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志半ばで挫けそうになった時のFIRST AID|逆説の10カ条

逆説の10カ条|ケント・M・キース

【引用:それでもなお、人を愛しなさい】

人は不合理で、わからず屋で、わがままな存在だ。
それでもなお、人を愛しなさい。


何か良いことをすれば、
隠された利己的な動機があるはずだと人に責められるだろう。
それでもなお、良いことをしなさい。


成功すれば、うその友達と本物の敵を得ることになる。
それでもなお、成功しなさい。


今日の善行は明日になれば忘れられてしまうだろう。
それでもなお、良いことをしなさい。


正直で率直なあり方はあなたを無防備にするだろう。
それでもなお、正直で率直なあなたでいなさい。


もっと大きな考えをもった最も大きな男女は、
最も小さな心をもったもっとも小さな男女によって撃ち落とされるかもしれない。
それでもなお、大きな考えをもちなさい。


人は弱者をひいきにはするが、勝者の後にしかついていかない。
それでもなお、弱者のために戦いなさい。


何年もかけて築いたものが一夜にして崩れ去るかもしれない。
それでもなお、築きあげなさい。


人が本当に助けを必要としていても、
実際に助けの手を差し伸べると攻撃されるかもしれない。
それでもなお、人を助けなさい。

10
世界のために最善を尽くしても、
その見返りにひどい仕打ちを受けるかもしれない。
それでもなお、世界のために最善を尽くしなさい。

逆説の10カ条が生まれた背景

「逆説の10カ条」が世に出たのは1968年のことです。ハーバード大学の学生部が出版した小冊子「静かなる変革──生徒会におけるダイナミックなリーダーシップ」に掲載されました。

作者はハーバード大学に在学中だったケント・M・キース(当時19歳)。
彼は、理想に燃えて自治活動を始めた高校生が、マイナスのフィードバックを受けたり、失敗を経験したことで、やめてしまうケースを数多く見ていました。

他の人のことを心から思う気持ちがあれば、状況がいかに厳しくてやり続ける気力が出る。

そう信じていた彼は、1つの挑戦として「逆説の10カ条」を書きます。
後に書かれた著書では、その挑戦について、こう説明しています。

【引用:それでもなお、人を愛しなさい】
その挑戦とは、仮に他の人たちがそれを良いこととして評価してくれなくても、正しいことを、良いことを、真実であることを常に実行してみませんかという挑戦です。この世界をより住みやすい場所にするという仕事は、他人の拍手喝采に依存できるものではありません。何が何でもそのための努力を続けなければなりません。なぜなら、あなたがそれをしなければ、この世界でなされるべきことの多くは永久に達成されないからです。

クリエイターの仕事

あなたを含めた世界中のクリエイターが、今もどこかで、何かを作っています。
作る目的は人それぞれでも、この世界をより住みやすい場所にする仕事の1つであることは間違いありません。

だから、クリエイターのための1カ条を加えちゃいましょう。

あなたが魂を込めて作ったものを、無価値とあざ笑う人はいるだろう。
それでもなお、作りなさい。

あなたが作るものを、他の誰かが作ることはないのですから。

FIEST AIDは“応急措置”という意味です。
ほんの一時でも、いつものココロを取り戻すことができれば幸いです。

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