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センスってなんだろう。お金で買えるの?ってことは結局お金?

もうこれは貧乏人の僻みと言われたらそれまでなのですが。

ある一定層にセンスがいいとされる女性って、結局 もともとお金持ちだったりいい家の子だったりですよね。(男性は貧乏で成り上がり系も目にしやすいのに、女性はあまりそっちはないのは、私の不勉強のせいかも)地方から東京に進学できる家庭。大卒万歳。良い家の余裕。このジャンルの番長は白洲正子・犬養道子としておきます。二人とも地方出身ではないですが、ザ・センスということで。

本屋でこの本をみつけました。「おしゃれと人生」

無印カフェにあって手に取ったこの本。

ここに出てくる人選が かなりつぼでした。前から、この人の見た目は素敵だよなと思っていた人たちばかり。ふむふむと読み進めるうちに、あれ?とひっかかりが。「なんでこんなに自分の趣味とこの本の人選があうの?」です。で、考えてみました。

上質な物。こだわりのなんとか。これか…
結局、私が好きなのはこの本にでてくる、「いいとこのお家系」の人のライフスタイルなのかと。なんていうステレオタイプな人間なんだ私は。皇室とか歌舞伎一家の番組見てる人ってたぶんこんな感じです。良い家憧れ。

「経済的にも・精神的にも余裕がないと遊びなんてできない。」というのはかなり昭和な価値観だなと思ってしまったのですが。どうでしょう?まさにそれです。お金に囚われてる。

見た目がリッチ(リュクスでもいいけど)じゃないと、写真満載の本なんて買う人いないから当然なのですが、出てくるブランドもコムデギャルソンとかズッカとかそういう感じ。だれ一人リラコ着てません。こういうのも もちろん良しなのですが、それだけだとまずいだろ私。

お金持ちという基盤ありきの自由な学生時代・若者時代を過ごす。若い頃まあ美人。手に職系のクリエイティブな仕事。洗練された50代後半から60代で、なおかつ今も美しい。みたいなの。いや、悪くない。全然悪くないんだけど。狭い。狭すぎる。私の美意識。

なんていうか、自分の凝り固まったものに気づいてしまった本屋でのできごとでした。もっと、いろんなものを経験しないとダメだな。古い。

こちらもお金持ち系・良い家系の人ではありますが、松浦弥太郎さんの本から一文。「人から見ればあなたらしくない、という場所があれば僕は敢えて行く」慣れきった美意識のものばかり見ていては発見がないなと気づきました。

と、この文章の意味が上手く伝われば良いのですが…

自分の目に甘いものばかり見てたらだめっすね。とりあえず、自分の素敵を疑うことにします。ボロも着たくないけどね。

おわり

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