信用経済と自分の態度

はあちゅうの件がずっとなにか引っかかってて、ずっと考えている。

まずは、セクハラを告発したことはものすごく勇気が必要だったことだろうし、本当に尊敬する。無条件で。

はあちゅうが著名クリエイターのセクハラとパワハラを証言 岸氏「謝罪します」
https://www.buzzfeed.com/jp/takumiharimaya/hachu-metoo

その後に、これまでめっちゃ童貞をいじっていたことはセクハラじゃねぇのかとか、タイミングが良すぎる自分の本の発売に全部プロモーションかよとか、いろんな批判が起きていて。

ものすごく下世話な気もするんだけど、なんだかこっちのほうが気になっていて、ずっと考えている。

過去の「童貞」に関する発言についてのお詫び|はあちゅう|note
https://note.mu/ha_chu/n/n9f000c7bb226

→謝るの、やっぱやめたらしい…
下ネタとセクハラ、表現の自由とハラスメントの境界線についてhttps://lineblog.me/ha_chu/archives/67293168.html

はあちゅうは、これまでずっと、普通なら10にしか届かなかったものを、炎上させて100に届けて、100のうち批判が70でも30に届けば結果的にOK!っていうことをしてきたわけだ。

きっと今回のセクハラの告発は、ものすごーく、ものすごーーく勇気がいることで、本当に悩んでリリースしたことだと思う。それは本当にそう思う。

でも、これまでの生き方ややり方を、みんなよく知っているから、彼女の中の勇気を持った会心の一撃が鈍ってしまった。

これって、要するに信用経済だ。信用に足るような行動をしてこなかったツケが回ってきたんだと思う。

たとえ、社会にポジティブになるような、もしくは社会問題の解決になるようなことでも、信用がなければ世の中にマイナスに働いてしまう可能性すらある。

こういう世の中なんだなっていうことに自覚的じゃないと、いろいろ足元がすくわれそうだなって、ちょっと怖いのだ。だから、ずっと考えているんだと思う。ぼくだって、過去、どんなことを言っているか分からない。覚えてないことだってあるだろう。

はあちゅうみたいに、これからの生き方を模索している人は百も承知だと思うんだけど、なんでこんなになっちゃったんだろうというのが一番の疑問。

こんな世の中が、良いか悪いかわかんないけど、実際にこんな世界を生きているわけだよね。さて、そんな世界に、自分はどんな態度で臨めばいいんだろうね。

(本のプロモーションじゃないって話は、広告制作をしていて、経験も豊富で、頭も回る人たちが、プロモーションのことを考えてないなんて、ありえないとは思う。普通、時期はよくよく考えるよね。→ BuzzFeedの編集長さんがプロモーションじゃないって言ってるみたい







将来的に「フェスティバルウェルビーイング」の本を書きたいと思っています。そのために、いろんなフェスに行ってみたい。いろんな音楽に触れてみたい。いろんな本を読みたい。そんな将来に向けての資金にさせていただきます。