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妙齢女性

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#エッセイ

美醜に関するコンプレックスは、今も全然消えないけど

美醜に関するコンプレックスは、今も全然消えないけど

美醜に関するコンプレックスは、40代になった今でも全然消えない。と最初に言っておく。

高校生の頃は美側の人間じゃなかったけど、自分のことに忙しすぎて男の子に選ばれたい!と思うことがあまりなかった。

モテたい!とか言ってたけど、それ以上に友達と遊んでいるのが楽しかった。共学なのに女子校のような生活をしていた。だから自分が可愛くない側の人間だとちゃんと自覚したのは、大学に入ってからだろう。

この

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怒ったり、主張したりできますか?

怒ったり、主張したりできますか?

怒りを表現するのが下手だ。ついでに主張も下手だ。

怒るべき時に怒ること。主張すべき時に主張すること。こういう訓練を受けていなかったなと思う。

日本にいる頃は、嫌なことがあれば、逃げていればよかった。やりたくないことや嫌なことは全力で逃げてさえいれば、そこに残った親切な人が嫌々だろうけどやっておいてくれた。

日本は嫌と言わない・逃げないように教育されて、嫌でも頑張ろう!をガチでやる人が多いから

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自分で自分を大事にするということ

自分で自分を大事にするということ

子どもを見ていて思い知るのは、子どもには「自分が、誰よりも何よりも大事に扱われたい」という強い欲求があるということだ。

兄弟がいればその兄弟よりも自分の方をたくさん見てほしい。常に「今の見てた?」と聞いてくるあれ。自分に注目してほしいというあれ

ストレートにぶつけられるその思いを、受け取ったりかわしたり投げ返したりするのが小学生の親のメインの仕事のような気がする。

その時期を越えると、「親も

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年齢のこととか、あと60年あることとか。

年齢のこととか、あと60年あることとか。

クリスマスツリーを片付けた。もうすぐひな人形。五月人形はもっていない。

海外で生活していて思うのは、日本には年齢にまつわる行事・事柄が多いなあということ。

七五三・ 成人式・ 還暦・喜寿・米寿・先輩後輩・同級生・同期。 (一番大きな放送局の社員の人が、会社で「何年生」みたいな呼び方をしているとを聞いってワォと思った。「あいつは6年生(入社6年目)だから」とか。35年生までやんのかな・・)

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可愛がられなかったけど、大した問題ではなかった

可愛がられなかったけど、大した問題ではなかった

家族の面倒くささを存分に味わって家に帰ってきた。
七泊八日の里帰り。 子供が小さかった頃は2週間くらいは帰っていたから、これでもだいぶ短くなった。イタリアンが続いて胃が重い。

大学に行ったり仕事を始めたばかりの頃。自分より得をしてるように人ばかりが目に入った。有名人が何歳で何をしたみたいな本を読んで悶々としていたのも、多分この時期。 嫉妬ですよ、奥さん、嫉妬。

働き始めたら女子力とか気配りみた

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生き辛さものの話が苦手だ

生き辛さものの話が苦手だ

生き辛さもののお話が苦手だ。

こういうの↓
抑圧されてる子、でもそんなこと気にせずに周りの期待に応えてきた。しかし、抑圧に気づいてしまった。自己主張。そして突然外される階段。予想外の仕打ち。思いがけない転落。からのさらに芽生える自我。うまく言っていたはずの周囲との軋轢。

いやーな感じの共有。

オチは破滅からの小さく一歩前進。みんな幸せに暮らしましたとさにはなれない世界。

少し前までだったら

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力を抜いて、前を見る

力を抜いて、前を見る

いつも、あれもこれもやらないとと力が入っている。

そんなことを言われたら!私は頑張ってない。と反論したくなる人多いと思う。私だって、「頑張りすぎですよー」とか誰かに言われたら、反射的に「そんなに頑張ってないし」と言い返すだろうし。

でも、生きているだけでやることはたくさんある。
掃除してる。ご飯作ってる。汚れていない服を着るために洗濯してる。税金を払っている。

ということに、肩の痛みで数日ソ

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今の方が楽しいし、未来は今より良いはず

今の方が楽しいし、未来は今より良いはず

今の方が絶対に楽しいよね。という話になりました。

一人は小中高と同じ学校、もう一人は高校からの友だちと会いました。小学校からの友達と会うのはほぼ10年ぶり。柔道一緒に行ってたあの子。スポーツセンターはまだあるけど、あの子の住んでいたアパートはもうないとか、そんな話。

学生の頃は人間関係やらなんやらであんなに悩んでいたのに。小中高あわせても、残っている友達は5人もいません。大学時代の友達だって連

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センスってなんだろう。お金で買えるの?ってことは結局お金?

センスってなんだろう。お金で買えるの?ってことは結局お金?

もうこれは貧乏人の僻みと言われたらそれまでなのですが。

ある一定層にセンスがいいとされる女性って、結局 もともとお金持ちだったりいい家の子だったりですよね。(男性は貧乏で成り上がり系も目にしやすいのに、女性はあまりそっちはないのは、私の不勉強のせいかも)地方から東京に進学できる家庭。大卒万歳。良い家の余裕。このジャンルの番長は白洲正子・犬養道子としておきます。二人とも地方出身ではないですが、ザ・

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どこにいってしまったのだろうかと立ち止まる。

どこにいってしまったのだろうかと立ち止まる。

今年も帰省の季節がやってきた。

実家に電話をしたら、「今は元気だけど」と前置きをされた後で祖父の調子があまり良くなかったと母が教えてくれた。祖父はかなりの高齢なので、毎年帰るたびに「会えるのは、今年が最後なのかもしれない」と考えてしまう。(と思い始めてから、10年以上立つけど結構元気なんだけど。笑)

と、そんなことを思っていると、FBの「x年前の今日はこれ!」という写真に祖父と娘が写っていた。

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とりあえず離れるという選択

とりあえず離れるという選択

仲良くて相談にも乗ってもらっていて、お世話になっていて。なのにいつの間にか、その人に会うと気が重くなっている。そんな関係になることがあります。というか、ありました。

それの解決方法は一つしかありませんでした。

相手から距離をおくこと。離れること。

離れるときは全速力で離れる。会わない。誘われてもいかない。FBもツイッターも見ない。その人がいそうな場所に行かない。

これで、かなりのことが解決

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バレンタインテロの思い出

バレンタインテロの思い出

料理が上手で古本屋巡りとカレー屋が好きな渋い友達がいた。その彼女と二人のアイドルであったY君(真面目が制服を着て歩いてような剣道部の子。)とM君(笑顔がかわいい)にバレンタインデーに乗じて何かをしよう!と盛り上がったのだ。

二人とも恋愛とか彼氏とか遠く離れた高校生活を送っていたのに、なんでそんなことになったのか忘れたけど、彼女の家でチョコレートマフィンを作った。

そしてバレンタインデー当日。早

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パラダイス銀河を遠く離れて

パラダイス銀河を遠く離れて

子どもがローラーブレードをしているのを見ていたら、どうしても自分がやりたくなって買ってしまった。本当は長袖のTシャツ二枚というのが、この冬の課題だったのにローラーブレードになってしまった。袖がだるだるの着物スリーブ化したTシャツにはもう少し働いてもらおう。

スポーツは見るより、する方が好きだ。子どもがやっているのを見るだけより、ちょっかい出しながら一緒にやりたい派だ。トランポリンを一緒にやったら

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