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ひとは見るし、聞くし、言う

昨日、献血に行きました。

献血ルームの休憩時に読む本は、週刊新潮か文春、それかオレンジページ。
献血前に新潮を読み始めたのですが、すぐに呼ばれたので献血台にのぼり、戻ってくると見あたらなかったのでオレンジページ。
夏野菜特集で、あれこれと試してみたいレシピがあったので買おうと思いました。そういや、数年前はここで読んだオレンジページの年末掃除特集にひかれて買ったのであった。その他、数回、献血にきてはオレンジページにひかれて買ってる気がする。陰謀だろうか。
四条通がみえる窓際にすわり、お菓子食べてココア飲みながらオレンジページめくり、はたと思い出して立ち上がって確認してみると、やはり、そこにジュンク堂がある。
「そうだ、ジュンク堂、いこう。」
ってんで、帰りにジュンク堂に寄ってオレンジページ買って帰りました。

帰宅して丹念に読み、作ってみたいレシピのページに付箋をぺたぺた貼ったら、山盛りになりました。作ってみたいのは水平に、「近日中に作りたい」と思ったものは厳選して、垂直に付箋を貼りました。夜は、あるものを材料にさっそく、キャベツと玉ねぎ、大葉のトリプルコールスロー。われながらおいしくできて、大葉が好きではないと思っていた夫も晩御飯にもりもり食べて残ったのはほんのすこし、今朝起きて来たらなかったので、同居の下の娘が食べたと思われます。

お昼は、仕入れてきたミョウガを使い、昨日の残りの天然カンパチ、ぶりと玉ねぎも加えてカルパッチョ風に。それから、数日前安く仕入れたヒイカを塩麴につけておいたものを、キャベツと九条ネギでいためたパスタ。おいし~!こんな、平凡な幸せがかみしめられて、ほんとにうれしいです。

4月から、直接の上司にあたるひととの関係がこじれだし、悪くなる一方で、遅くとも7月末に収束するであろう、自分が重要な一端をになっている現在担当している案件が落ち着いたら転職も考えようと思っていました。また、くだんの案件がほんとうに負担で、6月から仕事時間外も心休まらない日々が続いていたのが、6月末に両方、一気にほぼ解決したので気分すっきり、とたんに仕事にいくのがたのしくなり、先週は平日もせっせと帰宅後に料理に精出したりして、ようやく戻ってきた、心落ち着く平穏な日々をかみしめています。

こじれた上司Fとの問題は、社長がその上司Fを、わたしがかかわる事業A、さらに同じ本部に所在する別事業Bからも手を引かせ、かかわるのは事業Cのみ、出勤先も、これまでは事業A,Bが所在する本部だったのを、すこし離れた事業Cにして、本部にはできるだけ顔をださないよう、また本部のひととは出来る限り連絡を取らないよう決定したことで解決しました。

すこし前までは、社長はこの上司Fを右腕と頼んで、関心のある一事業だけに集中して、ほかはFに任せようとまで思っていたほどです。ですが、それに慢心して「俺は社長の代理だから」という態度をあちこちで見せ、従業員をおさえつけ、理不尽で納得のいかない指示を出し続けて皆を振り回していたことが、今回のわたしとの問題をきっかけに、社長が周囲に聞き取ったところ、浮かび上がってきたそうです。また、もともと社長自身、Fは相手への言葉遣いや態度がなっていないところがあるな、と思っていたところ、外部のひとからも「あのひとは失礼だ」「担当者を変えてほしい」「社長の右腕にするにはできてなさすぎる」などと言われたそうです。加えて、社長が最重要視している案件を真っ向から妨害するような言動を取りました。

それらを総合した結果、今回の決断となったようです。

今年にはいって入社してわたしの隣に座っているDさんは、「自分のしている仕事の内容を、ひとに話さないように」とFから注意されたそうです。これは、おそらく、次の理由からです。Dさんが担当して持っているツールを私に参考のために貸してくれていたところ、そのころからわたしに嫌がらせをはじめていたFが「仕事で必要なんですか」と言って取り上げ(現在のところ、わたしの担当には直接関係ないけれども、習熟していたほうが将来的には会社の仕事をする上でよい技術)、別事業所のEさんに与えました。それを使ってみたいと言っていたEさんがそのツールを触ったのは最初だけで、結局放置状態らしい。そのことをツールの管理者であるDさんからききました。Fからの態度がつらいことについて社長に訴えた時にこの話も含まれていたので、それがFに伝わったのだと思います。詳細は知らずに「仕事の話はひとにするな」と申し渡されたDさんは「隣に座っていて、雑談程度に仕事の話くらいするのに」。とぼやいていました。Dさんはまた、Fの指示のまずさについて、最初からわたしに愚痴っていましたが、とうとう社長に苦情を言うほどになりました。別事業BにかかわっているEさんも、Fがどう考えてもおかしい指示を出すこと、それについて意見をいうと頭ごなしに叱られるので、仕方なく「おかしい」と思いつつ仕事をしているけれど納得がいかない、と社長に訴えたそうです。陰口や讒言は嫌いなので、わたしも最初はFの態度について社長に一切言っていなかったのですが、「もう無理、この会社にはいられない」というところまで高じてしまい、社長に直訴することになりました。

どうやらFは自分の能力のなさを隠すために、皆をそれぞれ、抑えつけ、分断して独裁体制を敷こうとしたけれども失敗したようです。いくら抑えつけようとしたって、人間なのだから、見えるし、聞こえるし、そして声をあげます。
これまでの職場で、身分制度などであからさまに声をあげられない、声をあげても握りつぶされる、聞かなかったふりをされる、ということを経験してきたので今回、皆の声をきいてもらえたことを非常にうれしく思います。



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