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【レポート】1/26 小川村・鬼無里地区で成果報告会を開催しました。

9月のキックオフ合宿を皮切りに、小川村、鬼無里地区で約半年間かけて取り組まれた「信州つなぐラボ」第1期。

1/25の「信州つなぐフォーラム(成果報告会)@塩尻」での報告を経て、翌日1/26には今回プログラムの実施地域である小川村、鬼無里地区、それぞれ現地で成果報告会を開催しましたので、その様子をレポートします。

プロトタイプの様子:小川村 / 鬼無里地区

小川村の成果報告会は、ナカラリズムが再生した「蔵」を活用。

会場に入るやいなや「おお〜!」という参加者の声。それもそのはず、小川村の成果報告会は、1月12日に開催をしたプロトタイプで再生した「蔵」を会場に使用しました(参照:【レポート】プロトタイプ@小川村を実施しました

つい、2週間前はこんな状態だったのに・・

総勢20名超の成果報告会の一部をお届けします!
小川村町長からの挨拶で始まった報告会。前半は、それぞれのプロトタイプを実施したレポートと振り返りをグループ毎に発表しました(今回は、2グループの発表を振り返り)

トップバッターの【里山暮らし体験(チームお通)】では、実際にプロトタイプを通じて、「どれくらいの”つながり(関係)人口”を産めたか?」を定量的に可視化。結果的に、3日間でトータル「49人(内、関係人口合計は17人)」が参加をした、チームお通の里山暮らし体験ツアー!
テレビ・新聞といったメディアへの露出も考えると、今回の取り組みで小川村に残したインパクトは相当大きなものになったハズです。

更に、今回グループの中でキーとしてあげていた「シェアリングサービスの活用」を関係人口創出に絡めて、分かりやすくイメージをビジュアル化して、これからに向けた話も綺麗にアウトプットされた資料に、関係者も思わず、写真をパシャり。チームお通の報告資料をおさめる人の姿が数多く見られました!

続いて、今回の会場である「蔵」をDIYにより、見事再生させた【蔵でDIY(ナカラリズム)】。話の中でとても印象的だったのは、今回のプロトで意識をしていた3つの「コト」

①村民と外の人の共同作業であるコト
②用途から一緒に考えるコト
③村内全域のエリアリノベーションであるコト

ただ、再生をするだけではない、"始まり"や"過程"にも地域を巻き込んでいくといった「共創」をテーマにした2人の姿勢がとても印象的でした。
実は今回、この蔵を(会場に出来るのか?)といった議論が直前まであったものの、小川村自体からの強い意向もあって、何とか開催に結びつけたナカラリズム。早くも小川に愛着を持たれている、この場所が今後どんな風に変化していくのか?楽しみです!

小川村と参加者のクロストークセッション

後半は、小川村の地域メンターを担当したフリーランス協会平田麻莉さんを司会に、小川村町長・プログラム参加者2名(里山暮らし体験:岩本くん、ナカラリズム:岸本くん)でクロストークセッション。プログラムを通じた感想や、それによって生じた互いの変化、そして、これからの未来についてもそれぞれの立場で意見を交わしました。

今回、一連のプロセスを初めて、町長にもぶつける機会となった報告会では、9名のメンバーが約6ヶ月間小川のことを考えてきたアウトプットが、地域と人を動かし、小川村との距離がグッと近づいた瞬間を感じました!

報告会後の交流会では、参加した小川村の皆さんとの意見交換会も行われ、【今日で終わりではなく、始まりに向けた次のスタート】が早くも始まっていました。
最後は皆んなでお決まり、つなぐラボの「つ」のポーズで集合写真!

鬼無里地区報告会では、現地の皆さんと次の一歩を考える場に。

鬼無里地区での成果報告会では、雪が降り積もる中、約20名ほどの方々に会場にお集まり頂きました。

参加メンバーからは、今回プロトタイプとして実施したモニター企画「鬼のいない里山がっこう」について概要を説明した上で、モニター企画に参加された方々の率直な声を共有しました。

「鬼のいない里山がっこう」は、
“鬼無里”という地名を体現するように、心穏やかな地域の人との交流を通じて、都会では学べない、生きる知恵や暮らしの工夫を学びたい、体験してほしいという想いから「鬼のいない里山がっこう」と題した体験型のツアープロジェクト。プロトタイプのレポート

モニター企画の「参加者の声」として、
・鬼無里ならではのライフスタイルを知ることができた。
・たぶんこの機会がなければ鬼無里に来なかったと思う。ましてや地域の人たちと関係は持てなかった。
・ただの観光でない、深い関わりが持てた二日間だった。
などの嬉しい声が寄せられました。

今後に対する期待の声として、
・首都圏から1時間の長野駅から足をのばす先としてもっと知られるようになれば。
・鬼無里に好感・親近感を持った参加者がリピーターになる次の一歩が重要。
と今回のモニター企画をきっかけにして、さらなる関係人口の輪を広げるためにはまだまだ工夫の余地がありそうです。

みんなで次のアクションを考えよう。

そんなプロトタイプを終えて、ラボの参加メンバーそれぞれには、次なるアクションに向けての想いが沸いていました。

・鬼無里の水芭蕉を広めたい!
・冬山で雪に関わるコンテンツを企画したい!
・つながり人口になってくれる仲間を現地に連れて行きたい!

やりたいことがどんどんと湧き上がる中、

・現地のお家で草刈りでも掃除でも手伝いたい!
・鬼無里のイベントの裏方をサポートしたい!
といった「現地のサポーター」として、あるいは「プレイヤー」としてもっと鬼無里との関係を深め、現地の方々に教えていただきながら、アクションを考えていきたい、というのがメンバー共通の想いとしてありました。

成果報告会の後半では、会場に集まった20名ほどの現地のみなさんと共に、次の一歩を考える時間を持ちました。

夏まつり、登山道の整備、野菜の植え付け・収穫、獅子舞、スナック・居酒屋…色々なアイデアがあちこちで生まれていました。

今後このアイデアをメンバーで持ち帰り、次のアクションを構想するとのことで、これからの展開が楽しみです!

ここからがまた新しいキックオフ。

さて、「信州つなぐラボ」の第1期としては、ここで一区切りとなりますが、それぞれの地域で生まれた、信州と都市との関わり合いはまだまだスタートしたばかり。

今回の「信州つなぐラボ」をきっかけに、また新たな関係づくりが動いていくことでしょう。

信州つなぐラボの今後の展開を、どうぞお楽しみに!


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