マガジンのカバー画像

夫は「もぐら」にちがいない

14
優しくてかっこいい夫。その裏の顔は・・・。
運営しているクリエイター

記事一覧

夫に勝てる気がしない

ほんっとに恥ずかしいんですよ。 とあるリーズナブルな寿司屋に家族で行ったとですよ。 夫と…

篠木マリ
6か月前
5

お国柄

還暦過ぎた夫が、若い頃の友達とWebでやりとりしてなつかしい写真を交換しあっているんだが ロ…

篠木マリ
2年前
1

旧ソ連の清涼飲料水:クワス

わたしの夫はロシア人です。 ペレストロイカで旧ソ連崩壊後すぐに日本にやってきたので ロシ…

篠木マリ
3年前
3

きょうのぐるぐる思考 ~超頭のいい夫はなぜわたしに優しいのか~

3月に大学を卒業する娘の就職が決まりました。 昨年の夏にすこし、就職活動はしたのですがう…

篠木マリ
4年前
3

この楽天主義のロシア人め!

ゴルゴ13を読むまでもなく、1980年代は「ソ連人は冷血漢」というイメージだった。 けれど、…

篠木マリ
4年前
4

2.助走期間⑤

妊娠、出産のために休学していた大学に復学するにあたり、 すでに留年して4年は超えていたの…

篠木マリ
4年前
2

2.助走期間④

病院に駆け付け、父親の病室にはいって駆け寄り、 父の手を握って「ごめんね、ごめんね」とお互い涙を流した。 あとから、 「なんか、俺が悪いことしたような気分だったわ」 と夫にすねられた。 夫はわたしを一週間ほど実家に置いていくことにし、 さきに一緒に来たふたりと車で京都に帰っていった。 来るときとおんなじ手口で、高速を降りるときに 「すまんなあ、タバコ吸おうと思って車とめて外にでたら、ぼうっとしてて、通行券、風で飛ばされてしもたんや!」 と、怖いおじさんだし、まだそれが通る時

2.助走期間③

臨月だった1月の、あれは中ごろだったろうか。 どのようにしてこちらの連絡先を知っていたの…

篠木マリ
4年前

2.助走期間②

おじさんは、年上だから当然いろいろ経験があった。 地方の、いわゆる名士の類にはいり、世間…

篠木マリ
4年前
2

2.助走期間①

男尊女卑の色濃く残る地方で、あとから思えば母親に抑圧されて生きていた。 高校までは実家住…

篠木マリ
4年前
2

1.ソ連との出会い④~ゴルゴ夢想~

ゴルゴのなかで、ソ連(当時)のからむ話はたくさんありました。 KGB(いまやFSB)対西側の組…

篠木マリ
4年前

1.ソ連との出会い③

1989年、大学に入学した年の夏、はじめての海外旅行にでかけた。 行きと帰りの航空券だけとっ…

篠木マリ
4年前
5

1. ソ連との出会い②

1980年代の後半、当時まだまだ「鉄のカーテン」は健在で、「ソ連人は冷血人間」という意識…

篠木マリ
4年前
1

1. ソ連との出会い①

「東京特許許可局」とならんで、「朝鮮民主主義人民共和国」や「ソビエト社会主義共和国連邦」などの国名を覚えるのはたのしかった。 小学校~高校は抑圧的な母親のもと、ほぼ学校と家の往復しかしておらず、箱入り娘というより、閉じこもり娘だった。大学のために地方にある実家から遠く離れ、京都にでてきてはじめて解放された反動でこんなことになってしまったけれど。 中学校を卒業するまで住んでいた広い平屋建ての一軒家の、父親の書斎にずらりと並べられた「ゴルゴ13」を読むのが数少ないたのしみで、そ