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還暦徒然日記☘️ネコと沖縄暮らし⑧

「これで良かった」

昔読んだ本で、「楽天思考の法則」というものがあって、どんな場合にも第一声は「これで良かった」とするというもので、あまり良いとは思えない状況が起きたとしても、とにかく「これで良かった」「こうなった方が良かったから、こうなった」と考える。という内容だった。

潜在意識に関する内容だったが、読んで面白いと思ったので、実践することにした。日々の中で起きる瑣末なことではあるが、けっこう役に立った。
例えば、買おうと思っていたものが売切れて買えず残念だと思ってたら、もっと良いものが現れて、結果としてこっちの方が良かった。とか、

物件を探してて、契約申込間近でキャンセルになって落胆してたら、もっと良い物件が出てきた。とか、

あげればキリがないくらい、こういった事は出てくる。初めは落胆するような状況になったとき、「これで良かった」と楽天思考になると、「こうなったのはきっと意味があるのだ。こうなった方が良かったから、こうなったはず」となる。
そうすると、ストレスから解放されて、結果として、より良い結果が用意されるというわけだ。

という感じで暮らしているので、あまりストレスを抱えないようになった。
という長い前置きになったが─
最近つくづくこの「これで良かった」という大きな出来事があった。

先月、ガムを噛んでいたら、ブリッジの歯が取れてしまった。実は、何年も前から歯が傷んできて、歯医者に行かないととは思いながら、怖くて行けずにいた。
歯医者に行くのが、ホントに恐怖で。
ずっと先延ばしにしていたのだが、さすがにこの状況になって行く事に。

ネットで検索すると、ものすごく口コミ評価が高い歯医者があってなんと徒歩8分くらいの近所なのだ。
(2年くらい前に越してきたので、知らなかったのだ)
早速予約して行く日が決まったが、気が重く食欲もなくなって、当日はもう死んだ気になって向かった。

問診票に「特に伝えたい事」みたいな欄があったので、歯医者が苦手で怖くて行けずにいて悪化したというような、正直な気持ちを書いた。名前を呼ばれ、歯科衛生士の方に問診を受けながら、過去に受けた治療がトラウマになって、こんな状況になってしまった、口の中を見られるのが恥ずかしいと話すと、ほんとに優しく励まされ安心して、治療に臨むことが出来た。

院長先生もとても優しく、院内の全員の対応がほんとに素晴らしくて、口コミの良さが実感できた。歯周病の治療から始める事になり、今日で3回目の通院となったが、毎回、心の中で手を合わせる思いだ。
ガムを噛んで歯のブリッジが外れた時、正直ショックだった。落ち込んだ。
でもそのおかげで、歯医者に行く決心がついて、治療を続けていけば、良くなって行くという希望が出来た。

ブリッジが外れる事が起きなければ、おそらくそのまま歯医者に行かずにいて、歯の状態は悪くなる一方だった。
歯が悪くなっている事は、家族にも誰にも話せないとても大きな悩みだった。
でも今は、解決に向かっているので、その悩みから解放され、次の予約をして、通院が楽しくなっていることに感謝の思いでいっぱいだ。

ブリッジが外れてくれて良かったと、
帰る道すがらつくづく思った。
まさに「そうなった方が良かったから、そうなった」。
今日、あらためて、この楽天思考のことを実感した。

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