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観葉植物の植え替えって必要?

ショップに並んでいる観葉植物は、当然ですが根っこ丸出しで販売されていることはなく、プラスチックの鉢などに入れられて販売されています。

そしてそれを好みの鉢に植え替えていくんですが、この作業ってけっこう楽しいですよね。

買いためておいた植物たちを休日なんかに、ビールでも飲みながらまとめて作業したり、ちょっとしたイベント気分です。

そしてそんな作業自体が楽しいってのもあるんですが、ぼくは今まで、植え替えは必ずしなくちゃいけないって盲目的に思ってました。

植物にとってよかれと思って、ってやつですね。

でもそんな植え替え作業、いったんやめてみようかなと思ってます。

理由はシンプル、それをしないほうが植物にとっていいんではないかと思ったから。


半年ほど前のことなんですが、練馬にあるオザキフラワーパークさんで購入したタマシダを、植え替えせずにプラ鉢のまま別の鉢に入れて育ててみました。

そのタマシダ、他のより生長ペースが早かったんですよね。

ん?これはもしかして、植え替えってそんなに大切なことじゃないんでは、、という問いがまず浮かびまして。

そしてそのあと購入したものは植え替えをせずに育ててみました。

ちょっとした実験気分ですね。

さて、そんな植物たち、ちゃんと育ってくれたんでしょうか。

実際のビフォーアフター画像でご覧ください。


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こちらが先ほどお話しした、オザキフラワーパークさんで購入したタマシダです。これが購入時の様子。

この半年後が、、


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こうなりました。明らかに葉の広がりがダイナミックになってますね。

大きくなりすぎて、生活にちょっと支障がでるくらいです(笑)


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他の植物もみてみましょう。こちらはフィロデンドロン・シルバーメタル。購入した時期は去年の9月。ちょうど一年前ですね。


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これが現在の様子。上下にしっかり育ってますね。

ハンギングしてるので、お部屋のジャングル感アップに一役買ってくれてます。


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これはわりと最近購入したマランタ。1ヶ月ほど前ですかね。


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わずかの間にこれだけ成長しました。

くるっと丸まった新しい葉もどんどん生まれてきています。


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伸び率でいったらこれが一番かも。エスキナンサス・ラスタです。


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8ヶ月後の現在。どうでしょうこの生長具合。ディスプレイが見えなくなっちゃいましたね(笑)。まぁそれもまたよしです。


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続いてカラテア・ランキフォリア。去年の12月の様子です。


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これが現在。上へと伸びる葉がたくましい。

とても生命力を感じる育ちっぷりです。


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そしてラスト。

フィロデンドロン・シルバーメタル、ホヤ・リップカラー、ミクロソリウム・ディベルシフォリウム、モンステラ・セル、、

ここの植物はぜんぶ、植え替えをせずに購入当初のプラ鉢のまま、別の鉢にいれて育ててます。

どの子もグングン伸びて、木箱のシェルフを覆い隠すかのよう。

ここは日当たりはそこまでよくないんですが、この生長っぷりです。


いかがだったでしょうか。

とりあえず、植え替えをしなくても植物の生長には支障がないってことがおわかりいただけたかと思います。


ここでぼくなりに、植え替えをしないメリットをざざっとあげてみたいと思います。

①植物が問題なく生長する

②作業をする手間がはぶける

③鉢を自由に着せ替えできる

④土や底石を購入する費用を節約できる

そんなとこでしょうか。

特にインテリア好きにとっては、③のメリットが大きいですよね。


もちろん、常に植え替えをしなくてよい、ってわけではなく、場合によっては必要なときもあります。

例えば、購入時の土の量が少ないとき

そのぶん保水力がなくなっちゃうので、水が大好きな植物にはちと心配。たとえばハーブとか、シダ系の植物ですね。


そしてもちろん、底穴から根がでるくらい生長したものは植え替えてあげないといけないんですが、そのときもあえてあえて鉢には植え替えず、『ひとまわり大きなプラ鉢に植え替える』と、また自由に鉢の着せ替えができますね。


以上、長くなりましたが、ざっくりまとめますと、、

植え替えは必要不可欠なものではない。

そして、根詰まりしてきたものは、鉢に直植えせず、ひとまわり大きなプラ鉢に植え替える。

これだけのことで、インテリアとグリーンの関係を、より自由に楽しめるんじゃないかと思います。


もちろん、植え替え作業は楽しいですし、すべてを否定するわけじゃありません。

ただ植物好きの方の中にも忙しくて時間がとれない方や、作業自体が苦手な方など、義務のように感じて、場合によってそれがストレスやプレッシャーに感じてしまう方もいらっしゃるかもしれません。

でもごらんのように植物はちゃんと育ってくれますし、そういう方達の肩の荷が少しでも軽くなっていただき、植物との付き合い方がもっと気楽になっていただければ、なんてことを思いました。

みなさまのグリーンライフがより豊かなものになりますように!

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

SHINPEI

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