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知らない人んち 第1話  (タカイシンver)

・・・・・不審に思うも「何か面白いものが撮れるかも」と欲が出たきいろは屋根裏に潜入し、撮影を開始する。。

場面変わって、ダイニングのテーブルに置かれた銃らしきもの。一軒家に住んでいる?3人の男女

きゃん)成功したわね。この「超音波脳波激流誘導兵器」のおかげで。(朝鮮語と字幕)

各国のスパイが集まるシェアハウス

NA)この世には常識が通用しない世界。理解を超えた世界。常軌を逸した世界がある。「超音波脳波激流誘導兵器」「精神的迎撃兵器」「逆洗脳可能兵器」これらもその一例だ。

(振り返り)きゃんが、銃型の「超音波脳波激流誘導兵器」のビームで後ろからきいろを打つ。実はうつろうつろで、うろうろしながら屋根裏へ。屋根裏の扉閉まる。

(再び)ダイニングのテーブルに置かれた銃らしきもの。一軒家に住んでいる?3人の男女。

ジェミ)脳波をいじって、本当に自分の家ではないのだけれども、あえてもっと自分の家に見せない作戦とは考えたわね。きゃん。(ドイツ語と字幕)

アク)我々が恐ろしい兵器を日本に持ち込んだ、最強最悪のスパイだとは思わないだろうな。(英語と字幕)

NA)彼らはスパイ。我々とは住む世界が違う人間たちだ。いや人としての理性はとうに無くしてしまったのかもしれない。想像をはるかに超える凶悪な兵器の存在に、今日我々は出会う。ここは世界中からスパイが集まるシェアハウス。

なお、便宜上ここからは日本語でお届けする。

3人へのインタビューと兵器紹介

インタビューとチープな兵器説明のインサート映像で構成

きゃんさん

(リビングで紹介カット、手には銃を持っている)北朝鮮スパイ きゃん

インタビュアー)よろしくお願いします!自己紹介をお願いします!

きゃん)よろしくお願いします。北朝鮮でスパイをやらせて頂いておりますきゃんと申します。スパイ歴はまだ5年です!日々勉強です!

インタビュー)剛力彩芽さんに似てらっしゃいますよね?

きゃん)えーそうですか。。うれしいです!かわいいより、かっこいいほうが女性っていいじゃないですかー!ただかわいいだけの女ってつまんないですよね。令和ってもうそういう時代じゃないと思うんですよね!

インタビュー)ぼくどちらかというと感性が女性寄りって言われるんですよ!女友達もめちゃ多いですし。女性と話をしていたほうが、なんかしっくりくるんですよね。

(銃ときゃん)会話ひとしきりあって

「超音波脳波激流誘導兵器」**

「超音波脳波激流誘導兵器」紹介カット

NA)説明しよう。きゃんがきいろを襲ったこの「超音波脳波激流誘導兵器」。
これは超音波脳波激流誘導銃から発せられた超音波で脳波に激流を起こし、人を自由に操る世にも恐ろしい装置である。今は1日に6発だけ、1人ずつにしか打てない。かつ効果は5分だけでという北朝鮮が国をあげて開発に力を入れている装置である。これまでにかけた開発研究費は100兆北朝鮮ウォン。

しかし人を操るとIQに影響を及ぼしてしまい、その後操られた人のIQは10倍になってしまう。逆に良いことをしてしまう。

その特性を活かして、

「超音波脳波激流誘導銃で操る→IQ上げる→超音波脳波激流誘導兵器を研究する→さらに超音波脳波激流誘導銃で操る→さらにIQ上げる→さらに超音波脳波激流誘導兵器を研究する」という無限PDCAサイクルを発明し、この兵器を完成させた。

ただ操られた人のIQが上がると、「これなんのためにやってるんだっけ。」

という余計な邪念が生まれ、研究が止まってしまう。

頭がよくなると、人類における愛の重要性に気づいてしまい、愛ゆえの世界平和活動に従事してしまう。研究がおろそかになり、研究が進まなくなってしまうのだ。そんな大きな課題を抱えてきゃんは日本に降り立った。

勤勉な日本人に目をつけたのだ。勤勉な日本人であればIQがあがっても研究に没頭するという有力な情報を得たからだ。

きゃんは、きいろをモルモットにする恐ろしい計画を立てていたのだ。

(インタビュー続き)北朝鮮スパイ きゃん

インタビュアー)女性って男性と違って、裏を読みますよね。

きゃん)いや、今って男性のほうが鋭い部分もあると思うんですよね!男性女性の境界線がなくなってきているというか、私は逆に男性と話をしていたほうがしっくりくるんですよね。

インタビュアー)うんうん!ぼくなんて・・・

(会話している途中で場面は終わる)

(屋根裏探索中のきいろ)何かを発見する!これは、、、

ジェミさん

(再びリビング)

インタビュアー)続いては、100人暗殺済みのドイツ人スパイ ジェミさんです!よろしくお願いします!パチパチパチ!

ジェミさん手に虫除けスプレーのようなものを持って入ってくる。リビングのイスに着席

ジェミ)よろしく。

「精神的迎撃兵器」

「精神的迎撃兵器」紹介カット

NA)ジェミがもっているスプレー型の兵器。これは自分の体に吹きかけると1時間精神的ダメージがゼロになる「精神的迎撃兵器」だ。

「スプレーを吹きかける→どんなDISもきかない心に→メンタル無敵状態になる→イキりきることができる」

ジェミはこのスーパーPDCAサイクルで、無数の無敵メンタル強化人間を完成させてきた。

これを使って日本のSNSを制圧しようというのが、母国から与えられたジェミのミッションだ。きいろに吹きかけてSNSを無双させようという前代未聞の計画を立てていた。

どんなにイキった発言でもできる。どんなに過激な発信もできる。なんならきいろのダイナマイトボディを使っても構わない。母国をアピールするプロパガンダを達成するためなら。。

ユーチューバーきいろをスーパードイツプロパガンダインフルエンサーに仕立てあげようとしていたのだ。

ただスプレーの効果が切れたあとは地獄絵図だ。
自己嫌悪に自己嫌悪に自己嫌悪。自己嫌悪の無限ループに陥る。

一度使ってしまうと、禁断症状を引き起こす。
もうやめられない。メンタル強化人間という人の倫理観を蹂躙する恐ろしい作戦だ。

もう計画は最終段階まで進んでおり、SNSの炎上インフルエンサーはすでに精神的迎撃兵器の餌食だというのだ、、、

(インタビュー続き)ドイツ人スパイ ジェミさん

ジェミ)ちょっと失礼。

(スマホメッセージに)
「薬局さん、麺がきれました。。。なんでもします。100万円分お願いします。。今すぐ」

ジェミ)もうコイツいっちゃってるね。ポンドだろうが!

(スマホのメッセージ履歴には)
ニシノ、ミノワ、タバタ、ホリエ、イケダ、、、、

ジェミ)ふふふ。ちょいとぬけるよ。

アクさん

(アク座っている。インタビューを待っている)

「逆洗脳可能兵器」

NA)逆洗脳可能兵器とは逆に洗脳できる兵器だ!

アク)え、え、え終わり。早くないですか。

NA)次週、第2話は彼らが日本に潜入した衝撃の事実!彼らが抱える闇、彼らが抱えるカルマ、彼らが背負った悲劇、そして彼らの唯一の希望、希望があるがゆえの絶望、絶望があるから明日がある!

そして果たしてきいろの運命は!?


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