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7月19日、水曜日、曇り時々晴れ、最高気温34℃

昨日までは37℃くらいの最高気温、体温より高いという意味不明さ。それに比べると今日は3℃ほど下がって快適…とはいかない、すでに十分暑い日だ。

史上最高のチャーハン

明らかに美味いと言わせるチャーハン


昨日は会社帰りに神楽坂「龍朋」に寄ってチャーハン。ここは前に一度友人に連れてきてもらったのだが、自分史上最高に美味いと感じたチャーハンで、今回も間違いのない仕上がりだった。見ると、周りのテーブルのほとんどの人がチャーハンを食べている。レシピを盗みたい。何が入っているからこんなに美味しいのだろう?ルックは写真を見るとわかるように普通である。

君たちはどう生きるか

このビジュアルだけだとどんな話か本当にわからない。主要キャラクターの一人(?)らしいが


宮崎駿の最後の映画、と言われる「君たちはどう生きるか」の人気がすごい。プロモーションとして特徴的なのは事前にまったく情報が公開されていないということで、これは「宮崎駿の映画」という期待値だけで大勢の人が劇場に足を運んでいるということだ。そこらの監督、凡百のクリエイターではこうはいかない。宮崎駿の映画だったら間違いはないだろう、という信頼のもとに人はこの映画にお金を払っている。82歳、棺桶に片足突っ込んでいると言われてもおかしくない年齢のおじいちゃんが、もっとも痛快なほど挑戦的な売り方をしている。
映画の中身の方だが、Twitterやnoteなど各種SNS、また先日開いてみたスペースで柳川さんやタローさんが(ネタバレにならないように)語ってくれた印象によると、決してわかりやすいお話ではないながら、総決算的であり、セルフオマージュ的であり、走馬灯のようでもありと、明快に語れるような映画ではないようで、まあ自分もどこかで観るのだろうから、その時まで本作への言及は控えておきたい。

夏休み

海の日を過ぎると東京圏の学校は夏休みに入るところが多いようだ。自分の子どもの頃を思い返そうとしたが、はじめに思いつくのは「いかにも夏休み」といった定型的な映像やティピカルなシーンばかりだ。つまりスイカを食べたとか、扇風機の風に吹かれながら畳の上で昼寝をしたとか、家の前で花火をしたとか、夏の夕方のひぐらしの鳴く声だとか、そういうあれこれだ。これは自分の記憶なのだろうか?というくらいに定型的で、まるで「日本の平均的な子ども」を育成するラボで育てられ、誰もが見る子どもの頃の夏休みのイメージを自分の記憶として埋め込まれたのではなかろうか、というくらいティピカルだ。もちろんそんな入れ替え可能な記憶ばかりではない。でも今思うと、実社会に出る前のはっきりとしたモラトリアムな空間がそこにあったし、決定権はなかったがその分だけ守られてもいた。そういう時期があった。まだ力のない子どもを助け守る、そこを担うのは大人である。大人は昔、誰もが子どもだった。守られる側の子どもは、いつ守る側になるのだろう?

やぶさかではありません!