対局日記 #001

三間飛車試運転

昨年も仕事が忙しくて将棋を指す余裕がほとんどなく、たまに指すネット将棋も指しっぱなし。ということで、今年はできるだけ振り返り、言語化してみたいと思います。

まずはきょうの対局から。


第1図

見よう見まねでAI流と言われる三間飛車を初めて指してみました。

第1図で私は△8四歩。先手が9九に玉をもぐった瞬間に仕掛けたかったので、価値の高い手で待とうという考えでしたが、ここは△1四歩や△3五歩も有力だったようです。△1四歩に▲1六歩△1三桂▲1七桂と進むのであれば、飛車をスムーズに2一に引けるので得だったかもしれません。


第2図

端攻めが一段落して第2図。ここで本譜は△8五歩▲同歩△7三桂とこじ開けに行きましたが、(1)△2七歩▲同飛△1五角、あるいは(2)△2二香(!)▲5九角△6四角、といった順で振り飛車十分に指せたようです。

この指し方は、飛車側で得た歩を端攻めに生かすのに始まって、左右両翼の波状攻撃をいかに有機的に連関させるかが鍵のようです。盤面を広く見る姿勢がふつうの対抗形以上に求められそうです。


第3図

第3図では△6四馬と引きつける予定だったのですが、考えているうちに有力に思えた△9八銀を採用してしまいました。もちろんそれでも難解だったのですが……。


第4図

第4図。△9八銀のときの読み筋は、ここで△6七銀成と取れるのでよし、というものでしたが、いざこの局面を迎えてみると、▲8三香成~▲5三角の筋がどのくらい危ないのかがわからなくなってしまい、△8七銀成とほとんど読んでいない手を指し、▲8七同金に△5一香か△4二金かというところですが、△6四歩と暴発。▲5三角と打たれて以下負けました。

最後がお粗末すぎましたが、これに懲りず、しばらくこの戦法を楽しんでみたいと思っています。

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