別れの季節

ちいさなビルの3Fにある部屋の前には店でよく売ってるような3段の木の棚がドアのむかいの壁に置いてあり、その一段目に入っている、一見薄手の工具箱のような、くすんだ色合いのラップトップを開いてみると紙に書いたメッセージが挟んであった。太いマジックで書いたであろう、見覚えのある、達者な筆致でB5いっぱいに大きく
「ボルシチ有難う!美味しかった!!」
もう一枚には
「冷蔵庫に置いてるワイン、持って帰ったら?」

ワインのことは頭にあったので、部屋に入らずに、言われたようにPCの間に挟んで帰ろうと封筒にいれていた合鍵を慌ててだして部屋にはいり、すこしは片付いたように思える部屋をとおって台所にいき、冷蔵庫からワインを回収して玄関にあるカゴに山とはいっているにんにくを2つ失敬して今度こそ、と鍵を封筒にいれてパソコンに挟み、あわただしく自転車に乗って家に帰った。

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ぼちぼち書いていきますので、しばしお待ちを。

いろいろ人生経験するなかで、やくざとのつきあいもありました。受け入れるひとは限られると思われることごとをこのマガジンに収録して、あえて...

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しのぎん

こんにちは!京都に生息する篠木マリです。大学生のときに元やくざの在日韓国人と結婚して親から勘当、別れて復学、負わされた借金返済、授業料、生活費を稼ぐためにSM嬢。それからもいろいろと経験していまがあります。それらをもとにした、あるいは妄想の虚々実々を発信していきたいと思います。

悪いひとが好きです

いろいろ人生経験するなかで、やくざとのつきあいもありました。受け入れるひとは限られると思われることごとをこのマガジンに収録して、あえて課金制にします。 …と書いたものの、最初のころ100円払ったひとは損するのでは?ある程度書き溜めて公表しなければ。と思ったりして調べてみた...
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