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20年前、あなたは何してた?

具体的に言うと、20年よりもうちょっと前。1995年の秋。

ぼくは暮らしかた冒険家のスタッフだけじゃなくて、もうひとつ顔があって、それは野外フェスの制作オフィスのアースガーデンでフリーペーパーとウェブの編集長と広報の顔。

3.11の直前に入社して、そこから地獄ような日々を過ごしてなんとか生き残った記録は、ここで記事にしてもらった。

ということで、アースガーデンでは、プレス対応なんかもしているのだけど、最近、アースガーデンをメディアで取り上げてもらうときに、なぜか「2011年が初開催」と書かれることがたまにあって。

なぜかなぁと思っていたら、イベントページの過去のイベントのアーカイブが2011年からしか残っていないからだった。2010年以前は、大したウェブも記録もないので、ちゃんと残っていないだけなのだけど。

あぁ、そうか、知らない人には2011年から始まったように見えるのかぁと、客観的な視線をもらった。中にいると当たり前すぎてあまり気にしてなかったのだけど、アースガーデンは20年以上の歴史がある。

とりいそぎ「2010年以前のアースガーデン」というのをつくって、20周年のとみこさんのコラムを載せることにした。

http://www.earth-garden.jp/event/before2010/

これがベストじゃない気もするけど、とりあえず、ね。

それにしても、すごいなぁと思う。だって20年だよ、20年。

オーガニックもエコも、全然メジャーじゃない時代からはじまった。今、この時代があるのは、90年代に心底大変な思いをしながら、地道に活動してきた、エコブランドや、小売店、イベント制作などをしてきた人がいるから。

この人たちは「時代をつくってきた人たち」だよ。「エコ」って言葉を誰も知らない時代から、知らない人がいない時代になったのは、この人達のおかげだ。これってものすごいことだと思う。何度も言うけど。

最近、アースガーデンメディアの存在意義をずっと考えているのだけど、こういう歴史を紐解き、残し、次の社会課題へとつなげることなのではないかと思っている。

アースガーデンにとって、何よりも大事なのは、志をもった出店者さんたち。その人たちの強さと、健やかさをちゃんと残していくこと。大変だけど、その人の輪と記録ができるのは、アースガーデンだけかもしれない。

というわけで、今週末のアースガーデン@代々木公園、ぜひ来てね。僕もいますので。

earth garden “冬” 2018 
http://www.earth-garden.jp/event/eg-2018-winter/



将来的に「フェスティバルウェルビーイング」の本を書きたいと思っています。そのために、いろんなフェスに行ってみたい。いろんな音楽に触れてみたい。いろんな本を読みたい。そんな将来に向けての資金にさせていただきます。