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【食と農】農業×〇〇 その先に見える信州の未来とは

今年の信州若者1000人会議では基調講演や全体でのワークショップのほか、それぞれ関心の高い分野への理解を深める「分科会」を設置。各分科会ごとにテーマを設定し、全体テーマ「2030年の信州をつくる」を多角的に考えていきます。

今回は9日(日)に開催する 食と農分科会 を紹介。分科会の軸となるテーマは「農業×〇〇 その先に見える信州の未来とは」です。


テーマの背景

1970年代に1000万人いた国内の農家は、2016年には200万人を切りました。

「国産の安全・安心の食材を食べたい」と、多くの人は願っていると思うのですが、実際に日本の農業を支える人はこの半世紀のうちに激減したのは間違いありません。

TPPの問題もあり、日本の生産性の低い農業はやめたほうが良いという意見がある一方、国防や安全性の観点からある程度の国内生産を高めたほうが良いとする考えもあります。

今回は、2030年の信州の農業を考える上で、「どんな農業を目指すべきか」という問いの中で、本質的な「食」や「農業」の価値を考え直していきたいと思っています。

「食と農」は、自然・環境・生物・科学・健康・医療・観光・IT・政治・まちづくり・コミュニティ・生き方・働き方etc...

多様な分野にまたがる話だと思います。是非、多角的な視点から未来の信州の新しい農業を考えてみましょう!


ゲスト紹介

曽根原久司 | Hisashi Sonehara
NPO法人えがおつなげて代表理事 
アショカフェロー
 
1961年長野県生まれ 
明治大学卒業後、金融機関等の経営コンサルタントを経て、1995年東京から山梨の農村地域へ移住。2001年、NPOえがおつなげて設立。耕作放棄地の再生や都市と農村の交流を進め、企業と農村をつなげる「企業ファーム」の展開によって農村地域の活性化に取り組む。また、内閣官房地域活性化伝道師、総務省地域力創造アドバイザーを務め、全国の農村地域のアドバイスなどを行う。
表彰:日本経済新聞社 第2回日経ソーシャルイニシアチブ大賞、第43回 日本農業賞 食の架け橋の部 大賞など
著書:「日本の田舎は宝の山」、「農村起業家になる」(両著ともに日本経済新聞出版社)

萩原紀行 | Noriyuki Hagiwara

1971年千葉県松戸市生まれ。
大東文化大学経済学部卒業後、3年間営業職で会社勤務。

農家園芸療法への関心をきっかけに、農業の魅力にとりつかれる。埼玉県小川町の金子美登氏宅に1年間住み込み、有機農法を学ぶ。
26歳で、八千穂村(現佐久穂町)にて「のらくら農場」を開始。
土壌分析など客観的な視点を導入。

現在は、4.6haの農場で年間約60種類の作物を栽培し、旬の野菜を詰め合わせた「小さな畑セット」の宅配や、流通業、こだわりの八百屋などへの出荷を行っている。また、小さな農産加工所を作り、無添加漬物やバーニャカウダソースなども製造、販売。農場の野菜を使用した無添加レトルトスープを販売。

長野県の農業里親制度の里親に登録されている。9人が独立し、8人が佐久穂町で農業経営している。

現在は夫婦プラス、スタッフ5~10名で農場を運営している。カラダもココロも元気になれる美味しさをたくさんの人に届けるべく、畑を耕している。妻と3人の子どもの5人暮らし。


分科会担当者からメッセージ

加藤翼
佐久穂町生まれ、長野市育ちの加藤翼(22)です。
大学を1年休学し、東北で『生産者と消費者をつなぐ』仕事をしています。

「農業」と聞くと、良いイメージを持つ人は少ないだろうと思っています。
少なくとも、「自分で農業をしよう」と考える人は少ないのではないでしょうか。

しかし農業がなければ、人間は生きていません。どれだけ人類の科学が進歩しようと、未だに人は大部分の「食」を、自然から生まれる他の命に依存しています。豊かになり、全員が農業をせずとも、都会の中で生きていける現代だからこそ、誰しも意識的に自然との接点を持つことが大事なのかなぁと思います。

当日は信州の食と農業の未来を、参加者全員で考えたいと思っています!
新しい食と農業を、みんなで創っていきましょう!

大日方美穂
生まれも育ちも長野県長野市。大学入学とともに長野を離れ、大学では農学系の勉強をしています。

長野を離れたことで、今まで気づかなかった地元の良さを改めて感じるようになり、大好きな地元信州の未来を一緒に考えたいという想いから実行委員を務めさせていただくことになりました。

今、話題の“ノケジョ”。
わたしもそのひとりですが、農学系女子を略したもので、特に大学で農学系の学問を専攻している女子学生や、農業に目覚めた女子のことを指す言葉です。かつての3K『きつい、汚い、危険』といったイメージも薄れつつあり、新たなビジネスモデルも確立されてきています。
これからの時代は、農業の可能性をいかに発見して拡げるか、それをどう活かすかがより注目されていくでしょう。

生きていくには欠かすことのできない食と農、農業大国とも呼ばれる信州にはどんな未来が見えるのでしょうか。ゲストの方や参加者との話が楽しみです。

アツい時間にしましょう!

開催概要

食と農分科会
開催日時:10/9(日)10:00〜13:00
問い:「2030年、信州にどんな農業が必要か」

プログラム:
ゲスト講演(30分×2名)
質疑応答(30分)
ワークショップ(90分)

こんな方に参加してほしい:
・一次産業や自然に興味のある方
・漠然とでも農業は大事だなと感じる方
・新しい「食」や「農業」のあり方を考えたい方

1000人会議全体の概要・申込みはこちらから

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信州若者1000人会議2016
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