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走った際の肉離れ

陸上の短距離や野球・サッカー・バスケットなどの競技でのダッシュにより肉離れを起こすことがあります
今回ハムストリング(太もも後ろ)の肉離れについて書きます

受傷する原因

ハムストリングが肉離れを起こすのは陸上の短距離のスタートや他競技でのダッシュした瞬間やダッシュ時に足が地面に着地した荷重がかかった時です!
ほかにもサッカーでボールを蹴った時など

ハムストリングが受傷する場所

1つ目は筋腹で筋肉が一番盛り上がっている筋肉の中央部
2つ目は筋肉が骨に付くために腱に移行する筋腱移行部で筋肉の端です

どのようにしてなるのか?

筋肉に力を入れると筋肉が縮み中央が膨らみます。簡単に説明すると!
すると筋肉が縮み中央に筋肉がよると筋肉の端っこの部分は逆に伸ばされます!じつは筋肉は縮んでいると同時に伸びているのです!
中央に筋肉がよって縮み 端っこの骨に付く部分は中央に引っ張られるために筋肉が伸びる
これをふまえて説明します!
陸上短距離のスタートやサッカー・バスケットのダッシュした瞬間
最初の体を加速させるために大きな力を使います。すると一気に筋肉に力をいれ筋肉が縮みます!すると筋肉の端の骨に付く筋腱移行部という場所が引っ張れて伸びます!するとこの引っ張られた力に筋肉が耐えられなくて肉離れが起きます!特に陸上のスタートでは体を前に倒すために普通の状態よりも最初からハムストリングが伸ばされているために力を入れた際にもっと伸ばされるために肉離れが起きやすくなります!
また足が地面に着いた際の荷重を足が受け止めた瞬間に力が入った場合も同じようなことが起こります
他には陸上でいると足を前に出した時やサッカーでボールを蹴った後のように足が体から遠くにいった時です!これは筋肉が引っ張られて肉離れが起きてしまいます!簡単に説明するとゴムが引っ張られてちぎれてしまう感じです!

なぜなってしまうのか?

原因の一つは疲労です!運動し筋肉に負担をかけると筋繊維は傷ついていきますし疲労していきます!そのような状態で負荷を与え続けると負担に耐えられなくなります!
これは1日で疲労が大きくなることもありますが、数日・数か月による疲労の蓄積でも起こります!後者の疲労の蓄積によるケガが多いです。

次に柔軟性・可動域・タイトネス(筋肉の硬さ)です
硬いゴムがすぐに切れてしまうのと一緒です!
竹のようによくしなって折れないようなしなやかで強さが必要です
筋肉の柔軟性の不足・関節可動域の不足
どちらも動ける範囲が狭くそれを超えてしまうと限界を超えてしまい肉離れを起こしてしまいす!
筋肉のタイトネスは疲労などにより硬くなってしまうと普段よりも動ける範囲が狭くなり普段のような動きをしてしまったり大きな動きで肉離れを起こしてしまいます!

もう一つが筋力不足です!
前の柔軟性・可動域不足につながるのですが、いくら柔軟性が高く可動域があっても筋肉が弱いと負荷に耐えられません!他にも可動域が広いとその分動きが大きくなり負担が大きくなります!そこに筋力が十分についていないと負荷に耐えられずに肉離れが起きてしまいます!

特にハムストリングはダッシュした際に地面を蹴るために重要な筋肉で股関節の伸展作用もあり走るためにはちゃんと鍛える必要があります。
あと臀部の筋肉も鍛える必要があります臀部も股関節の伸展作用があるために臀部を鍛えることによりハムストリングの負担を減らす事が出来ます!

肉離れを起こさないために

一つは筋肉がちゃんと伸び縮みできること、ストレッチやマッサージなどで筋肉の柔軟性などを保つことやアップなどで筋肉が動きに対してちゃんと伸び縮みしてくれるようにすることです

もう一つは筋力をつける事です。スクワットやデットリフトなどでハムストリングや臀部の筋力をつけて負荷に耐えられるようにすることです。
あとノルディックハムストリングスという筋肉を伸張性収縮といった筋肉が伸びているけど力を発揮している運動が肉離れの予防に効果的だと言われています!

肉離れを起こして来院する選手が多いです!肉離れを起こしたために大会に出られない・パフォーマンスが落ちてしまう・肉離れが癖になってしまう選手がいます。しっかりと予防する必要があります



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