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夫婦とかパートナーとか

夫・妻にいつでもトキめいていたい!というのを読むと、違和感を感じる。夫にときめくかと聞かれたら、「いや、ウチそういうの興味ないんで。すみません」と受話器を置くしかないような気がする。(そういえば受話器をっていう表現はこれからなくなるのかな?)

ときめくってなんだろう?大好きな服を着るとときめく。わかる〜(ハート)。でも、大好きな服を毎日着ていても同じようにトキメクだろうか?トキメクは小さくなって、当たり前に溶けて薄くなっていく。恋は瞬間ってこれなのか。

ときめきとドキドキは違う。大好きな服を着る時がときめき。その服を着てトマトソースのパスタを食べる時がドキドキ。ということは、ときめきは一瞬、ドキドキはもうちょっと長いのだろうか?

夫にトキメクことは久しくないけど、ドキドキすることはある。

私と子どもは夏は2ヶ月ほど日本にいるので、その間は夫に会わない。で、2ヶ月ぶりに再開する時はドキドキする。「すごい太っていたらどうしよう?」「激老けしてたらどうしよう?」というのが気持ちの内訳なんだけど、ドキドキはドキドキ。しばらく会ってない友達に会う時の、「あの子が変わってたらどうしよう?」「変わったと思われるかな?」というあのドキドキだ。あれを夫に2ヶ月ぶりに会う時にも感じる。(高校の同級生に10年ぶりにあった時もドキドキした。その後、ネットワークビジネスに誘われてヒヤヒヤしたな。)

で、恋心がなくなったから離婚するしかない。とかそんなことは全く思わない。なぜなら夫は面白いから。

我が家の小学生二人は毎日お結びを持って学校に行く。(イタリアの小学校では10時くらいにおやつの時間があって、果物とかちょっとしたスナックを持参する。)今年からは、夫がお結び作りの担当になった。初めはなんだか大きくていびつなおむすびだったのに、ある日突然「わかった!」と開眼した。ものすごくきれいなものを作るようになったのだ。もともと几帳面だから、2個でも3個でもきっちり同じ大きさで作る。

そして、その後も夫の成長は進む。最近では四角いお結びを作るようになったのだ。と三角か俵型しか考えたことのなかった私の上をちょっと越えていく夫。面白い。

夫と私は夫のグリップ力(アルテイシアさんの記事を参照してください。おもしろい!)のおかげでつながっている部分が強い。昨日も些細なことで私がキレた。その後、ちょっと反省して「こんなにキレられてあなたも大変だね」と夫に伝えると、「キレられるってことは、僕のことを大切に思っているからでしょう」と返された。そうくるか。あんたすげぇな・・と夫に思うのはこんな時だ。

とかなんとか言ってるけど、いつか激情の嵐のような恋が…夫or私に訪れたら、こんなポエムのようなノートを涙混じりに読み返すことでしょう。あ、そんな時はネットで遊ぶ暇ないか。

と、まとまりなく終わる。今の私にとってベストな人が他の人から見てありえないだったり、私にありえない人が誰かの愛する人だったりするので。他人の評価なんてあてにならんなとは思う。ただ、出かけようと言った時に5分出かけられる人が好きです。男でも女でも。

おわり


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