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noteでblog始めます

はじめまして。
守護神鑑定師の龍月(きみつき)です。
神道の心を伝える伝道師・小坂達也氏に師事し、九州は宮崎県で活動しております。
今回は初のblogということもあり、《神道とは何か?》について書こうかと思います。

全国至るところに神社はあります。
日本にしか見られない独特の風景です。

このような神社を中心とした、日本の神々への信仰が《神道》です。


神道は、日本人の暮らしの中から生まれた信仰といえます。

遠い昔、私たちの祖先は稲作をはじめとした農耕や漁撈などを通じて、自然との関わりの中で生活を営んできました。

自然の力は人間に恵みを与える一方、猛威もふるいます。

人々はそんな自然現象に神々の働きを感知しました。

また、自然の中で連綿と続く生命の尊さを実感し、あらゆるものを生みなす生命力も神々の働きとして捉えたのです。

そして、清浄な山や岩、木や滝などの自然物を神宿るものとして祀りました。

やがて祀りの場所には建物が建てられ神社が誕生したのです。

このように日本列島の各地で発生した神々への信仰は、大和朝廷による国土統一にともない、形を整えていきました。

そして、6世紀に仏教が伝来した際、この日本固有の信仰は、仏教に対して神道という言葉で表わされるようになりました。


神道の神々は、海の神、山の神、風の神のような自然物や自然現象を司る神々、衣食住や生業を司る神々、国土開拓の神々などで、その数の多さから八百万の神々といわれます。

さらに、国家や郷土のために尽くした偉人や子孫の行く末を見守る祖先の御霊も神として祀られました。

『古事記』『日本書紀』には多くの神々の系譜や物語が収められています。


神道の信仰が形となったものが祭りです。

祭りは稲作を中心に暮らしを営んできた日本の姿を反映し、春には豊作を、夏には風雨の害が少ないことを祈り、秋には収穫を感謝するものなどがあり地域をあげて行われます。

祭りの日は、神社での神事に加えて神輿や山車が繰り出したくさんの人で賑わいます。

神道の祭りを行うのは神社だけではありません。

皇室では、天皇陛下が国家・国民の安寧と世界の平和を祈るお祭りが行われています。

また、家庭では神棚の前で家の安全、家族の無事を祈ります。

これも小さな祭りといえます。


神道のもつ理念には、古代から培われてきた日本人の叡智や価値観が生きています。

それは鎮守の森に代表される自然を守り、自然と人間とがともに生きていくこと、祭りを通じて地域社会の和を保ち一体感を高めてゆくこと、子孫の繁栄を願い家庭から地域、さらには皇室をいただく日本という国の限りない発展を祈ることなどです。

このような理念が、神々への信仰と一体となって神道が形づくられています。

また、神道には神々を祀る環境として清浄を尊ぶという特徴があります。

神社は常に清らかさが保たれ、祭りに参加する人たちは必ず心身を清めます。

これら神道の理念や特徴は、日本人の生き方に深く影響しているといえるでしょう。


神道は、日本の民族宗教といわれ、日本人の暮らしにとけ込んでいます。

たとえば、初詣や厄除、初宮参りや七五三、結婚式や地鎮祭など、神道の行事は日常生活のいたるところに見かけることができます。

しかし、一般の日本人はあまりにも身近なせいか、神道について知らないことが多いのも事実でしょう。

それが【古事記に学ぶ】ということです。



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