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【仕事術】中堅が迎えるターニングポイント

まず、中堅の定義から始めましょう。
一般的かどうかは関係なく、このnoteだけの定義です。

中堅の目安に、勤続年数は使いません。
今回は、先日のnoteで書いた次の内容を目安として使います。

仕事のコツを掴んで、要領よく仕事を回せるようになった。
組織内の業務分掌を把握し、意思決定の流れがよく見えてきた。
後輩の指導はしているけど、まだ部下を持つには至らない。

もし、これらのどれか1つでも当てはまるなら、あなたは立派な中堅です。

そんなあなたは、大きなターニングポイントを迎えています。
どんなターニングポイントか、わかりますか?

それは...コレです!

「解決してもらう人」か「解決する人」か

新人の頃からずっと、あなたは誰かに「解決してもらう人」でした。
何か問題が起こった時、ベテランの先輩に指導されたり、上司や同僚の助け舟によってピンチを回避してきたことは、幾度となくあったはずです。
(ない、という人は忘れているだけかもしれませんよ)

そんな状態を、中堅になっても続けていくのか。
新人から続く「解決してもらう側の人」から「解決する側の人」に変われるのか。
そんなターニングポイントを迎えています。

こんな人は「解決してもらう側の人」のまま

・酒の席で愚痴ばかり口にする人
・心配事を周囲に撒き散らす人
・懸念事項ばかり声高に主張する人
・問題提起“だけ”する人

共通しているのは、ゴールや解決策、選択肢や解答を出さないことです。

「ゴール」は、迷わないための道しるべ。
「解決策」は、次のステップを見出す材料。
「選択肢」は、より良いものを見出す為の比較対象。
「解答」は、現実的な(理想論ではない)落としどころの1つ。

正しいか間違っているかは関係ありません。これらを出すか出さないか、です。

なぜ、「間違いか否か」よりも「出すか否か」が重要なのでしょうか。
「出す」ことをしてきた人は、出し方を周囲に伝えることができるからです。

「解決する人」と「判断する人」は違う

役職がついて部下を持った時、今までより偉い立場になったからと、自分の仕事を「重要案件を判断すること」だと思ったり、いたらない部下に対し「指導という名の叱責」を繰り返す人は、残念ながら未だに存在するようです。

しかし、「判断する人」は必ずしも「解決する人」とは限りません。
その一方で、「解決する人」は「判断する人」にもなれます。
なぜでしょうか。

「判断」は自分一人が背負うものです。
色々な人が色々な判断をしていたら、周囲は混乱してしまいますから。

一方、「解決」は自分一人で背負う必要がありません。
部下でも、チームのメンバーでも、同僚でも、自分と共に仕事をする人の誰かが解決策を出せれば、ミッションは完了します。

「出す」ことに長けた人であれば、周囲にその方法を伝えることで、より多くのアイデアをまな板の上に乗せることができます。
あとは、その中から最善策を選ぶだけ。
誰もが納得する策であれば、自分が選ぶまでもなく、自然と周囲に選ばれてしまうでしょう。

解決する側の人=管理職とは限らない

部下とかチームといった例えを出すと、「解決する側の人」が管理職のように見えるかもしれませんが、管理職か否かは関係ありません。

これは、問題解決能力を持っているか否かという話です。

問題解決能力を磨くには、問題の中に飛び込み、解決するまで策を出し続けるしかありません。
限られた時間の中で最善策が見つけられるよう、考えられる限り考え続けることで、その能力が鍛えられます。
そして、解決するために自分が持っていないものが必要な時は、持っている人を探してまで解決しようとするくらいの行動力が必要です。

問題解決能力に優れた「解決する側の人」になるために

たまには、「火中の栗を拾う」ことをしてもいいかもしれませんね。

【火中の栗を拾う】
《猿におだてられた猫が、いろりの中の栗を拾って大やけどをしたという、ラ‐フォンテーヌの寓話 (ぐうわ) から》自分の利益にならないのに、他人のために危険を冒すたとえ。(goo国語辞書より)

そうそう、

・酒の席で愚痴ばかり口にする人
・心配事を周囲に撒き散らす人
・懸念事項ばかり声高に主張する人
・問題提起“だけ”する人

の皆さんに、訊きたいことがあるのです。

その行動は「かつて、火中の栗を拾おうとして、痛い目にあったから」なのではありませんか?

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