三間飛車試運転続き

昨日に続いて三間飛車試運転。

第１図から、本譜は▲８八飛と向飛車にしてみましたが、（一直線銀冠類似の）５筋不突き型にはいまひとつだったかもしれません。
ここは▲３六歩～▲３七桂の活用を急ぐか、▲５六銀と出て△４四歩を突かせる指し方がスマートだったようです。

５～６筋の折衝が一段落して第２図。ここで△７五歩が嫌でしたが、本譜は△６六銀　▲６八角　△５七銀成　と銀損の攻めだったのでさすがに良くなった、はずでした。

第３図が問題の局面。第一感は▲７八金でしたが、得した銀だしと思い▲５八銀打と鍛えを入れた……つもりが、△６五桂と飛ばれてみると次の５七歩の目標になって藪蛇？　と思い、やや焦り気味に▲４八銀とさらに受けてしまい、形勢を悪化させてしまいました。もっとも、次の△５七歩に▲６九銀と逃げたのがおそらく敗着で、４八銀を打ったのなら▲５七同銀右△同桂成▲同玉と頑張るべきで、それならまだ難しかったようです。

第３図からの３手目、△６五桂には▲８四角がぴったりでした。ちなみに、△６六歩に対しても▲８四角が有力でした。▲５五角は考えたのですが、▲８四角は見えませんでした。ちょっとひねった場所からの角打ちを考える余裕がほしかったところです。