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「いつもの事」で楽しい事。

毎日は、
たくさんの「いつもの事」と少しの「いつもじゃない事」の
積み重ねでできている。と、思う。
そして、「いつもじゃない事」は何度か続くと「いつもの事」の
仲間入りをする。

自然と「いつもの事」が増えていき、
「いつもじゃない事」が減っていく。

「いつもの事」として見慣れたり聴き慣れた事は、気に留めなくなり、
見逃したり、聞き流すようになる。
すると、刺激として捉えなくなるので、
毎日はつまらなく感じ、一年は早く感じるようになる。と、思う。

毎日がつまらなくなりすぎないように、
友達と飲んだり、旅行に行ったり、大きな買い物をしたりする。
どれか、ではなく全部やる。
それぞれになるべく慣れないようにするために。

しかし、全ての「いつもじゃない事」が楽しいとは限らない。
非日常の刺激がポジティブとは限らない。
逃げたくなるような「いつもじゃない事」もあるし、逃げることもある。
「いつもの事」しか起きないような刺激の無い毎日が恋しくなる時がある。

「いつもの事」と、逃げたくなるような「いつもじゃ無い事」が続くと、
楽しくなるような「いつもじゃない事」に前向きにはなれない。と、思う。
外食にも、旅行にも、買い物も面倒臭くなる。
ますます、毎日はつまらなくなって負の循環が始まる。抜け出しにくい。

そこで、きっと大事なのは「いつもの事」なのに楽しい事を見つけること。

何度も見ているのに笑ったり泣いたりしてしまう映画。
何度食べても美味しいと思うコンビニスイーツ。
気軽に会えていつも同じ話で盛り上がれる友達。
大好きな音楽、大好きな本、肩まで浸かるお風呂などなど。
もう「いつもの事」になっているけど、今でも楽しいもの。
それがきっと困った時の自分を助けてくれる。

どうしようもない時は、いろんな事と一緒にそれらも忘れがちだけど、
「いつもの事」だから、自分の近くのどこかにあるはずで、
どうしようもない時は、意識的にそれらの触れる事で、
全ては解決しないけど、何かの糸口は見つかるかもしれない。
見つからなくても、それに触れている瞬間は楽しいはず。

「いつもの事」で楽しい事。
それを見つけて忘れない事は自分を守るのに、
思っているよりも大切なのかもしれない。と、思う。



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