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北へ、とにかく北へvol.18

(青森へ来て、早速これとは、、ミカのいう青森=チャクラの5番の話はどうやら本当のようだ、、)

老人と赤毛の外人の話はキテレツだった。
要約すると

・2人はロンダキという人物に呼ばれて会議に参加するために青森へ来た。

・2人と同じ飛行機に能力者がいるはずだから、テストをしてみて合格だったら連れてくるように言われた。

・ハーモニーというのは、いわゆるコーラスの和声ではなく、テレパシーのようなもの。
能力者同士なら会話ができる。さらに相手が許可した場合、記憶にアクセスして情報を取り出すこともできる。

・「にんじゃりばんばん」は老人の記憶に赤毛の外人がアクセスして取り出したもの。

・老人はきゃりーぱみゅぱみゅのファンだということ。

・竹田がハーモニーに参加出来たこと。

こういったところだった。
しかしまだまだ聞きたいことがあった

が、

竹田は料理が冷めるのが許せない性格なので、とりあえず「ジャマイカンカレー」を食べることに集中することにした。

牛ひき肉とスパイシーなカレーソースが絶妙なハーモニーを醸し出している。スパイシー過ぎないスパイシーさで、輪切りのゆで卵と食べるとさらに旨さが倍増した。

「うー、美味い」

思わず、唸ってしまった。

赤毛の外人が微笑んで

「コレモヨカッタラ」

と自分のスプーンを竹田に渡し、ビーフジンジャーピラフもくれた。竹田は潔癖ではない。

こちらも牛肉と紅生姜のハーモニーが素晴らしかった。

料理の力か、竹田はこのキテレツな2人を信用し始めている自分を認識した。

「ずるーい。ジュリーレッド、僕にもちょうだいよー」

ビーフジンジャーピラフをねだる老人には気持ち悪さを感じた。


すると、竹田の目線をキャッチされたのか赤毛の外人が

「スミマセン、シュウトはまだ子供なので」

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