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TikTokがこれまでのSNSとは全く違うアルゴリズムを持っている話し。

ロサンゼルスから帰国し、時差ボケで今わたしは一体どの時間を生きているかがわからない中、朝5時から生まれた時間を利用して何を思ったのかNote第二弾を書いています。寝ても寝ても眠いです。

ところで、前回の記事(Luckin Coffeeは何がすごいのか)を途中で有料化したところ、Finc溝口くんや、リタリコ中俣くんからディスられたので、この記事はずっと無料です。同世代怖い。

ByteDance社は世界No.1の時価総額を誇る未上場企業ですし、TikTokが世界中のApp Storeで上位を独占しはじめており、すでにGlobal MAUは7億とも8億とも言われています。話題にならない日はもはやなく、この事実から目を背けるべきではありませんし私自身も大好きなサービスの1つです。

多分ですが、わたしは日本のIT企業社長の中でもっともTikTokを触っている & 投稿しているという自負があります。笑  そこでいろいろと感じたことを、ちょろっとまとめてみました。
※最近出た「多閃」も気になっているが今日はスキップ。

今日の中身
・TikTokがこれまでのSNSとは全く違うアルゴリズムを持っている話し
・これまでとは違ったタイムラインの面白さ
・マクロで緻密に設計された動画ポートフォリオ
・投稿者視点からみる他SNSとの違いはなにか
・まとめ


==ここからは序章。よくある話。==
・社内でよく使う、箇条書きフリースタイルで失礼いたします。
・まずはよくある話なのでササッと流してもらって大丈夫です。
・「フォローしているユーザー」とは全く関係がない、TikTokが勝手に作り出すおすすめタイムラインがとにかくよく見られる。というかフォローしてないからそこしかない。(知る限りSNS史上初、フォローいないと普通は始まらないのに始まる。これはY!ポータルのようなイメージで、ユーザーは起動したらまずはとにかくそこを見ている。)
・会員登録してから最初の20動画くらいは、実はほぼすべてのユーザー同じようなものが露出されています。
・視聴秒数/いいね/コメントなどをひたすら学習し、そのカスタマーが気に入りそうな動画のみをひたすら露出している。これはまぁ普通の機械学習のアルゴリズムである。
・つまり、「あなたのタイムラインはあなたのみのもので、あなたがそうやって動いてきた結果」を表示しています。
・「TikTok可愛い子しかでないじゃん。つまらない。」とおじさんが言っていたら、「お前が長時間見てるからな。ww」とカウンターパンチを返してあげてください。つまらなくないのです、あなたが優先的にそれを見ている結果なのです。
・「なんかTikTokイケメン多いよね。笑」と女子が笑って言っていたら、そっとしてあげましょう。ここで論理的に跳ね返す必要性はないです。
・会員登録するときに「性別」の登録をしてないので、地味ですけどすごいですよね。あなたを分析していることがよくわかります。
たまに全く関係のない動画=外れ値を出してきますが、そこで興味を持ったりいいねをしていくと、そういう動画が瞬間的に増えます。TikTok AIはあなたのことをいつもテストしてます。
・そうして、すでに飲食カテゴリ、ファッションカテゴリ、ダンスカテゴリ、旅行カテゴリ、など。Instagramの初期と全く同じような展開になってきています。
・そういう動画を見始め、フォローする人が増えていくとInstagram的SNSの完成です。


==マクロで緻密にコントロールされるポートフォリオ==
・さて、TikTokにある2つのタイムラインのうちの1つが「For you=おすすめ」なわけですが、ここのカスタマイズがめちゃくちゃすごいです。
・TT側のハンドリングにて「どれを、どれくらい出すか」が決まってきます。つまり、マクロで見た時の動画全体のポートフォリオコントロール(カテゴリのアロケーション)が可能です。これは凄まじい権力です。
※注釈  厳密にいうとFacebookやTwitterも可能であるが、これまでのSNSのタイムラインアルゴリズムとはフォロー機能への偏重が強いと考えている。フォローしていないものはあまり出てこない。TikTokの場合は問答無用に出てくる。これが大きな違いである。

==投稿者視点における面白い仕組み==
・投稿する側も「おすすめ乗りたい=フォローしている人以外に届いてくれる!」ということに対して、とてつもなくモチベーションがある。特に、このおすすめタイムラインはフォロアーに関係なく不特定多数の人の目に触れるので反応が半端じゃないことになる。
・さて、投稿者の視点においても面白い仕組みがある。これまでのSNSでは存在しなかった、「遅延バズ(と、弊社では呼んでいる)」というルールが存在しています。なぜか投稿した3日後、1週間後、1ヶ月後あたりに突如としてバズることがある。
・これは、投稿日時=タイムリー性を重視していないからと思われるが未だ謎な仕様で理解できていない。非常に不思議な仕組みである。
・また、全体のポートフォリオコントロールをしているためか、ある一定の再生数にいくと急激に再生数(バズ)が止まることがある。急浮上して、急落するという不可思議な動きをする。これもわたしが知る限りSNS史上初めてのアルゴリズム。
・普通、FacebookでもTwitterでも徐々にバズりはじめてピークアウトし、ゆっくりと落ち込んでいくわけです。が、TikTokはほぼ垂直にガーッとバズって、垂直にガクッと落ちる。
・この急浮上と急落こそが、TikTokがマクロの再生数をアカウント別やカテゴリ別にコントロールしている現れである。全体のMAU x 1アカウントあたり動画視聴数=総動画再生数は決まった数で(今もなお伸びているが)、それを誰にどうやって割り当てるか。という設計をしている証左。
・投稿者視点におけるインセンティブは唯一つ、「多く見られること」に他ならない。なので、その総動画再生数を1人の強烈なインフルエンサーに割り当てるのではなく、様々なカスタマーに分散させることによって、多くの投稿者に「バズり」を楽しんでもらっているのである。
・その結果、一部の超インフルエンサーだけではなく、一般の人も信じられない勢いでしょっちゅうバズります。
・謎なのが、そのバズる動きと「いいね率」「コメント発生率」などは分析してもしても相関関係がほとんどない。いいねやコメントが発生しづらい動画でも、バズることがよくある。
・もしかすると裏で測定している「視聴秒数」などが絡んでいるかもしれないが、そこはまだ不明。というか分析不能。

==結論==
・人によって180度異なる世界観が作れて、ユーザー体験もまったく違うSNSがTikTokです。説明を非常に難しくしています。
・SNSを用いたCRMをしているサービスを持っている企業は、今すぐに企業アカウントの運用を始めたほうが良いです。
・なお、急激に流行るものは、急激に廃れることはままあります。ので、TikTokが今後どこまで日本で流行るのかにおいては実は理解しきれていません。ただ中国に装填されている様々な機能を見るに、かなりいくのではないかと予想しています。


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(文章書いたら意外と長くなり、朝の30分を要した。笑)

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Takaya Shinozuka

Loco Partners, Founder and CEO Relux http://rlx.jp という一流旅館・ホテルを厳選した予約サイトを運営しています。

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