無くすことで自覚する "美しさ"

あまりにも入ってくるものが多すぎて、お腹いっぱい。それでも面白いからどんどん情報を浴びてしまう情報ジャンキーな日々の中で、感覚を一つ無くしてしまうという体験ができる「ダイアログ・イン・ザ・ダーク」。

有名だし、今更感もあるけど、行ってきてよかったなぁ。

目を閉じている時と全く変わらぬ暗闇の中を、見ず知らずの6人と一緒に冒険する。視覚以外を使って道を見つけて歩いたり、簡単なゲームをしたり、食べたり飲んだり。参加者をリードしてくれるのは視覚障害を持つ方。

入り口で、体験中のコミュニケーションのコツを教えてもらう。それは声を出すこと。

たまたま同じ時間に予約した見ず知らずの人同士だけど、進むに連れてどんどん深まるコミュニケーションと信頼感と連帯感。視覚を無くすことで、普段よりも密になるコミュニケーション。見えないからくっつくしか無くて物理的な距離も縮まる。でも、不快な感じはない。ミッションをクリアをしていく達成感や、道のバリエーションなど飽きること無くあっという間に時間がすぎる。

体験を終えた後、感じるのは、視覚障害を持つ方へのリスペクト。そして目に見えるものの美しさ。

「美しさ」というのは至る所に平然と存在しているもの。だけどそれらはあまりにも自然­に、あまりにも身近に息づいているから、往々にして見失われやすい。

高価な宝石なんかとは比べられない誇り高い輝きを持ち合わせ、聖書や他のどんな書物よ­りも真っ直ぐにピュアな何かを伝達することが出来る、正しさに満ちている美しさ。

それを見たかったら目を開くだけでいいと思う。何処にも行く必要は無くて。もし素直な­まなこで世界を見たなら、日常の何気ない光さえもその心を照らす輝きとなって、その瞳­に永久の感動を映し出す「美しさ」になり得ると思う。

何故ならその美しい世界は、あなたの美しい心そのものをリフレクトしたものだと思うか­らです。


この記事が気に入ったら、サポートをしてみませんか?気軽にクリエイターを支援できます。

note.user.nickname || note.user.urlname

将来的に「フェスティバルウェルビーイング」の本を書きたいと思っています。そのために、いろんなフェスに行ってみたい。いろんな音楽に触れてみたい。いろんな本を読みたい。そんな将来に向けての資金にさせていただきます。

8

Shintaro Kuzuhara

フェスはもっと人や社会の役に立てるはず / Nujabes好き / 横浜札幌二拠点居住 / 編集と野外フェスが仕事 / 野外フェス制作オフィス「アースガーデン」メディア部編集長/ソーシャルグッドな広告制作ユニット「暮らしかた冒険家」スタッフ
コメントを投稿するには、 ログイン または 会員登録 をする必要があります。