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仏教❗誕生の歴史が分かる❗



各宗教を客観的にみる。
これは日本人だからこそできることなのかも知れない。



こんにちは❗今回は「仏教」を紹介していきます❗

あまり宗教に関心のない人でも「仏教」と聞くと「なんだか分からないけど一番安全な宗教」みたいなイメージがあるのではないでしょうか?

葬式やお寺、盆踊り等、私たち日本人の一番身近にある宗教。それが仏教です。


この仏教がとても面白い❗
今まで紹介した神を崇める宗教とは違っていて、簡単にいうと、
「悟り」を開き「仏」になることを目指す。

そんな宗教です❗


「この世界はなぜあるのか」
「死ぬとどうなるのか」

といったことは、おそらく誰でも考えた事があるのではないでしょうか❓️
(私自身も未だに寝る前とかに考えて一人で怖くなったりすることがあります。笑)

ですがそういった事を本当に最後まで考え抜いて自分の答えを見つけた人ははたしているでしょうか??


悟りを開き、仏を目指そうとする人達はそういった事をとことん最後まで考え続けるのです❗

上記以外の問題でも様々な視点から自分自身やこの世の中を見つめた教えが多数存在します。


なので、この仏教にはたくさんの「誰もが考えたことのある不思議」を論理的に考え抜いてきた長い歴史があるのです❗

仏教を学んでいくにつれ知れば知るほどたくさんの身近なことに繋がるし、私自身の今までのたくさんの小さな疑問が府に落ちることが多々ありました。

ですがやはりこういった考えはどれが正解というのを決めるのは難しく、宗派はそこに権力等も絡んでくるため色々な形に変化しながら、現在にいたります。


そんな仏教の歴史を、
誕生~日本伝来~現在という流れで紹介していきます❗❗

以前紹介したヒンドゥー教の物語から仏教は誕生し、(まだ見てないかたはこちらから❗↓)


同じく以前紹介した神道とも深く混じりあっていきます❗



それではいきましょう❗



仏教の歴史

誕生の地インド


インドにはバラモン教が布教していました。

ですが、バラモン教の身分制「カースト制度」に納得いかない勢力があちらこちらででき、これを「十六大国」と呼ばれます。
(この中の6つの大きな教団を指導していた6人を六師外道と呼ぶ)


ここが仏教誕生の地となります。



ブッタ誕生

ある日、後の仏教の開祖、釈迦(ブッタ)となるゴーダマシッタールタという子供が生まれます。(以下ブッタとする。)

生まれたときの逸話で、生まれてすぐ7歩歩き、

「天上天下唯我独尊」

と喋ったみたいです。笑
(これは後に釈迦が神格化されていく仮定でできた話ではないかと言われています)


ブッタは王族で裕福な暮らしをするのですが、成長するにつれ、だんだん人間の老い、病気、死等の苦しみを知るようになります。

次第にこの苦しみ(仏教では四苦八苦という)から逃れたいと考えるようになります。

そしてとうとう29歳のとき、出家を決意し家を出て修行者となりました。

はじめに瞑想をして修行をしましたが、心がかるくなるだけで苦しみからは逃れることはできないと考えます。

次に断食等の苦行を行いますが、これも苦しみへの耐性ができるだけで、苦しみから逃れる術ではないと気付きます。

そして、「もっと苦しみ自体に向き合い見つめ直し、考え抜こう。」となり
世の中の「無常」(一切のものは生じ、変化し、滅ぶのであり、常住不変のものはないという考え)を観察し、突き詰めることで世の真実や人間の苦しみの根本原因を理解し、
とうとう「悟り」を開きました。


ブッタの布教


悟り
を開いたブッタですが、

「この悟りは難しすぎてみんな理解できないのではないか」

と考え、先に涅槃(ねはん)に入ろうとします。

涅槃とは煩悩(人間の欲)から解脱し、この世から離脱すること。

ですがブッタの前にある神が現れます。

ヒンドゥー教ででてきた想像の神ブラフマーです。
(このブラフマー、仏教では梵天(ぼんてん)として存在します。)


