追加

①と②は見てもらえればわかると思うのですが、これから「NinTube」は「Ninjackチャンネル」という位置づけで、テキストではなかなか伝えづらいものを中心に配信していこうと思います。歴史や忍術解説などのテキストで読むには眠くなるようなもの、Nin-terviewやイベントレポートなどその人や場の雰囲気も一緒に味わってほしいものなどが対象になると思います。テキストで十分なニュースやレビューなどはNinjackで発信をしていこうと思っております。今後は最新情報はNinjack、忍者深堀りはNinTubeみたいな感じで使い分けしていってもらえれば幸いです!

現代における忍者の歴史も消えていく…

で、そうやってサイトの更新作業を進めていく中で、気づいたことがあるんですよね。

それは「今までの記事でリンクしていた各種忍者イベントサイトなどが軒並みサイト閉鎖になっている」ということでした。

特に衝撃だったのは「甲賀流ニンジャファインダーズ」のウェブサイトがなくなっていたことでした。当時すごく綺麗なサイトだったのに、1か月くらいで更新しなくなってしまっていました。今でもニンジャファインダーズはたまに活動しているのに…。どうせ東京の広告代理店が盛り上げで高い金をもらってサイトを作ったのはいいけど、その後の運営にはまったくタッチしなくなるっていつもの構図です。これ、運営側の問題というよりは、そういう忍者愛もない人達がポッと絡んできて、金だけ持って行って、すぐ去っていくっていう僕の一番嫌いなパターンなんですよね。最後まで面倒見る気ないなら入ってくるなよ…って感じです。

結局WEBの世界についてはそういう忍者愛がない人に頼らないとできない忍者界としての課題もあるんだと思います。忍者のイベントも玉石混合ではあるけれども、それは1つの貴重な歴史なんですよ。そういう昔からの忍者で頑張ろうとしている人たちの頑張りがあって、それが1つ1つ積み重なって、今の忍者界って存在しているんですよ。確かにそれにあぐらをかいていてはいけなくて、イノベーションも大事で、世界の流れに逆らわずにどんどん新しい風を入れていかなければならない。でも「あの時にあんなことがあったんだ」という歴史は、しっかり残さねばならないと思うんです。

忍者って昔から文書とか記録を残そうとしないですよね。それがまたいい所なんですが、忍者研究をはじめてから「ここなにかしら文書残しててくれたらな~」と思うことがしばしばですし、逆に新史料とか見ると新事実が判明して飛び上がるほど嬉しかったりします。

現代でも忍者にいろんな記録を残していかないといけないのではないでしょうか。そうすればきっとそれは、未来の忍者ファンだったり、忍者を使って町おこしやビジネスをする人だったり、忍者を研究する人達にとって有用なものになると思います。そんな媒体があったらいいな、と思うようになりました。

忍者をアーカイブする!

自分はNinjackを執筆するにおいて、必ず気を付けていたことがあります。それはただの事実の羅列ではなく、必ず自分の目で見て、自分が感じたことを記事にすること。その方がストーリーがつくので、楽しんで読んでもらえるのではないかな、と考えていたからです。それ以外はツイッターでたまにシェアしていましたが、なんか味気ないなぁという感じでした。

ですが、去年大学院の課題の一環で「2018年忍者作品データベース」を作った時、「世の中にはこれほどまでに忍者コンテンツがあふれているのか…」と絶望しました。(ちなみにそのデータベースは国際忍者学会の機関誌「忍者研究」第2号に掲載される予定なのでお楽しみに!)コンテンツがありすぎてありすぎて、まとめるのも結構大変でした。いままでのNinjackの執筆方針だと、日々めくるめく更新されていく膨大な忍者コンテンツやニュースには全くと言っていいほど追いつくことができません。これでは「すべてのNinjaをJackする」というのは嘘になってしまいます。

そこでNinjackのいちコンテンツとして「DATABASE」というカテゴリを用意しました。これは事実としてどんな忍者関連情報があるかというのを機械的にまとめていくものになります。そのカテゴリも膨大で、歴史的なものから、忍者施設や忍者団体、フィクションにいたるまで、可能な限りピックアップしていきたいと思います。他にやることもあるのでどこまでできるかはわかりませんが、コツコツコツコツと忍者データをためていければなと思います。これが「③DATABASE」の概要です。

自分の見たものや私見が入るようなものは、いままで通り執筆していきます。それらは「ARTICLE」というカテゴリ内にあります。まとめると、今後のNinjackはこんな感じになっていきます。

・ARTICLE(インタビューやレビュー、特集などの記事)
・DATABASE(史跡、施設、団体、作品などのデータベース)
・NinTube(映像だからこそ伝わる解説やレポートなどの動画)

で、このnoteは自分が日々考えていることなどを吐露したりするブログみたいな感じで使っていこうと思います。

そんな感じでNinjackやNinTubeを生まれ変わらせて、今後もすべての忍者をJackしつつ、やがてはすべての世界を忍者でJackしていければいいなと思います!今後ともNinjackをよろしくお願いいたします!

※デザイン変更によって過去の古い記事が最適化されていないものも多くあります。順次手直ししていきますので、お見苦しい点もございますがご了承ください!

最後まで御読み頂き忝く存じ奉り候。 忍者のことしか書いてなくてすみませぬ。 更に忍者の詳しい情報はこちらでどうぞ〜 https://ninjack.jp