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サイボウズで実践中!こんなときにワークショップ

こんにちは、篠原です。私は現在サイボウズという会社でデザイナーとして働いています。これまで社内でワークショップを開催してきて、使いどころや、良いところが見えてきたのでまとめてみました。

※ワークショップは様々なやり方、定義があります。この記事は私個人の体験に基づく解釈であることを前提に読んでいただければと思います。

ワークショップとは?

ワークショップという言葉は広い意味で使われており、様々な定義がありますが、私はチームで共通認識を持ち、プロジェクトを円滑に進めるためのツールとして活用しています。

ワークショップの使いどころ

1. 新しいアイデアの創出
0から1を生み出すワークショップです。ブレストでアイデアを発散して、アイデアシートにまとめたり、ペーパープロトタイプを作ったりします。

例)新サービスのアイデアがほしい
例)10年後の製品について考えたい


2. 直面している問題の改善
既存の製品に問題があり、改善したい時に行うワークショップです。ペルソナやジャーニーマップを作成し、ペインを整理して、ストーリーボードを作ったり、解決案のペーパープロトタイプを作ったりします。

例)既存機能を良くしたい


3. 方向性を探るための調査
方向性を考える時は、メンバー同士が現状をどのように捉えていて、どうなりたいのかを知る必要があります。それを知るためのワークショップを行います。

例)デザインの方向性を決めるために競合製品を知りたい
👉競合製品に対してメンバーがどのようなイメージを抱いているのかワークショップで知るところから始める。


4. 手法やフレームワークの学習
製品開発を行う上でよく使う手法や、フレームワークについて学ぶワークショップです。わからない事を話し合ったり、質問することができるので、1人で学ぶより効率的に学習できます。

例)リサーチからアイデア創出までの一連の流れを学びたい

ワークショップのいいところ

チームメンバーが共通認識を持てる
ワークショップでは考えやアイデアを付箋に書き出したり、絵を描いて視覚化します。みんなの頭の中をアウトプットすることでメンバー同士が共通認識を持つ事ができます。

プロジェクトを自分ごと化できる
考えをまとめたり、手を動かして物を作る体験を通して、メンバーが当事者意識を持ってプロジェクトに参加できるようになります。

みんなが納得した状況で意思決定できる
決定に至るまでのプロセスをワークショップで共有しているため、みんなが納得している状態で意思決定をする事ができます。「勝手に案を決められてしまった!」「なんでこの案が良いのか理解できない!」と言った状況を防ぐ事ができます。

チームワークが向上する
1つのことをみんなで成し遂げた経験は、チームの団結力を強めます。ワークショップが終わる頃にはメンバー同士の仲もグッと深まります。

ワークショップと相性が良いチーム・組織

以下の3つが当てはまるチームや組織は相性がいいなと感じました。

みんなで合意しながら物事を進めたい
楽しく仕事をしたい
議論が好き

次回はワークショップの使いどころ別に、実際に行なった内容とポイントについて掘り下げたいと思います。

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