見出し画像

道草を楽しめ③


こんにちわ

サウナジャンキーのシノサンです。

道草を楽しめシリーズはこちら↓



「そろそろカメラマンを雇おうと思っている」

このDJ社長の言葉の意味を一週間程考え迷いに迷いました。

この段階でまだ「シノサン」に来て欲しい。
とは言われていなかったからです。

さらに会社では責任者の立場になり
これから事業部を作っていくという決起会をしたばかり。
会社は僕がいなくても回ると思います。
でも、自分がやると言ったことをやらずに辞めることに葛藤がありました。

直接話さないと何もわからないな。

後日、DJ社長に2人で話し合う機会を作ってもらいました。

僕「カメラマンは僕でもいいってことですか?僕に来て欲しいってことですか?」

回りくどいこと無しで単刀直入に聞きました。


DJ社長「会社の話を色々聞いてしまってるので誘いづらいのですが、シノサンに来てもらえるならめちゃくちゃありがたいです。」


僕「じゃあ会社辞めてきます」


この答えを出すまで、10秒もかかりませんでした。
人生の大決断を直接するのに10秒もかからなかったのは自分でも驚きでした。
いや、もともと決めていたのかもしれない。

その後は今後の展開の話をメインに「どうやって世界を取るのか」と言う話を2人でしました。
この時アリーナツアーも、ドームでのライブも決まっていません。

ただ、僕はDJ社長の体から溢れる「強い意志」に魅了されていました。

ならず者達をまとめ上げて成り上がり
現在みんなが知るところまで這い上がったDJ社長の「強い意志」
他のグループYOUTUBERが解散していく中での圧倒的な違いは

・リーダーが優れた『リーダー力』を持っているか?
・会社全体、将来のビジョンを見据えて投資、損切りができているのか?
・やること、やらないことははっきりしているのか?

『仲良しごっこは永遠には続かない』

これはみんなも既に知っている事実でしょう?

その後、友人でもあり、師匠でもある前職の社長に
経緯を説明しました。

僕『俺はまだ、クリエイターとして活動をしていきたい』

彼はいつでも僕の立場に立ち、今やりたいことに対してベストの返答をくれます。

友『シノが辞めちゃうのは寂しいな〜、でも今シノがやりたいことに対してはレペゼン地球と活動するのがベストだね、応援するよ、寂しいけど』

退職の時に笑顔でそう言ってもらえる職場は数少ないと思います。

運が良かったわけじゃない。
これは僕の『人生の道草の積み重ね』と自信を持って言えます。
今でも何かあった時に相談し、助けてくれるのはその友人です。

環境は自然とできるものではありません。
求める環境があるなら自分から作っていくのが
人生を通してやるべきことじゃないかと僕は思います。

友達が多くていいねと言われることもありますが
僕は地元に友達と呼べる人は2人ぐらいしかいません。
2人とも家庭を持っているので最後に会ったのは5年前ぐらいです。
彼らに関しては今後一生会えなくてもいいです。
『今後一生会えなくてもいいから、どこかで元気に生きていて欲しい』
これが僕の友達の定義です。

じゃあ先程から言っている友人は友達ではないのか?
彼は、そしてレペゼン地球は、東京という場所で必死に将来を考え生き抜く『仲間』です。

そんな仲間達と一緒にいれるように僕はこれからもめちゃくちゃ努力します。

その後は『レペゼン地球専属のカメラマン兼.映像監督』として働いて今に至ります。

専属の間に何があったのか?を話しているとキリがないので(日々が濃すぎる)

今回、自分の人生を振り返ったこのnoteのタイトルが『道草を楽しめ』だったのかを話したいと思います。

この言葉は僕が大好きな漫画『HUNTER×HUNTER』
で主人公『ゴン』が

父『ジン』にやっとの思いで再会した時の会話の締めくくりに言われる言葉です。

元々、ゴンは『父親に会うため』に生まれ育った島を旅立ち
『父に会うため』にたくさんの試練を乗り越え『ハンター』になります。

その過程で、キルア、クラピカ、レオリオというかけがえのない仲間と出逢います。

では、かけがえのない仲間と出会うのはゴンの目的だったんでしょうか?
僕は違うと思っています。
3人とは『父親に会うという夢への道のりの中で、たまたま出会った仲間』なんです。

ジン(父親)はこのように語ります。

念願叶って王墓(ピラミッド的なヤツ)の中に足を踏み入れた時
オレが一番嬉しかったのは、ずっと願ってた王墓の『真実』を目の当たりにした事じゃなく
いっしょに中へ入った連中(そいつら)と顔を見合わせて握手した瞬間だった
そいつらは今も無償で役員をしながらオレに生きた情報をくれる
この連中と比べたら王墓の「真実」はただのおまけさ
大切なものは、ほしいものより先に来た。

この言葉は少し変えるだけで自分の人生に置き換えることができます。

僕は『茨城にいたら普通に結婚して終わる!!やばい!!上京するんだ!!』
という思いから始まり

『アパレルの店長をやりたい』
『映像を仕事にしてみたい』
『クリエイターとして売れたい』
日々生きていく中で様々な目標が生まれました。

その道草の中で素晴らしい仲間と出逢い、共に今を生き抜いています。

これは、今現在の僕が何を成し遂げているのか?よりとても大切で
何かを成し遂げるのに『必要不可欠』なものです。
『最高の仲間を見つけるぞ!』なんて息巻いていても見つかるものではないんです。

きっとこのブログを見て『運良くここまで上がってきたんだな』と思う人がいるかもしれません。
でも、自分が描いた未来を掴む過程で『なりたかった自分』よりも先に、『大切な仲間と出会えたこと』が
僕の人生にとってかけがえのない宝で、今でも将来を生き抜くための刺激になり、活力になっています。


ここからは『ジン』の言葉に、僕の言葉を交えこのnoteの締めくくりにしたいと思います。



夢を叶えるために必要なものは多い。

オレはまだその必要なものは一つも手に入れてない。

だが別に急いでいない、道中を楽しんでいる最中だ。

だからもし、お前が自分の人生の目標を決めたなら

_道草を楽しめ、大いにな

欲しいものより大切なものが、きっとそっちに転がってる。



本日成人を迎えたみなさん、おめでとうございます。
今後生きていく中でこのnoteが誰かの為になりますように。

シノサン



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?