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【レポート】プロトタイプ@小川村を実施しました


首都圏の参加者が信州の田舎(小川村・長野市鬼無里地区)と出会い、新たなプロジェクトを構想する「信州つなぐラボ」

9月から、フィールドワーク→プロジェクト構想を終え、いよいよプロトタイプに。

1/12-14にはプロジェクト構想発表会で発表された

・おがわやせいきっずプロジェクト
・里山暮らし体験(チームお通)
・蔵でDIY(ナカラリズム)


の3つのプロジェクトが合同で、2泊3日間のプロトタイプを実施しました。

ご覧ください、小川村チームのデザイナーが制作したこのタイムテーブル↓



音楽フェスのようで、このスケジュールを観ているだけでも、楽しさが伝わってきますよね。

移動には、キャンピングカーを活用したりと、新たな小川村の魅力を体験できるコンテンツが盛りだくさん。

今回はこのツアーの中でも、事務局が体験した

【1日目】
・「やしょうま」づくり体験(里山暮らし体験/チームお通)
・村の人との交流会(全チーム合同)

【2日目】
・おやき作り(
里山暮らし体験/チームお通
・蔵で床貼り(蔵でDIY/ナカラリズム)
・こんにゃく作り(里山暮らし体験/チームお通)

のレポートを掲載します。

謎に包まれた郷土料理「やしょうま」づくりを体験


「やしょうま」って初めて聞く方も多いはず。「馬」の置物をつくるんじゃないかと、そんな気がしなくもないですが、、、

正体は、

北信州地方に昔から伝わる郷土料理で、主に米粉と食紅からつくられているお餅です。ちなみに「やしょうま」は、団子の形が骨ばった馬の背中に似ていることから「やせうま」がなまったものだそう(由来の詳細はコチラ)。

なんと、小川村には「やしょうま」だけのレシピ本をつくった名人、松本さんがいます。その松本さんから、やしょうまのつくり方を学び、それぞれの好きな形でつくってみました。

オリジナルの形で製作できる上に、長野出身者からも「こんなに美味しい『やしょうま』を食べたことがない!」という声があがるほど、美味しいものが出来上がりました。


標高1000m超え!未体験の天体観測

体験後は、小川村の宿泊施設「 星と緑のロマン館」へ行き、地元の人と夕食を食べながらの交流会(食べてばっかり...)
地域おこし協力隊の方をはじめ、現地のキーパーソンと様々な交流をしました。

交流会後は、天体観測。標高1000m超えのこの宿からは、満点の星空が確認できます(スマホカメラ越しではほとんど撮影できませんでした...!)

地域おこし協力隊の方が、自前の天体望遠鏡を取り出し、月の様子をスマホのカメラで撮影させてもらいました。

「今日は天気が悪くてイマイチだな、、、」という説明のあと、のぞいてみると....


めちゃくちゃ綺麗な月がスマホのカメラで撮影できました。

郷土料理、自然と、小川村のポテンシャルを再認識させられる1日目となりました。


中国の文化も楽しむ!?「おやき」づくり体験

2日目の午前中〜お昼は、毎月地域起こし協力隊の方が中心となって開かれている「おやきを食べる会」に参加しました。「おやきを食べる会」では、毎月1回、地域の料理名人が、おやきなどのレシピを持ち回りで教えています。

今回は、中国の旧正月前だったことから、地元の名人の家に代々伝わる中国の旧正月の時期に食べる「水餃子」のつくり方、そしてその具を活用した「おやき」のつくり方を学びました。

美味しい水餃子とおやきが出来たことはもちろん、生活の知恵の塊である小川村の名人たちの会話からは学ぶものがたくさんありました。

空き蔵を見る見るうちに再生!?床貼りDIY体験

こちらは使用していない蔵を利用して、空き家ならぬ、空き蔵の再生を試みるナカラリズムチームの皆さん!2日という短い時間で皆んな・・

貼る!

貼る(・・貼ってない)! !たった2日間で、2階の床を綺麗に改修しました。その様子をまとめたものがこちら↓↓

そしてお昼は、皆んなでジビエ鍋!午前中に収穫をした「雪下野菜」から採れた無農薬の白菜・人参・大根と、山で獲れた鹿や猪など・・
小川村の自然の恵み満載の鍋を皆んなで頂きました。

結果的には総勢20名!今回のプロトタイプを実施した全チームが集まり、大家族のように食卓を囲みました(笑)

一から手作りする、こんにゃく作りワークショップ

2日目の午後は、地元の公民館に移動して、こんにゃく作りのワークショップに参加!普段はスーパーで買う以外に選択肢のない、こんにゃくがどうやって出来るのか?皆んな興味津々です。

今回はこんにゃくイモを剥くところからスタート!地元のお母さんから作り方をレクチャーして貰いながら、皆んなでわいわい♩親子で参加した参加者も、子どもと一緒に楽しみます。

そして、出来上がったこんにゃくがコチラ!勿論、出来たては皆んなで美味しく頂きました。

小川村の日常は、ぼくらにとっての「非日常」

今回プロトタイプで実施したコンテンツのほとんどは、村ではごくごく日常的に行われていることがほとんどです。ですが、都内を中心に暮らしを持つ参加者のほとんどにとって、それは「非日常」的な体験でした。

特別なことをしなくても小川村の日常は、こんなにも素晴らしい!と、どのコンテンツにも参加者から沢山の笑顔が見れました。

それと同時に、どのチームからも「もっと××しておけば良かったかも!」「次はこうしたいね」といった今回だけで終わりではない、未来へのディスカッションが繰り広げられていたのがとても印象的でした。

いよいよ、次回は成果報告会!小川村でやってきたプロトタイプと、これまでの4ヶ月弱を振り返ります。

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