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自分で自分を大事にするということ

子どもを見ていて思い知るのは、子どもには「自分が、誰よりも何よりも大事に扱われたい」という強い欲求があるということだ。

兄弟がいればその兄弟よりも自分の方をたくさん見てほしい。常に「今の見てた?」と聞いてくるあれ。自分に注目してほしいというあれ

ストレートにぶつけられるその思いを、受け取ったりかわしたり投げ返したりするのが小学生の親のメインの仕事のような気がする。

その時期を越えると、「親も常に自分に注目しているわけではない。」となるのだろうか?

家族にも、恋人にも自分が24H365日優先されるわけでは無い。私って時と場合によっては優先順位が結構下になるのね。ということに気づくのが大人への一歩なのか。

とはいえ、自分を大事にされたいという欲求は、基本大人だって持っている。多かれ少なかれ誰でも持っている感情なのかなと思ったり。私にだってもちろんある。同居していた高齢の祖父ですら、常に自分を大事に扱ってもらいたがっていた。(これは子供返りだったのかもしれないけど)

「他人に期待をしないようにしましょう」なんてうっすい事を言ったって、大事に思っている相手から約束を反故にされたら悲しい。それは相手から「あなたのことは大事では無いです。」と宣言される気になるから。

自分のことを一番大事に思っているのは自分だ。恋人でも親でもなく。自分だ。だからこそ自分で自分のことを大事に扱わないといけないのだ。枯れたら水をやり、お腹が空いたら美味しいものを。よく寝て。

自分にとっての運命の相手というのも、多分自分なんだろう。この体からは離れることができないのだから。ここをないがしろにすると、いろんなことがうまく回らなくなる。

ちょっと違うけど、接客業の人に「もっとお客様として大事に扱え」なんて、酷くあたる人達っていうのは、「もっと大事に扱って!お母さんみたいに!」という心の声をダダ漏れにしているのだろうか。面倒臭いけど。

なんだかよくわからなくなったけど。

日曜日!

おわり

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