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歳を重ねるということ

1994年 10月17日

私が生まれた日。

子どもの頃は
プレゼントがあって
夜は家族でケーキを食べて
友達から「おめでとう」の言葉を貰う日

1日だけ、世界の主人公になったような、そんな日だった。

そんな誕生日も今日で25回目。

今回は、去年までと違うことが2つある。

ひとつは、初めて誕生日を海外で迎えたこと。

遅めの夏休みを貰い、1人でクロアチアへ写真旅に訪れている。

もうひとつは、同じ日に歳を重ねてきた、じいちゃんがもういないこと。

毎年、「誕生日おめでとう、お互いにね。」と電話するのが恒例だった日。
半年前に、この恒例は恒例じゃなくなった。

20代半ば、世間的に見て十分「大人」と言われる世代になって気づいたのは、
誕生日は、自分と向き合う時間なんだなってこと。

自分が過ごしてきた時間
そして、これから過ごしていくであろう時間

何が出来て、何が出来なかったか
何をやりたくて、何をやりたくないのか

自分の過去 現在 未来
色々なものをチューニングする日なんだと思う。

写真という表現手段を得ることが出来た自分は、とても幸せだ。

自分が撮りたいものにピントを合わせて、シャッターを切る。

単純な行為の中に、自分の心との対話がある。

自分探し なんて大層なことを考えている訳では無いけれど、

25歳最初の旅は、自分の心に任せて歩いてみようと思う。

サポート代は全額写真の勉強代に当てさせてもらいます…!