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back numberの叙情的な曲『わたがし』

back numberはどちらかと言うとハッピーな曲よりもちょい切ない寄りの曲が好きです。

『幸せ』や『恋』や『エンディング』がまさにそう。

数年前のR1グランプリで『恋』をテーマ曲に青春ネタをしている芸人さんがいましたが、あまりにも良い曲すぎてネタが一切頭に入ってきませんでした。

片想い系の曲がとにかく多い。

中でも『わたがし』という曲が非常に良いです。

気になる女子と初めて夏祭りに行ったという物語の曲です。


(この曲にせよ銀杏BOYZにせよ、中3の二学期みたいな共感ポイントで、いよいよ自分大丈夫かと心配になってきました)


叙情的かつ物語性がある歌詞と、一瞬で終わってしまう若き日の夏を描いたノスタルジックな曲調が好きです。

↑中3の二学期感を払拭するために、あえてそれっぽいことを書いてみました。



歌詞の中に出てくる「わたがしを口で溶かす君は、わたがしになりたい僕に言う『楽しいね』って」のあたりとか素晴らしいです。

小説に出てくるような文学的な表現です。

心情がすごく叙情的に表れています。


以前、友人とこの歌詞の話をしていました。


そのときに「下ネタやん」という話になりました。



今思い出しても僕は怒りを抑えきれません。

表現の冒涜。

文学に対する侮辱。

ただよくよくそのときの会話を巻き戻して思い出してみると、最初に「下ネタ」と言い出したのは自分だったことを思い出しました。

ごめんなさい。生まれ変わったらわたがしよりも貝になりたいです。
(だって最初聴いたとき、ストレートに下ネタだと思ったんですもの)


それにしても良い曲です。イントロの雰囲気からすでに切なくて最高。


夏から遠い今の時期に聴いてもとても良いです。


たぶんback numberの作詞を担当している人は読書家なんだろうなと感じます。

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