DDTとワタシ⑦強い気持ち・強い愛

強い気持ち・強い愛

先日両国国技館で行われたDDT旗揚げ25周年記念大会
オープニング映像のBGMとして
あの時代の空気を象徴するオザケンの甘い歌声と多幸感溢れる歌詞が
今成夢人監督渾身の映像を更に引き立てていました。


名物選手や名場面のオンパレード
時代のうつろいと共に何度も何度も打ち込まれる蒼魔刀(HARASHIMA選手の必殺技)...
正直、この映像見られただけでいきなり満足度MAXになっちゃった。

実はちょっと前に
20年来の親友からアーリーDDTに激ハマりしていた過去を打ち明けられるというエポックがあり
その彼女にレクチャーされながら過去動画を見返すなどして
両国大会はより深く楽しむことが出来ました。
彼女を今のDDTに出戻りさせることが出来たのは最近で一番うれしい出来事。


なにもかもが素晴らしかった両国大会ですが

メインイベントのあと
KO-D無差別級を戴冠した遠藤選手が支度部屋に凱旋する映像にDDTの良さが凝縮されてます。


喜びに男泣きの遠藤選手を労う秋山選手の誇らしそうな表情。
抜群の笑顔とおおらかさで新チャンプを迎えるHARASHIMA選手はミスターDDTとしか言いようがないし
まだその域には達せない吉村選手の若さと悔しさも痛いほど伝わる。
HARASHIMA吉村組を破った高梨選手は裏・ミスターDDTとも言えるスタイルを貫いて粋に構える。
右手を見れば悠然と寝転ぶフェロモンズが祝福だかひやかしだか判らない奇声をあげ
左手には複雑な面持ちながらどこか憑き物が落ちた風情の竹下選手とその心情に寄り添うような上野選手

と、ハッピームードの中でも選手の想いとあり方は千差万別で
その全てを包み込むDDTという団体の自由さをこれからも愛していきたい。


DDTの皆さまは本当お姿が良くて
すぐ
顔がいい~、顔がいい~と鳴き声みたいに繰り返してしまうんですけど

では何故彼らがうつくしいかと云うと
内面や鍛練がそのまま見た目に反映されているからで

たとえば
竹下幸之介をハンサムたらしめているのは
自信や知性や強者の風格そしてほろ苦さ、だったりするんじゃないかと思うし
プロレスのために色んなスポーツを経験しアスリートとして輝かしい結果さえ残し
日々トレーニングに試行錯誤し続ける
そんなプロレスと己の肉体への飽くなき探求心が
説得力に充ちた肉体を創り上げているように見えます。

上野勇希の美青年レシピは
・ポジティブさ・感謝とユーモアを忘れない心・香り付けにシニカルさを少々...というところでしょうか。
一方で
闘争本能と勝利への渇望、潔癖さと情念が
血の滲むような努力となって見事な肉体美を生み、凄艶を滲ませているのではと感じます。


連日くるったように竹下選手と上野選手を褒め称えてますが
彼らの試合を生で見れば納得出来ると思うのでまだご覧になってない方はぜひ。

ただ、竹下選手は4/10後楽園大会を最後に日本を離れることが発表されました。



アメリカ行きを切望されているのは分かっていたものの

まさかこんなに早いとは、と驚きました。

そのあとの記者会見でも慎重に言葉を選びながら説明されていて、なかなか容易な道のりではなさそうですが
だからこそどうやって世界と闘っていくのかとても楽しみな
竹下幸之介シーズン2
の門出を心からお祝い申し上げます。

同時に
上野選手にとっても
人生を丸ごと変えてくれた憧れのひとであり、友人であり、仲間であり、ライバルでもある、かけがえのない存在が目の前からいなくなってしまうという
重大局面だと思うんですが


しゃくりあげるほど泣きながら想いを溢れさせそれでも
自分が団体を引っ張っていく覚悟を表明し
竹下選手に盛大なエールを送り
自分がチャンプになってタケが帰ってくる理由になりたいと未来図を描く


なんというこころざし......


竹下選手も上野選手もお若いのにご立派で、
人間として本当に感銘を受けるし尊敬の念に堪えません。


そんなパーフェクト・オリジンのお二人ですが

Ultimate Tag League 2022で組んだ
咲くやこの花タッグでは
文字通り同級生の部分が際立っていたように思います。

ちょっと悪ガキのような雰囲気、元気なファイト
それこそ高校生の男の子のように喧嘩したり不機嫌になる竹下選手が垣間見れたのは貴重だったかもしれません。

思い返すと
あまりにもかわいくてフレッシュで
咲くやこの花ってプリキュアだったのかな?みたいな気持ちになってきました笑。
プリキュアには
かわいさだけじゃなく、かっこよさとか、希望とか、楽しさとか、強さと優しさとか、信じる心とか、友情とか、出会いと別れとか、祈りとか
『世界』のすべてが詰まってるので...


合体技ダイヤモンド・ハリケーンの原型は
竹下選手も幼い頃から教えを受けた大阪のレジェンドレスラー ビリーケン・キッド選手で
2020年にはキッド選手&竹下選手タッグでも披露されてます。

相手はHUB選手&上野選手。
この試合で上野選手は現在の必殺技のひとつであるWRをもう一人のレジェンド HUB選手から伝授されてます。

いつか
アメリカから凱旋した竹下選手を上野選手が大阪で迎え撃つ日が来ないかな。


最後に

両国からコスチュームを一新した竹下選手。
髪色も
獅子のたてがみのようなアッシュゴールドから
落ち着きと個性の光るブルーブラックに変わり
照明の具合で透ける青みが
爽やかなブルーの新コスチュームにとても映えていました。


絶対的リーダーのレッドから

フロンティアのブルーへと。


青は上野選手のカラーでもありますね。
お二人のこれからのレスラー人生が
離れていても時に交じわりつつ幸多からんことを願ってやみません。




愛し愛されて生きるのさ

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