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職場で泣いてばかりいた私が、叱られ慣れてタフになった話

今日は休み。というか扶養の都合で週2でお願いしているバイトを、週1しか入れてくれない週があり、今週は昨日しか出勤がなかったので、暇を持て余している。
最近よく遊ぶ友達(失業中なのでいつでも会える)に連絡してみたら、一昨日会った友達の親がコロナになったから今週は外出自粛とのこと。かなしい。

今月は旅行とライブの予定があり、余計な金を使うわけにはいかない。
家で音楽を聴いてコーヒーを飲んで家事をして、必要があれば八百屋やスーパーに行き、ぼんやりと過ごしている。

昨日は雨のせいかバイトがおそろしく暇で、客が普段の半分とは言わないまでも6~7割ほどしか来ず、誰もいない時間はおしゃべりばかりしていた。
16時頃に、あまりにも客が少ないので、「パートさんで帰りたい人は帰っていいよ」と上司が言った。
私はただでさえ出勤日が少ないのに、ここで3600円(時給1200円である)をみすみす失うわけにはいかなかったので、予定通り19時まで居座った。

上司は明らかに私に帰ってほしそうにしていた。
私は、「こちらの都合で申し訳ないんだけど、やってもらう仕事がないから帰ってもらえますか」と頼まれたら帰ろうと思った。でも、言われたのは「帰りたい人は帰っていいよ」である。
帰りたくないから帰らなかった。誰もいない、することもない家に、3600円を失ってまで帰る意味がどこにあるだろう。

帰ってきた夫に話すと、「なんか、図太くなったね」「いいことだと思うよ」と言われた。「前はもっと繊細すぎる感じだったよ」と。

自分でもそう思う。実は、昨日はもうひと悶着あった。
前回の出勤日のとき、同じ上司に私のミスを指摘されたのだけれど、忙しすぎて詳しく聞く時間が取れなかったので、改めて「どんなミスでしたか」「自分ではミスをしないようにこのように気をつけているのですが、改善点はどこでしょうか」と聞きに行ったのだ。

上司は、「誰でもミスはあるけど、あなたは他の人に比べて圧倒的にミスが多いんだよね」「これやられると、私たち終わるまで永遠に帰れないんだよね」「悪いけど、この仕事が完璧にこなせるまではステップアップはないよ」と、相変わらず「いやそこまで言わんでもええやん」という攻撃的な口ぶりだった。

1,2ヶ月前の私ならたぶん、そこで泣いていたと思う。
でも昨日は、言われたそのときは多少グサッときたけれど、昼休みには
「あの人ほんと言葉選びのセンスないよなー」
「なんならお客さんに対しても、怒ってんのか?ってくらい無愛想な声出すときあるもんなー」
と、完全に相手のせいにしてもぐもぐとサンドイッチをかじっていた。昨日作っておいた、たまごサンドとヘーゼルナッツペーストサンドは素晴らしく美味しかった。

言い訳だけれど、私は2ヶ月前まで一番の新入りで、後に来た新人さんは週5で入っているんだから、私が一番ミスが多いのはもう仕方なくないか。何事も慣れだろ、慣れ。毎日やってる人と週に1日2日しかやらない人だったらそりゃ差は出るでしょうよ。

と、思わないとやってられない。前みたいに、「私は他の人に比べて劣っているんだ」なんていちいち落ち込んでいたら身が持たない。
そう思えるようになっただけ、あんなに打たれ弱くて自分を責めてばかりいた私も、多少タフになったなぁと思う。少しだけ生きやすい思考回路になれた気がする。

怒られ慣れていない10代、20代の皆さん。新学期や新生活で、びっくりするほど口の悪いおばさんとか、怒鳴りつけてくるおじさんとかに出会うかもしれません。
最初はびっくりして泣いちゃうかもしれないけど、
「この人こういう人なんだなー」
「別に私が悪いんじゃなくてこの人が怒りたいだけだもんなー」
と受け流せるようになれば楽になりますから、少しだけ一緒に頑張りましょう。
などと先輩面をして、今日は筆を置きます。

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