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【展覧会レポ#2】junaida『ともしび』+『ひと粒のチョコレートに』原画展

こんにちは。武知慶です。
【展覧会レポ#2】となる今回は、felissimo chocolate museumで開催されているjunaida『ともしび』+『ひと粒のチョコレートに』原画展です。

開催概要はこちら。


felissimo chocolate museum

felissimo chocolate museumを訪れたのは今回が初めて。
館内にチョコレート(正確にはカカオ?)の香りが漂っていて、その香りを嗅ぐだけで、気分が高揚してきます。
企画展以外にも、収蔵品であるチョコレートパッケージの展示など、ワクワクするものがたくさんありました。
(チョコレートパッケージの展示は、数が多すぎて見落としてしまっているものがたくさんあると思うのですが、CACAOCATとアンジュジュを発見したので個人的には満足!)

企画展『ともしび』と『ひと粒のチョコレートに』の原画展は、それぞれ異なる展示室で開催されています。ちょうど人の少ないタイミングだったので、落ち着いてゆったりと鑑賞することができました。

『ひと粒のチョコレートに』原画展

絵本『ひと粒のチョコレートに』では、おいしいチョコレートができるまでのストーリーが描かれています。
これまで、junaidaさんの作品はファンタジックなものが多いイメージでしたが、科学とも相性が良いのだなぁ、とこの絵本を読んで感じました。
主人公(?)の男の子が全ての絵に登場するところも、遊び心があって好きなポイントです。おいしそうにチョコレートを頬張る表情も良き。
おいしいチョコレートの秘密を描く絵本の原画を見ていると、館内に漂うカカオの香りもあって、チョコレートを食べたくなってきます。

『ともしび』原画展

junaidaさんの新刊『ともしび』は詩画集で、全ての作品が鉛筆のみで描かれています。
鉛筆画なので、もちろんモノクロです。モノクロですが、とても暖かく、優しい世界が広がっています。線の描き方で濃淡のつけ方や印象が変わり、豊かな表現が可能になるのだなぁと感じました。
『ともしび』は詩画集なので、"詩"も添えられています。
27編の詩のうち、私のお気に入りは「あこがれ」と「ふさふさ」。それ以外にも、心にじんわり響く作品がたくさんあります。
……ポストカードがあれば欲しかったなぁ。

まとめ?

チョコレートをじっくり味わいたくなる展覧会でした(そのまとめかたでいいのか私?)。
会期が10月までと長いので、気になった方はぜひ。

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