「このままでは世界に救いがなくなる!説法して教えを広めてくれ!」

ブラフマーブッタに懇願し、ブッタは説法する決意を固めます。


説法していく中で、数人の弟子ができ
、弟子と共に教えを広めていくにつれ、
先述した「六師外道」まで巻き込み、その後も仏教は瞬く間に広まっていきます。


広まり、規模が大きくなるにつれ、全ての規律を完璧に守ることは厳しくなっていきます。
ブッタは意外にも現実妥協的で、規律に対してもある程度妥協しながら大衆に馴染ませていきます。

そうすることで規律を完璧に守りたい理想主義を、もったダイバダッタという人物像と対立します。

仏教の祖となると、超厳格なのかなと思いきや意外と現実妥協的なのは面白いですね。

こういったところに視点を当てて、考えるのが各宗教を学ぶ中で、非常に面白いところでもあります。


80歳になった時、ブッタは最後の旅の途中、食中毒にあたり涅槃(ねはん)しました。


その後仏教は、インドではバラモン教が取り込み、ヒンドゥー教として成立。

仏教は色々な形に変えつつ、チベットにも広まり、シルクロードを通し中国へ伝わり、
朝鮮、日本へと繋がっていきます




 ブッタの教え


仏教の経典はほんとうにたくさんの経典があります。

これはブッタは、あまりに自身の教えが難解である為にその人その人で理解しやすいような例え話をつくり伝えたから。

という理由や、たくさんの人、国に伝わっていくなかで、解釈の違いや翻訳の違い等様々な理由があります。


仏教の代表的な教えを少し紹介します❗


因果応報(いんがおうほう)


因果応報は、仏教の教えの一部で、行動の結果が将来に影響を及ぼすという考え方です。

この教義によれば、私たちの行為は「因」(原因)と「果」(結果)の関係で結びついており、良い行いは良い結果を、悪い行いは悪い結果をもたらすとされています。

したがって、過去の行動、今の行動が未来の自分の姿に影響を与えるとされています。


諸行無常(しょぎょうむじょう)


仏教の教えのひとつで、すべての現象や事象は永遠に変わり続けるという考え方です。
物事は常に移り変わっており、全てのものは永遠に同じままではありません。

生まれ、成長し、変化し、最終的に消滅するという過程が、すべての存在に当てはまるとされています。
この考え方は、執着や苦しみを軽減し、現実を受け入れることを促す重要な教義とされています。


他にもまだまだあるのですが挙げだすときりがないので、是非気になるかたは知らべてみて下さい😀



まとめ


仏教には「四苦八苦」という言葉があり、
この世に生きるための苦しみを説いてます。

その1つに「死」の苦しみがあります。
人はいつか死ぬ。
それは確実な事なのですが人はあまり死について考えません。

それは、人間の欲や執着、無知の「煩悩」が邪魔しているからだと仏教では考えます。

その煩悩を、断ち切る為に修行し、悟りを開き仏になることを仏教では目指します。


こう聞くと
「この世は辛い」とか「生きてて楽しくない」
とかすごくこの世に対して否定的に感じるかも知れませんが、
死を考えて生きる。
これを「死生観」というみたいなのですが、死生観について考えることは逆に人生を豊かにしてくれるのではないかと考えます。

仕事でも、なんでも何か目標を達成するためには目標から今、何をしなければならないかを逆算します。
それと同じで「死」から逆算して「今」を生きる。
この事は当然といえば当然なのかも知れません。


世の中は目まぐるしいスピードで成長し、便利になっていきます。
それに比例して私達の暮らしのすぐそばは、たくさんの「欲」で溢れかえっています。


「色々便利になっていくのに幸せにならないのは何で?」


その答えは、「煩悩」を断ち、悟りを開くことで見つかるかも知れません。




最後にブッタ言葉で終わります。

当時インドはを支配していた身分制度、カースト制に対する言葉です。

「生まれによって『バラモン』となるのではない。行為によって『バラモン』なのである」



読んでいただきありがとうございます🙇‍♂️🙇‍♂️

このnoteを通して皆さんと一緒に自身の教養も高めていきたいと考えているので、なにか間違った知識等ありましたら遠慮なくコメント欄までお願いします🙇‍♂️

今回は仏教誕生からブッタ入滅までの歴史でしたが、次回からは日本に仏教が伝来してから現在に至るまでを紹介したいと思います❗


このnoteはある目標に向かって日々、勉強したことについて更新しています。こちら↓にまとめてますので良かったらご覧くださいm(__)m


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